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第3回:商品案内(商品名:貴族の遊び)

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かつて『宮廷芸術家』と呼ばれる創作家が存在しました。
王侯貴族からの依頼で作品を制作するお抱えの芸術家のことです。雇い主たる王侯貴族から支援と依頼を受けて、芸術作品を作る創作家であり、画家や音楽家など、時代や雇い主の趣向によって様々なジャンルの宮廷芸術家が存在しました。

現代日本には爵位も領地もないので、貴族は存在しませんが、貴族様という形容が相応しい高所得者は存在します。
ならば、貴族の嗜みとして、宮廷芸術家の存在も許されると思います。
では現代の宮廷芸術家には、どのようなジャンルがあり得るでしょうか?

趣味の多様化した現代社会において、それこそ様々な宮廷芸術家が存在し得ると思われます。
所謂芸術分野に限定されることもないでしょう。ゲームのような娯楽にまつわる宮廷芸術家も存在しても良いと思いますし、需要はあるでしょう。
Eゲームの界隈では、アラブの石油王がスーパー・ゲームプレイヤーを囲ってるのは周知の事実であり、そのようなゲームプレイヤーたちは、現代の宮廷芸術家の一形態とも言えます。
ゲームをプレイする人が宮廷芸術家として成立するのなら、ゲームをクリエイトする人も宮廷芸術家として成立しても、何もおかしいことではありませんし、ゲームをデジタルに限る必要もありません。つまり、テーブルゲームを作る宮廷芸術家という概念も存在が許されるべきでしょう。

さて、テーブルゲームを作る宮廷芸術家が存在することが許されましたが、ここで1つ問題がございます。
それはテーブルゲームデザイナーサイドのプライドの問題です。自分の我が強いからこそ、既存のゲームに満足せずに、生活に負担を強いてまで自作に手を出した、こだわりの強い業の者たちです。果たして、金で彼らを自由にできるのでしょうか?

……出来る!
出来るのですッ!!

貴族の皆様!ご安心ください!!
我こそが、唯1人のフリーの宮廷テーブルゲームデザイナーとして貴族の皆様のわがままに誠心誠意対応できる創作家です! お金で! 私のこだわりをお譲り致しましょう!
私が何百時間、何千時間と掛けて作った創作物に、スナック感覚な戯れで口を挟んでみませんか?
そう、私は岸辺露伴ではございません。
『買える創作家』です!(会えるアイドル風に)

戯れに私の創作物に口を挟んでみませんか?
自分がゲーム制作に携わったような、擬似的な『創作気分』を気軽に味わう最高の贅沢をお約束致しましょう。
これこそ、正に『貴族の遊び』です!
お抱えの芸術家に、高い位置から口を挟む、古えの貴族たちの姿を体験しませんか?

私、九城ツカサは、現代の貴族様(特別な富裕層のお客様)に向けて、擬似的な『創作気分』を提供しております。
また、特別な富裕層ではないお客様にも、現実的に支払うことが可能な金額として100万円から、九城ツカサの創作物に口を挟む権利を販売しています。
お金に余裕がある貴族様向けには、500万円でより多くの口を挟む権利も用意させて頂きました。

他人に生活を犠牲にする様な努力をさせて、最後の仕上げの美味しいところをかすめ取る権利です。
最高の気分と、ゲーム製作に関わったという誇りを差し上げましょう。貴族様らしく!気風良く!お買い求めください!
たくさん口を挟んで構いませんので、500万円ご支援ください!
貴族様の遊びに、誠心誠意お付き合いさせて頂きます!!

私と特別な義理もなければ、お金も出せない方は、人の創作物に口を挟む権利も資格もありません。黙らっしゃい。(大恩のある方には、金銭ではなく仁義と気持ちで動きます)
大して収入もないくせに貴族の真似事をしたい方の為に、たった2万5千円の商品も用意してあげました。作品中の固有名詞(駄アイテムやモブキャラ)の命名権(ネーミングライツ)を販売してあげましょう。制作費の足しにします。
金額が高くなれば、金額に応じて作品中でもより重要な固有名詞の命名権や、作品の方向性に介入する権利や、商品化の権利を販売させて頂きます!


■ 商品(創作物の権利の部分譲渡)価格表

◆『特別な協力者の権利』
特別な協力者の方の意見は、商品としてではなく、仁義として謙虚に優先的に検討させて頂きます。
当然、無償でお話は伺います。場合によっては、寧ろこちらからお礼を致します。

価格0円
・特別な協力者とは…
「九城と同じ程度の労力とリスクを支払った盟友であり共同製作者」
「その道で大きな成功を納めている先駆者や大先輩」
「活動費とは別に創作家の心を麗してくれるパトロン」のお三方を指します。
あと限定的ではありますが、「こちらから案や感想を求めた方」「アイディア募集キャンペーンへの応募者」を指すこともあります。
・特別な協力者の皆様には、九城の創作活動に介入することを歓迎いたします。

◆『命名権』
命名権とは、所謂ネーミングライツです。作品のタイトルや、作中の固有名詞に自由に名前をつける権利です。
ただし、その作品の世界観を損なうような名前は受け付けられません。

名前を指定されるだけなので考える手間も手軽で、料金もお安くなっております。貴族の方でしたら気軽にお買い求め頂けるでしょうし、一般の方でも手が届く商品かと存じます。
例えば、プリンセスの誕生日プレゼントに如何でしょうか? ヒロインに貴方の彼女と同じ名前をつけてあげれば、喜ばれること請け合いです。また、作品タイトルの一部に貴方が起業された会社名やブランド名を付与するも、起業記念やパブリック広告としての効果も期待できます。

命名権D:価格25,000円
・命名権Dの商品対象は、作品中の駄アイテムやモブキャラの固有名詞です。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『スペシャルサンクス』としてお名前を記入させて頂きます。

命名権C:価格100,000円
・命名権Cの商品対象は、作品中でもそこそこ扱いの良いアイテムや、目立つサブキャラクターの固有名詞です。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『スペシャルサンクス』としてお名前を記入させて頂きます。

命名権B:500,000円
・命名権Bの商品対象は、作品中でも重要なアイテムや、メインに近いサブキャラクターの固有名詞です。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『スペシャルサンクス』としてお名前を記入させて頂きます。

命名権A:2,000,000円
・命名権Aの商品対象は、作品タイトルや、作品中でもメインのキャラクターの固有名詞です。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『インベスター』と『スペシャルサンクス』としてお名前を記入させて頂きます。

『介入権』
まず、前置きとして商品説明の前に、創作家の本音を書かせてさせてください。
作品のコンセプトも理解しないまま、大して作品制作の苦労に関わっていない人間が、脊髄反射や「マウントを取ろうという愉悦感」に駆られて、他人が作っている制作物のルールやデータに口を出すことは、非常に失礼な行為です。その発言内容が正しいとか間違っているとかは問題ではないのです。ただただ失礼なのです。人としての礼儀の問題です。
どうしても口を出したいのならば、せめて「企画書に目を通し、作品のテーマとコンセプトを完全に理解して、テストプレイに100時間以上参加する」ぐらいの手間を背負ってから発言をするのが最低限の礼儀です。もしくは、そんな手間は掛けたくないけど、スナック感覚で口だけは出したいと言うのなら「口を出すなら金も出す」べきと心得てください。他人が人生を賭けて取り組んでいるライフワークに口を出すということは、けしてスナック感覚では済まされないのです。斬り殺されるぐらいの覚悟を持って挑むべき蛮行であり、そこに得などありません。そもそもご自身に口を出す権利がお有りか、まずは自問自答をしてください。

さて、前置きが長くなってしまい、失礼致しました。
「口を出すなら金も出す」と申し上げましたが、手間は惜しむが金は惜しまないという、粋な貴族様の仰られることでしたら、こちらも身命を賭して拝聴させて頂きます。札束で創作家の頬を殴りながら、自分の意思(理想、好み、思想 など)を、他人が作っている制作物に込める。これこそまさに『宮廷芸術家を飼う貴族の戯れ』なのです。
とは言え、作品のテーマとコンセプトを完全に理解されるまでは、如何に貴族様の申し付けでも受け入れられませんし、それらを無視した指示には従えません。創作家は、金よりも作品のクオリティを最優先に考えているからです。その点だけはご理解ください。

こちらの商品は大変高額となっております。貴族様ではない一般の方のお買い求めは、お勧めも押し売りも致しません。ですが、商品のネコババには厳しく請求をさせて頂きます。どうか身の丈に合った商品をお求めください。

『介入権B』
価格:1,000,000円

・思いつきのアイディアで口を出し、作品のテーマとコンセプトを完全に理解した上で方向変換をする権利。範囲は小さい枝葉のルールやデータ1箇所のみ。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『インベスター』としてお名前を記入させて頂きます。

『介入権A』
価格:5,000,000円
・思いつきのアイディアで口を出し、作品のテーマとコンセプトを完全に理解した上で方向変換をする権利。範囲は小さい枝葉のルールやデータなら10箇所。
(5百万円分お得! もしくは、ゲームの根幹に関わる大きなルールなら1〜2箇所。)
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『インベスター』と『アシスタントプロデューサー』としてお名前を記入させて頂きます。

『商用権』
価格:10,000,000円
・作品を商品化する権利です。著作権は放棄いたしませんが、作品の修正や商品化など、自由にして頂けます。
・商用権の期限は、契約締結から5年間です。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『筆頭インベスター』としてお名前を記入させて頂きます。

『オーダーメイド権』

価格:12,000,000円
・こちらの商品には、ご購入条件がございます。九城の作風をご理解されている、ファンの方のご依頼しか御請け出来ません。イメージと違うといったトラブルを避ける為ですので、ご理解ください。
・著作権は放棄しませんが、商品には契約締結から5年間を期限とした商用権が含くまれます。
・制作期間1年以内の作品を想定しており、それを超過する大作の場合は、予め、追加料金を提示させて頂きます。
・ご希望ならば、スタッフクレジットに『エグゼクティプロデューサー』としてお名前を記入させて頂きます。

作業代行オプション』
追加料金:2,000,000円
・追加料金2,000,000円につき3ヶ月の間、介入権や商用権に伴う修正作業を、こちらで代行致します。
・該当作業の必要作業期間につきましては、こちらから提案させて頂きます。

打ち合わせオプション』
追加料金:20,000円+実費
・打ち合わせ会議への参加は1回につき、追加料金20,000円と諸経費(交通費と遠方なら宿泊費 など実費)を頂戴致します。時間は3時間までです。時間を超過すると延長料金が発生します。延長料金は1時間毎+10,000円(最大7時間)です。
・また打ち合わせは1日分の仕事と看做します。打ち合わせを行なった(または長距離移動に費やした)日は、その分を日数単位として納期を延長させて頂きます。
・オンライン打ち合わせなら、2時間10,000円です。時間を超過すると延長料金が発生します。延長料金は1時間毎+7,000円(最大5時間)です。


■ 商品申し込み

①まず希望のコースの金額をご確認ください。ほとんどの商品は高額で、貴族向けとして案内させて頂いております。ご自身の支払い能力が足らないようでしたら、恐縮ですが申し込みをご遠慮くださいませ。
支払い能力を満たしているようでしたら、手付金として、まず10,000円をお支払いください。

②後述のメールアドレスへご連絡ください。
件名:『貴族の遊び申し込み』
本文:1、コース名
   2、お客様のお名前(noteアカウント名と本名)とご年齢と性別。
   3、お客様のご連絡先(電話番号とメールアドレスと住所)。
   4、差し支えなければ、職業と年収。(支払い能力と貴族様かを判断します)
   5、質問や備考(無記入でも構いません)。

③こちらからメールを返信し、振込先をお知らせします。
また、住所へ契約書を送付致します。

④残りの金額をお振込み頂きます。(コースの金額から手付金の10,000円を差し引いた額です。)
契約書をご確認の上、署名と捺印をして、送り返してください。(収入印紙は折半します。)

⑤全額をお振込後、振り込まれた旨をご連絡をください。契約書の締結と送金が確認でき次第、商品の対応に取り掛からせて頂きます。当方は金融機関ではありませんので、分割払いには対応できません。全額先払いとさせて頂きます。


▼手付金(10,000円)のお支払い
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