神州無頼街　観劇メモ

劇団☆新感線「神州無頼街」を客席で観てきた、ただの自分用メモ。

＊大千秋楽が無事に終演したのでネタバレを含みます（以下、敬称略多々）

　宮野ソウガさんは、滑舌がすごいですね、やっぱり。

聞き取りやすい・よく通るのはライビュでもわかってはいたのですが

生で聴くと、声を張らないセリフや歌詞も完全に聞き取れる。

なによりも感動したのが、いわゆる「（重要な）セリフの立たせ方」がうまい。心に響く・伝わる。

これはもう私では、筆舌に尽くしがたい技術だと思います。

　福士ナガル先生の殺陣は、線のような水のような風のような…流れる動きで美しかった。今後も拝見したいので、ぜひ狼蘭ポジションでまた⭐新感線に出て欲しいなぁ（みんな大好き狼蘭族）。

そして、お席が前方だったのもあり、お顔がよく見えました。

映像作品に出慣れている方は、細かな表情のお芝居がお得意ですね。

対して、宮野さんは遠くからでもわかるくらいによく表情が動いてらっしゃった。

滑舌といい、表情といい、２人のコントラストがハッキリして良かったです。

　そしてライビュよりも現場の方が、たかしまだかつの迫力を感じられました。やっぱ迫力とか存在感あったわ！あの方。

どうしても段々と嫁さん大好きのかわいいおじさんにしか見えなくなるんだよねぇ。そこがまたいい

　で、初見（ライビュ）の時から、話し方や歩き方が気になっていた松雪麗波様

一度ストーリーを理解してから考えると、元男性だから、いつものやっちゃんさんよりも低い声で、男女の骨格の違いを表現するために、わざと（和服風のお衣装なのに）ガニ股で動いてらっしゃったのよね。過度にくねくねしてたり。要するに男性が女っぽくみせようとしているってお芝居なんだよね？なるほど。

最期さぁ、だかつが麗波様の美貌をたたえるじゃないですか？あの時さ、まっっすぐ「目」を「目だけ」を見てるんですよね。

自分が触ってない唯一のオリジナルパーツ。ほんま泣ける。愛が深い。

ライビュでは、役者さんのアップを見られるのは利点だけど、

客席からは、広い舞台の自分が「好きな箇所」を観られるのはやっぱりとても良い。

団員さん達のバイトも探せるしね😁

あきつ来野良さんを探すのも楽しみのひとつです。

あ！目星をつけていた本命さんのバイトは、やっぱり本命さんでした！！

手と所作だけでも、そうだろうなって思ってたけど、お席から顎と鼻も見られたので、確信しました（さすがに目までは見えなかった）。

川原さんもバイトに駆り出されてたのはライビュでは気づいてなかったし（今回は本役がボリューム＝インパクトあったからさ）

そして、若かりしナガル父の殺陣を担当されていた中の方は、どなた様なのだろうか。とってもかっこよかったです。

あそこのシーンはすごいですよね。

現実離れしていて、創作物（演劇）を観てるって気分になった（生々しすぎないところも良かった）。

凶介了くんは、それはもう、楽しみにしていましたよっ！！

👍　泣かされました案の定。

俺は凶介だ（色々あって最終的に自分で選んだ道でいく）って覚悟がさ、命かかっててさ（泣）。　また、ええ位置から観られたんですよ～

箒衆たちもかわいかったし面白かったなぁ。

川原親分は、めっちゃかっこよかったですね

あの役はずるい。ずるいよ。最後まで無事だしさ。

元も男前さんなのに、とんでもない男前（役）でしたよ。

ソウガとのさそりころりソングも最高でした。

からの本命さんがね、やっぱり大好きなんです。かっこいいんですよ。

あのお方が舞台上にいらっしゃると、どうしても観てしまう。

揚羽ちゃんとお付きの２人には、幸せな人生を歩んで欲しいよね。３人とも可愛い。うぅ。

前回（ライビュの感想記事）でも触れましたが

本当に今作は

「この新感線が観たかったんですよ！ありがとうございますっ！！」

って作品なんです（個人の意見です）（ま、看板さん達が不在だったので、不満が残るファンも多いだろうなとは察します）

よし子姉やんとカナコさんのツインボーカル（感泣）

よし子姉やんとうこんさんのツインボーカルに、うこんさんのシャウト（嬉し泣）

最近はメインの客演の方々の比重が高すぎたり（なので好きな団員さん達の活躍をあまり見られなくて）、最新のすごい技術とかそういうのも、すごいし、いいし、好きな人は好きだろうとは思うのですが、

個人的には「なんかさみしい」って思ってましたの。

テンコ盛りの歌！爆音のロック！派手なお衣装にセット！しょうもない（失礼）小ネタ時事ネタ！お決まりのパターン！！　などなど、

主演と周りにはちゃんと若くて素敵な客演の方々がいて、団員さんもちゃんと見せ場があって活躍されてて、アクションやアンサンブルの方もいっぱいいて賑やかで。手の込んだ小道具・音楽や効果音・照明、なんかわかんないけど支えてるタイミングが優秀すぎるスタッフさん達。

諦めずに長丁場を走り抜けてくださってありがとうございます。

以下は戯言（蛇足）

ソウガさんと麗波様とは何度かずつ目があいました（勘違い上等！）

ソウガさんと目が合う度に「あ、なんかごめんなさい；ファンの方を見てあげてください～」と心の中で謎の謝罪をし、

麗波様はもう、美しすぎて素敵すぎて、時間が止まりました（うっとり）。

あ、親分も１回だけ、ちらっと目があった気がするんだよな。さそりころりダンスの時。

一部事前にTLとかで目にしていたので、覚悟していたワケですが

私はこう見えて（？）腐女子ではないため、かな？

ナガルとソウガではボーイズラブに感じませんでした。

ただの友情にしか見えてませんでした。

が！さすがにだかつと麗波様は男同士の愛（殺し合い）でした。