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コミュニケーションスキルとは何か?

コミュニケーションとリーダーシップ、そしてプロジェクトを通して知的に刺激しあい成長し続ける組織について記載していきたいと思います。

コンサルティング会社などのプロフェッショナルファームはこの様にして出来上がっていきます。

個人の時代として実力ある人はフリーで働いていますが、これからは個人がマイクロな集団、つまり、プロフェショナルファームとして価値をより大きくしていくと思います。

Diversity & Inclusion

ダイバーシティとは何でしょうか?

会社では取締役会の男女比率や女性の社会進出という文脈で捉えられることが多いかと思います。

単純にそれだけではなく、年齢、国籍、文化、業種、職種、価値観。色々な単語で多様性を語ることができると思います。

「障害の有無」も多様性の一つです。重い障害を持っている人と、無理なくプロジェクトを共にした経験はあるでしょうか?彼らと寝食を共にしたでしょうか?一緒におトイレに入る機会はあったでしょうか?

障害だけではありません。重病かもしれません。病気を持った家族が居る人と働くことかもしれません。

「自分の当たり前は、他人の非常識。」

これを受け入れることから始まります。リモートワークでも同じで遠隔でフィジカル的に見えないと不安にな上司はいないでしょうか?

自分の当たり前を押し付けて、相手も同様環境という前提でコミュニケーションをしていないでしょうか。

「全員前提が違う」のです。

これを受け入れることからダイバーシティ&インクルージョンは始まります。

普段とは違う、遠い存在の人と働いてみましょう。NPOでも、病院ボランティアでも、田舎で手伝いでも何でも良いです。


多様性を受け入れ、何が課題で、何に困っているのか。


そこに自分が提供できる価値は何か?


こういったことに気が付けるのが多様性プロジェクトの良さです。このことが分かると新しい発想が生まれてくるかもしれません。

遠い存在と働くと自分のスキルの幅が大きく広がります。


その面積が大きいほどにあなたのスキル・器・人格は磨かれます。


つまり、


やさしくなれるのです。これこそがクリエイティビティの源泉です。

寛容である

上記背景を踏まえてあなたは寛容でしょうか?

他人に対して寛容であるということは当たり前の話かもしれませんが、自分にも寛容です?

コミュニケーションは相手とだけするものではありません。


自分とのコミュニケーションも非常に大切になります。人に寛容である。時として躾や叱ることをおろそかにするという風に捉えられるかもしれません。


適切な指導や指摘は大切ですが、それは人格否定のような話ではなく、「プロセス」や「対象の課題」に対する謙虚な意見提示。

そういう姿勢で仕事をする人には、双方のリスペクトが育まれるのではないでしょうか。

期待しない

寛容であるということは相手を受け入れているという話でもあるわけですが同時に期待しないわけです。

仕事のプロジェクトで何時までに仕上げる必要がある。と合意した上で、必ずしも期待通りの成果物を提供してくるわけではありません。

過度に期待をしてしまうと、その期待値との差分が、自分を追い込む材料、もしくは相手を責める衝動になります。


適切に用件定義やコミュニケーションを通して、齟齬を埋める会話をする必要があります。


いわゆる要件定義という話になりますが、あまりに詰めすぎてしまうと自分たちが軸足を変える必要が出てきた時に、定義書に縛られて柔軟に動くことができません。


一方で仕様や定義を曖昧にすると、成果物をコントロールすることができません、プロフェッショナルはこのバランスをとる必要があります。


どの様にバランスを取るべきなのか?

結論から申し上げると、人間味もしくはリーダーシップと呼ばれる単語です。


契約書や要件定義書などで双方のプロジェクトを縛るのではなく、

・この人のために!
・自分のためにも!
・このプロジェクトを一緒に成し遂げたい!
・より品質の高いものを双方で作り上げたい!

と思える関係性が一番最高のバランスだと考えられます。


そのようなチームは心理的安全性が前提にあり、双方の人間味・専門性に対する一定以上のリスペクトが前提にあります。

双方の専門領域をしっかりと見極めお互いの内的報酬が何かを把握した上でプロジェクトに取り掛かり、双方の成長を模索しながら、プロジェクトを達成することでお互いの段階を一段上げていくということが重要になってくるでしょう。


このプロジェクトを通した達成感や経験は、将来かけがえのないものとなるはずです。あのプロジェクトを一緒に乗り越えたのだからまたあの人にお願いしたいというのが人間味であり、自分を引き付けるリーダーシップなのです。リスペクトやリーダーシップで双方が知的に刺激しあい、成長を加速していく。そういう組織は強いと思いませんか?

コミュニケーションとリーダーシップ

結局のところコミュニケーションとは人間味であるのです。

良いコミュニケーションを図るためには自分の人間を磨く能力を学ぶこと人間としての熟練度や、磨かれ具合が人を引きつけ、適切なコミュニケーションが成立する要因になります。


知識、権威、専門性などリーダーシップには様々要素がありますが、どれか一つでも磨かれていることが前提になるでしょう。


コミュニケーションは自分ー相手がいて成立し、実に奥深いものなので、生涯を通しての研究になりそうです。続きはまた書いていきたいと思います。

外資でのコミュニケーションに関して、深めたい方はこちらをどうぞ。




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