井上 祐巳梨
全ての子どもたちに“ワクワク”した未来を! いまだから知ってほしいSTEAM教育の可能性。
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全ての子どもたちに“ワクワク”した未来を! いまだから知ってほしいSTEAM教育の可能性。

井上 祐巳梨

はじめまして。
株式会社Barbara Pool代表/STEAM JAPAN編集長の井上祐⺒梨です。

「STEAMって何?」やら「STEAMについて教えてほしい」や「なぜBarbara Pool(STEAM JAPANの運営会社)がSTEAM事業をやるの?」など色々とご質問いただく機会が増えてきました。

改めて、noteで「教育」「子育て」「海外でのSTEAM教育の事例」に関する事や、わたしたちが考えている「教育の未来」「実際にしている活動」に関してまとめていきたいと思っています。



◆Barbara Pool

◆STEAM JAPAN


それでは、最初のお話は、こちらです。


STEAM教育とは?浸透している?STEAM教育
変わりつつある日本 ワクワクの先に待つ“未来


“STEAM教育”という言葉を、ご存知でしょうか。「スチーム?蒸気?」「STEM教育なら聞いたことがあるけど、STEAM教育は知らない」など、まだまだ知らない方も多いと思います。

いま、世界は“知識を蓄えるだけ”の教育から、子どもたち自身が“ワクワクを創造する“新たな教育へとシフトチェンジしようとしています。

そして、私たちの生きる日本もまた、その変革期に立たされています。

『STEAM教育とは?』

STEAMとは、・Science(科学)・Technology(技術)・
Engineering(工学・ものづくり)・Art(芸術・リベラルアーツ)・Mathematics(数学)

この5つの単語の頭文字を組み合わせた造語です。

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2000年代に米国で始まった「STEM」という理数教育モデルに、「A(芸術・リベラルアーツ)」の創造性教育を加えた教育概念です。


簡単にいうと、子どもたちの「知りたい!」という“ワクワク”する気持ちを軸に、「知る(探究)」と「つくる(創造)」のサイクルを回していく分野横断型の学びです。

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今の子どもたちは、AI・ロボティクスが当たり前の時代。私たち大人が受けてきた知識伝達型の教育ではなく、知識の“創造”が重要になってくる時代に突入しています。


『STEAM教育は、既存の“枠”を外すことです。』

従来の教育は「数学は数学、アートはアート」とそれぞれの枠の中で行われてきましたが、STEAM教育は1つの枠にとらわれず、分野を横断します。

例えば、アメリカのプリスクールには、シャーベットをテーマにした4歳児向けのブログラムがあるそうです。

ジュースを凍らせてシャーベットを作る(科学)だけではなく、自分たちでデザインしたお店を作り(アート)、オリジナルの貨幣を作ってお客さんにシャーベットを売ります(算数)
シャーベットという一つテーマに科学、アート、そして算数の知識をフル活用するのです。そして、この一連の流れの中で、子どもたちは多くの課題と向き合うことでしょう。

このように、STEAM教育は物事をさまざまな面から捉えることで課題を見つけ、自らの力で解決し、新しい価値を創造する力を養うことができるのです。


『日本で浸透している?STEAM教育』

STEAM教育という言葉は、まだまだ日本では浸透していないのが実情です。

2018年に行われた学研教育総合研究所の意識調査では、STEAM教育の認知度はたったの20%。8割の親御さんがそもそもSTEAM教育という言葉を聞いたことがないと回答しました。

その翌年、子どもがいる20代~50代の親を対象に行った意識調査アンケートでは、約半数がSTEAM教育を知っていると答え、一定の認知度向上はうかがえます。ですが、全国の自治体に対するアンケートなどは行われておらず、STEAM教育が実際にどの程度、浸透しているのかを把握することは難しいのが現状です。

まずは、STEAM教育の認知度をさらに高め、興味を持ってもらうこと。

それが喫緊の課題かもしれません。

実は、わたしたちも先月の9月に「日本の教育に関する調査」を実施しました。そちらの詳細結果は、近日中に皆様に共有をします。

今の日本の教育・子育てで悩んでいることや求めている情報等をまとめた内容になる予定です。

◆参考記事:STE(A)M教育に対する保護者の意識と家庭における学習環境について


『変わりつつある日本』

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、文科省は本年度中に義務教育課程の子どもたちへのPC一人一台配備を目指すと宣言しました。

世界を変えたコロナの影響は、日本の教育現場においても劇薬となりました。数年かかってやろうとしていたことを、本年度中に実施するというのは、稀に見ない大きな変化の一つと確信しています。

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2018年、経済産業省で教育改革に関する有識者会議「『未来の教室』とEdTech研究会」(以下、「未来の教室」)が設置され、2019年に「学びのSTEAM化」「学びの自立化・個別最適化」「新しい学習基盤の整備」という3つの柱を打ち立てました。

子どもたち一人ひとりの“ワクワク”を高める「学びのSTEAM化」を中心にEdTechなどを活用した「学びの自立化と個別最適化」を行い、誰も取り残さない学びの提供を実現する。さらに、ICT環境や制度環境等といった「新しい学習基盤づくり」を進めるビジョンです。

日本は、コロナの影響によって、ようやくスタート地点に立つことができたと言っても過言ではありません。ですが、PCをただ配るのだけではなく、その先を整備していくことが、私たち大人の役割です。

日本教育に変革を促す良いチャンスになればと思います。

『“ワクワク”の先に待つ未来』

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IT技術の革新と世界的な普及で世の中が劇的に変化したように、これからも世の中は、目を瞑っていたとしても、目まぐるしく変化し続けることでしょう。

そして、こうした不確かな激動の時代には、STEAM教育こそが必要だと確信しています。

自らの意思で学問を融合したり、他者と協力して解決方法を共に創り出したりする力。コロナの影響もあり、確実に時代に変化が起きており、その変化に対応できる人材、というのがこれからますます重要になってきます。

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井上 祐巳梨
東京都出身。日本大学芸術学部卒業。(株)Barbara Pool代表取締役/クリエイティブプロデューサー。一般社団法人STEAM JAPAN代表理事/WEBメディア「STEAM JAPAN」編集長。地域×クリエイティブ/STEAMをテーマに全国各地で地域創生プロジェクトに携わる。