コンプレックスは隠そうとせずにアピールすれば個性になる

アーティストの中には、自分の声が好きになれないとか、なかなか自分に自信が持てないという人は意外と多いものです。
数多くのアーティストに関わってきて、「え!?」というようなコンプレックスを持っている人もいて、面白いもので、背が低い人は背が低いことがコンプレックスになったり、逆に背が高いことがコンプレックスだという人もいて、結局は無い物ねだり的なことも多いような気がします。

ある美人の女性に、「何かコンプレックスはありますか?」と聞いたら、「手のひらが大きいことです」と言われて驚いたことがあります。
彼女とは付き合いも長かったのですが、そんなこと一度も思ったことないし、人と接してて手のひらの大きさって見ることありますか?
自分が気にしているだけで、他の人は気がつかないということが多いような気がするんですけどどうでしょう?

例えば声でいうと、自分の声がハスキーなのが嫌だという人もいるし、透き通った美しい声なのに「個性がないから」という人もいます。
こちらからしたら、「え!?それがあなたらしさじゃないんですか?」ってことなんですけどね。
もともと持っているものがいいんですって。
それがあなたの個性なんですから。
渡辺直美さんはあの体型が彼女の魅力だし、とても愛らしいじゃないですか。もし痩せてしまったら、イメージダウンかもしれない(笑)

例えば背が低い人に向いている職業ってありますよね。
騎手とか着ぐるみやキャラクターの中に入る人とかもそうですし、一般的に女性アイドルには背が高い人はほとんどいません。
何センチ以下とか基準はないですが、オーディションなどの審査では背が高いことが不利になるんです。
それは小さい方が可愛く見えるからです。
逆にモデルは背が高い人が多いんですけどね。

これからは自分をアピールし、発信していくことが仕事に繋がるというケースが増えていきますので、もし何かのコンプレックスがあるとしたら、もしかしたらそれこそがアピールポイントになるのかも?という発想をしてみてください。
他人と比べてヘコんでる場合じゃないってことです。

あれができないとか、これが足りないとか、こういうとこがダメなんだと勝手に決めつけないでください。
誰が何と言おうと、あなたは現段階で完璧です。
もし未熟だとか発展途上だと思えても、完成品であるという認識で自分を捉えてください。
完成品である今のあなたが、これからさらに発展し成長していくということなんです。
わかりますか?今現在マイナスにいて、そこからのスタートじゃなくて、もともと完成されてるあなたが、さらにバージョンアップするということ。

コンプレックスを隠そうとしてビクビクしているとしたら、それは相手に伝わるし、あなたの魅力が半減します。
逆にそれをアピールすることができたら、印象に残るかもしれません。
欠けてるとか足りないとかダメだという発想はもう手放しましょう。
自分の思い込みであることがほとんどなんですから。


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