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不登校だったけど今は幸せに暮らしてる35歳の話②

そんなこんなで始まった中学生活。
担任の先生は関西人だった。
北海道の田舎で暮らしてるとほぼ北海道というかその地域出身の人にしか出会わないから、関西人はとても珍しかった。
熱血というわけではないけど、気持ちが熱く、言葉が丁寧だった記憶がある。
真面目な先生だったんだろう。
思春期真っ只中の中学1年生にとっては、その真面目さ、熱さが、ちょっと鬱陶しくもあり、でも私は割と慕っていた。

クラスメイトは、人数が増えたとはいえそんなに多くはなく、隣の小学校出身の女子とは私の母校出身の男女ともに割とすぐに仲良くなったが、隣の小学校出身の男子と私の母校出身の女子は仲良くなる気配がなかった。
隣の小学校出身の男子はなんというか、まっすぐ目を見て話せないのかな?という印象の人が多く、陰気な感じがしていた。
とはいえ仲良くならなくても特段困ることはないし、授業などで何人かのチームに分かれて活動するときはボソボソとは話すから一応活動はできていたので、まぁ、時間が経てば自然に仲良くなるかなーなんて思っていた。
でも私が中学に通っている間にその瞬間が訪れることはなかった。

なんとなく不穏な空気を感じつつも、最初の頃はそれなりに中学生活を楽しんでいた。
部活は全員必須だったから、1番楽そうな卓球部に入部。
みんなゆるい感じで練習もやったりやらなかったり。
体育館は他の部活の人達と交代で使っていて、練習のない日もあった。
たまにバスケ部と一緒になることがあって、そこで知り合った3年生の先輩と付き合うことになった。初めての彼氏。
田舎だから特に遊びに行く場所もなくて、学校帰りに送ってもらったりお祭り行ったり公園で話したり、そんな程度だったけど、楽しかった。
勉強の方も割と順調で、数学で100点取ったりもしていた。
その一方で、学級崩壊が徐々に進行していた。

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