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SonoBusを使ってみた

低遅延で高音質ときたら試さずにはいられない性分なので、SonoBusをつかってみた。

SonoBusとは

グループで音声チャットができるDiscordや、ネットワーク越しに音楽セッションが実現できるSyncRoom等、低遅延・高音質を歌うアプリはいくつかある。SonoBusは音声チャットや音楽セッションに利用できる他、VSTプラグインとしての動作も可能だったりする。設定方法等については公式サイトをご参照いただきたい。

https://sonobus.net/

テスト環境の構成

今回テストした環境は次のような感じ。
・PC側
Windows10 64bit
オーディオIF Presonus STUDIO 24C
光ファイバー接続(Nuro光)

・モバイル側
iPhone8
オーディオIF iRig Stream(iPhoneにはUSBカメラアダプタで接続)
4G-LTE接続(au)

接続結果

以下はそれぞれ各デバイスで動作しているSonoBusのキャプチャ(上からPC、iPhone8)である。

画像1

画像2

いずれも解像度が違うだけでほぼ同じ画面を操作することができる。画面を見ると、iPhone側の画面に40dropの表示があり、音声がdrop(途切れている)している状況が確認できるが、PC側にはdropの表示がなく、安定して受信できていることがわかる。また、レイテンシーの表示を見ると、おおむね100ms以下で音声伝送が完了しているのがわかる。

iPhoneとミキサーで入中できる

上記結果から、iPhoneに接続可能なオーディオピンターフェースがあれば、ミキサーを直接接続した上で双方向の音声伝送が可能であることがわかった。また、オーディオインターフェースを繋げなくても、iPhoneをマイク代わりにしてインタビューやレポートが可能である(もちろんAndroidでも)。

さらに、SonoBusはWindows、Mac、Android、iPonneの他、Linuxでも動作するので、Raspberry Piなどで動作させれば格安のコーデックが制作できる(そしてRaspberry Piでの動作も確認済!)。

無料でできるアプリもついにここまで来たか・・・と隔世の感が否めないものの、各社の音声伝送のお役に立てば幸いである(開発したの私じゃないけど)。

ただし、いつもどおり公式サイトやアプリは「英語」なので、導入支援が必要な方には当方でお引き受けしますので、お問い合わせください!

お問い合わせ:info@stcat.com

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