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【資産形成】投資の始め方

いーさんです。

今回は【資産形成】シリーズ第一弾として投資の始め方について書いていこうと思います。
この内容は証券会社に口座を保有していない、所謂投資未経験の方に向けた基礎的な内容になりますので、経験がある方は【資産形成】シリーズ第二弾の「大学生から始める億り人への道」を近日公開しますのでお待ちください。

それでは以下の目次に沿って書いていきます。

1. 銀行預金とインフレについて

資産運用というと株式や投資信託、最近では仮想通貨など所謂リスクが伴って危険だというイメージをお持ちの方の多いと思います。
しかし、皆様が普段使っている銀行口座の普通預金や定期預金も実は立派な資産運用です。

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こちらは大手銀行の普通預金金利です。
皆さんは銀行にお金を預けて、入出金を月に数回行っているかと思いますが、銀行はお金を預けているだけで皆さんに金利(0.001%)をプレゼントしてくれます。
これはお金がお金を増やす、立派な資産運用なのです。

しかし、0.001%という数字を見て、皆さんはどのような印象を持つでしょうか。(100万円を1年間普通預金に預金すると10円の利息収入)
「めっちゃ金利高いね!!」
という方はいらっしゃらないと思います。ジュースの1本も買えません。
このように銀行にお金を預けても、減ることは無いですが、ほとんど増えないのが現在の日本になります。

ここでお金で購入するモノの値段を考えてみましょう。

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これは1998年と2019年の物価上昇の比較になります。
海外を含めて、様々な身近なモノの値段が高くなっていることがお分かりいただけるかと思います。

モノの値段が上がっていくと同じ1万円でも昔は買えたけど今は買えないという現象が起こります。
このようにお金の価値が下がり、モノの値段が上がることをインフレーションといいます。

要するに銀行預金に預けていても、現在の世の中ではお金の価値が必然的に目減りしてしまうということです。

ここに投資をする意義が存在し、価値があります。
少しずつ資産運用を始めましょう!!

2. 証券会社に口座を開こう

実際に資産運用を始めてみようと思ってもすぐには始められません。
株式や債券、投資信託という運用資産を購入するためには証券会社に口座を作る必要があります。
ここでは証券会社の特徴やお薦めを書いていこうと思います。

対面証券とネット証券

証券会社は大きく分けて対面で営業を受け、取引をする対面証券(店頭証券)とオンラインで取引を完結させる(ネット証券)に分けられます。

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メリットとデメリット

対面証券
メリット
・担当者がつき、資産運用以外にも税金対策など様々なお金にまつわる問題を相談できる
・必要情報を的確なタイミングで提供してくれる
・新規上場株を買える可能性が上がる

デメリット
・取引手数料が高い
・提案が必要以上に多く、電話がかかってくることもある
・担当者次第で運用成果が異なる
ネット証券
メリット
・取引手数料が安い
・全て自分の判断で取引できる

デメリット
・情報を自分で取る必要がある
・新規上場株は抽選となり買えないことが多い
・分からないことを誰にも相談できない

上記の通り、メリット・デメリット様々ですが、対面証券は資産運用以外の相談もできるため富裕層向けであり、ネット証券は少額でも手数料安く取引できるため、一般層向けであると言えます。
したがって、大学生から投資を始める場合はまず、ネット証券で口座解説することをお薦めします。

じゃあネット証券はどこの証券会社が良いのかという話ですが、こちらに比較表があります。
このサイトの通り、SBI証券と楽天証券については投資信託や米国株の取り扱い種類が多いため、お薦めです。

ちなみに私はSBI証券を使っています。

口座開設については犯罪収益移転防止法に則り、本人確認の義務などはありますが1週間程度で完了しますので手順の通り行ってみてください。

3. 特定口座と一般口座

株式投資によって生じる譲渡益(売却益)や配当金には税金が課されます。その為、証券会社の口座開設を進めると銀行預金とは異なり、特定口座と一般口座を選択する必要があります。

特定口座は、証券会社が1年間の損益を計算して年間取引報告書を作成します。
一般口座は、特定口座やNISA口座で管理していない上場株式等を管理する口座です。一般口座で管理している株式等は、投資家が1年間の売買損益を計算して確定申告をしなければなりません(一定の場合は確定申告不要)。

特定口座では、「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」を選択します。
「源泉徴収あり」を選択すると、譲渡益に課される税金(20.315%)が源泉徴収されます。源泉徴収によって納税が完結するので、確定申告が不要になります。また、配当等と譲渡損(売却損)が自動的に損益通算され、証券会社が税金を納付または還付します。

「源泉徴収なし」を選択すると、証券会社が1年間の売買損益を計算した「特定口座年間取引報告書」を作成し、投資家へ交付します。投資家は特定口座年間取引報告書を使用して確定申告と税金の納付をします。なお、「源泉徴収あり」であっても確定申告をすることもできます。

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特定口座と一般口座で迷われている方がいるかもしれませんが、基本的には、ほとんどの方に特定口座(源泉徴収あり)が適しています。
証券会社が投資家に代わって税金計算を行って納税をするので確定申告が不要だからです。「源泉徴収あり」を選択していても確定申告をすることができるので、迷っている方は特定口座の「源泉徴収あり」を選択した方が良いでしょう。

4. NISA口座とつみたてNISA

特定口座と一般口座の理解をいただいたところで、次はよく耳にするNISA口座についてです。
口座の種類が多くて大変という方もNISA口座は開いて損は無いのでもう一踏ん張り理解しましょう。
そもそも特定・一般口座とNISA口座の違いは投資によって生じる売却益に対しての税金がかかる(特定・一般口座)か、税金がかからない(NISA・つみたてNISA口座)かです。
売却益に対しての税金は20.315%かかりますので、これがかからないのは非常に大きなメリットと言えます。
要は利益が丸々自分の懐を温めます。

では、NISA口座とつみたてNISA口座の違いについて確認しましょう。

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重要な項目は赤くしておりますが、そもそもの最大投資期間や投資方法などが異なります。

「つみたてNISA」の場合は、非課税投資枠は年間40万円で非課税期間は最大20年。制度のイメージを一言で説明するなら「少額で長期」です。非課税投資枠の総額は、年間40万円×20年で800万円になります。

 一方、従来の「NISA」の非課税投資枠は年間120万円、非課税期間は最大5年なので、「高額で短期」と言えます。ただし、非課税投資枠の合計は120万円×5年間=600万円で、「つみたてNISA」よりも少なくなっています。

また、「つみたてNISA」と従来の「NISA」では、利用できる投資方法が異なります。「つみたてNISA」では、「毎月1回」など定期的に買い付ける積立投資しか選べません。従来の「NISA」の場合は、一括で購入してもいいし、積立で投資することも可能で、「つみたてNISA」に比べて自由度が高くなっています。

では、どうやってNISAとつみたてNISAを選べばいいかをお伝えします。
結論からお伝えすると

・NISA口座はある程度まとまった金額(100万円程度)を運用したい人
・つみたてNISA口座は少額から長期で資産形成したい人

このようになります。
100万円程度の運用原資と知識があり、短期的に利益をあげたい方はNISA口座。
学生のうちから長期で資産形成を目指し、一喜一憂せずに運用していく方はつみたてNISA口座です。

したがって、このnoteを読んでいただいている方々はつみたてNISA口座を開設すると良いと思います。
ちなみにNISA口座は全金融機関に1つしか持てないので、違う証券会社に口座開設して2つ目を作るということは出来ませんのでご注意ください。

5. 最後に

いかがでしょうか。

今回は「投資の始め方」について書いてみました。
簡単にまとめると

① ネット証券を選んで口座開設
② 特定口座(源泉徴収あり)を選択
③ 同時につみたてNISA口座を開設

ここまでは誰でも1週間あれば準備できると思います。

次回は「大学生から始める億り人への道」と題し、具体的に株式・債券・投資信託のどれを買うのかや、どの銘柄が有望なのかなどを考察含めて詳しく書いていこうと思います。

投資の正しい知識を習得し、運用すれば、誰でもお金持ちになれる可能性を秘めています。
こればっかりは知らなければ機会損失を生みますし、長期的な資産形成についてはスタートが若ければ若いほど良いので、しっかり知識を蓄えていきましょう!

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