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20代若手社会人向け、長期的戦略的キャリア開発のすすめ

キャリアに迷う方・好きな事が見つからない方に、外資コンサルのキャリア思考法・経験を共有します。これで迷いから解放されて、目標設定に頭を切替えることができます。目標ができれば後は向かうだけです。

戦略的にキャリアを開発すれば、転職市場でも優位になり、年収も上がります。しかし、大事なのはキャリアは一生もので、1クリック型のSNSでは無い、じっくり時間をかけると、複利で長期で成長する。これを誤ってはいけない。

自分は新卒でブラック企業に入社したため、キャリア構築に関する悩みは他人事ではありません。

今では有意義に働き、自由にキャリアを自分で構築しているという実感があります。

先人の知恵として若い方の手助けになればと思います。

キャリアは重要な意思決定

自分のキャリアを意識的に整理したり、キャリアの事を考えなくても幸せだし、考えたところで幸せになれる保証はない。

それでもキャリアを考えることの意義は、自分のキャリアを

・自分の頭で考えて歩んでいる実感を得て、
・「生き方を意識化すること」にある

つまり、自分で意思決定をし、意思決定の責任と実感を得て主観的に生きれば満足度は向上する。キャリアは複数の意思決定の連続なのだ。

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キャリアには複数の選択肢やがあり、代替の立案や、創造を繰り返し、複数選択肢から自分に最適なPathを選び、実行していく。

という、かなり複雑かつ重要な意思決定になりうる。

このキャリアの意思決定で、収入、家族、ひょっとしたら子供の学力にまで影響してしまうかもしれない。実は日々忙しく働きながら忘れがちだが、大企業の重役よろしく、超重要なキャリアの意思決定を実施しているのだ。

当然経験したことがなければ苦手だし、恐怖も付きまとう。

転職の意思決定での被害総額推定

生涯年収が2億円だとして、うっかりキャリア選択をミスり給与が20%目減りすると、生涯4,000万円近くの意思決定ミスとなりうる。家一軒買えてしまう!

逆に10%成長を数回繰返すだけで、複利効果も発揮し生涯年収3億円になるかもしれない。

わかりやすいので、年収という数値を出したが、キャリアの意思決定というのがどれほど大きな影響があるかご理解いただけただろうか。

100年時代にどう生きる?技術に代替されないキャリア構築とは?

キャリア開発に必要なのは、知識や情報だけでなく、正しい判断基準に基づき意思決定する戦略的開発の「思考法=OS」が必要。

これは、100年時代に通用する『一生食べていくための方法論』 でもある。

これさえ理解していれば、いつでもどこでも活躍できるだろう、

しかしだ、

転職エージェントに大事なキャリアを丸投げしていませんか?

「うっっ・・・つ、つい転職エージェントに駆け込んでしまいました」

昔の私もそうでした、まずは、転職エージェントの ビジネスを理解しよう。

転職エージェント業は、

・短期目線の売上がKPI
・長期キャリアにのるインセンティブはない
・転職エージェント業しか経験していない人が他業種斡旋する違和感
(元XXX業界出身の事業運営者等なら話は別ですが・・・

目先の売上がKPIのため「転職市場アマチュアのキャリア迷子」の相談には乗っていられないのだ。

長期的な転職の人をなるべく面談で見抜き、丁重にお断りするか、まだ転職すべきではないと言って、なるはやで目先の転職しそうな別の人へと時間を注力する。

これが大部分を占める実態のはずだ。

しかし、 転職サイトには転職の好事例しか載っていないし、キャリアカウンセラーしか経験したことない人が、他業種転職を知った風に勧めている。

転職が難しいのはどんな人?コンサルタントが明かすトップ3は...この記事によれば、転職が出来ない人は、

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・本人希望と転職市場での市場価値にギャップ
・転職により実現したい事が不明瞭
・キャリアプランがない

人の事らしい。

本人の市場への期待値ギャップや、自分自身が何をしたいかきっちり考えを詰めていない。ということが転職をお控えいただく理由としてあげられている。

いやいや、その市場の事がわからないし、自分のキャリアが不明瞭だから相談に乗ってほしくて転職エージェントに行くのだが、いつの間にか、転職エージェントは情報の転売屋になってしまったのだ。

(もちろん優秀な転職エージェントはいるのは百も承知。)


従い、長期目線で個人キャリアの相談に乗ってくれる転職エージェントは少なそうだ。。。本気であなたのキャリアの事を考えてくれる人は「あなた以外いない。」断言できる。


結果、気が付くと、とにかく今の会社を脱出したくて、目先の求人先に転職し、満足してしまう。(゚д゚)ウマー


これでは本末転倒だ。

転職エージェントがだめならHR系のTechnologyはどうだろう?

ここにHRテック系のサービスを人事の給食プロセスでまとめてみた。

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B2Bで人事をサポートするサービスは多数あるのだが、個人のキャリアサポートやキャリア開発のサービスが無いのだ。

教育というジャンルになれば学習や学びの動画はあふれるほどある。しかし、何をどう学べがキャリアが良い方向に向かうのかをサポートするツールはまだなさそうだ。

スタートアップやHRツールが無いということは市場自体がないのだろうか?嫌そんなことはない。実に伺わしいセミナーや、人生戦略セミナーは巷にあふれている。バックエンドではツボや宝石を買わされてしまうものとセットになっているだけだ。

つまるところ、

HRTechは企業向けサービスが大半。コンシューマー側に立つ「長期キャリア支援」は希少(ほぼ無いに等しい)

ことさらに、個人と企業間にはHRに関するギャップがとても大きい。テクノロジーがここまで進化した現代でも、まだまだ差は埋まっていない。

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このように、企業と個人のギャップもまだ溝は深く、個人のキャリア開発は答えがなくとても難しい。でも、年収も満足度も上げたい。。。どうすればよいんだ!?

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つまり、転職エージェントに駆け込むのではなく、

自分の頭で意思決定しする思考法と、意思決定するまでに調査や考える時間が必要になってくる。そこで最適なキャリアを構築するために、併せて考えておくべき思考を記載していく。

キャリアとは自分の生き様のこと

そもそも、キャリアとは自分の資産を活用した生き様の事。と定義し、年収を上げる前にまずは自分の資産を洗い出しておこう。

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上記のように自分の資産を四つに分け、まずは価値資産を増大させる方法を考えていこう。

勿論健康資産は一番大事なので、若手諸君は健康資産に関して睡眠で病気を予防していただきたい。

私もあなたの最適なキャリアの答えを知りません

外資系コンサルファームでは入社するとPersonal mobilityを叩き込まれます。

「Own Your Career 」つまり、Career Ownershipはあなた自身にある、と教わります。エージェント、両親、上司、同僚などの資産ではなく「あなた」です。


これは結構ユニークで、会社が個人に対して入社してすぐに、

** お前なんか終身雇用しねぇからな、勝手に強くなって行けよと、崖から突き落としてくるのに近い**

なるほどコンサルタントが市場で価値があるのは、このマインドセットと、上記を宣言したからには、人材に対して、結構な研修やトレーニングに対して金をかけて、教育しているからなのだ。


自分の力で生き抜くための、「Personal」+「Portable」+「Unique」なキャリア開発を、自身の頭を使い開発していきましょう。


そのヒントとしての方向性は提示します。キャリアデザインは人に決められても全く、納得感がないのです。逆に自分で意思決定して挑戦すれば満足度は高くなります。

※注記:私も100年時代に、最適なキャリアの答えを知りません。「ただのガイド役」だと思ってください。要するに自分の頭で考える必要が有り升。そのサポートになる考え方・思考法を共有をしたいとおもいます。

下記はワークショップで利用した資料ですが、今回は3つの武器を手に入れてもらいます。

1:マインドセット・思考術
2:手法の獲得:手を動かし自分のものにする
3:アウトプット方法

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まずは、マインドセットから行きましょう。キャリアを考えるうえで、3つの考え方があります。

①Vision型とは何か?

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言われるとその通りだが、まずは自分がどうなりたいのかをVisionを決めて、現状との差分を考えて埋めていく方式だ。

やりたいことが既にある人はとてもしっくりくるだろう。まだ、自分を模索しコレだ!という事がない人にとってはVisionが見えてこないだろう。大丈夫安心してほしい。

ほとんどの人が、あなたは何をやりたいのか?と問われてモゴツクはずだ。

それくらい大人になると、社会というやすりにかけられて、少年少女時代のキラキラした夢を、そぎ落とされていく。人生はマインド一つで何でもできるようになる。視座を上げて、夢をかなえるべく歯を食いしばって先へと進もう。

②Planned Happenstance型とは?

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自分は正直この考え方に震撼されたことを今でも覚えている。スタンフォードの研究でクランボルツ教授が、

「ぶっちゃけキャリアってぇ、予期せぬ出来事に大きく影響されるからさぁー、偶然に身を任せて、いぃ波のっちゃてぇ↑」と

研究成果を出してしまったのだ。まじか!!!

自分でビジョンを立てて、一生懸命差分を埋めて努力。。ではなく、偶然だとぉぉ!? という風に震撼したわけだ。

良い波にのるにも上記のようなマインド(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)が必要と説いているので、完全にぼーっと偶然に身を任せるわけではない。

③Transition型とは

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①と②のような極端な考え方の丁度間に立ち、考えをほぐしてくれたのが、日本人の神戸大学大学院教授の金井先生である。この先生の論文や本は超絶面白い。昔からキャリアの研究をしているのでインサイトが詰まっている。

エドガーシャイン先生というMITの教授に師事し、日本でもキャリアにおける研究や著書の監訳を務めているのでおすすめだ。先生の研究によれば、

** 「①のキャリアビジョンを定め、キャリアデザインして生きるべし」と、「②キャリアは偶然で決まるなら、キャリアデザイン不要」**

という考え方の中間に位置する考えとして、とてもしっくりくる。

偶然良い波にのるにも、下記が必要になると説いている。

1:キャリアの方向感覚を持つ
2:節目だけはしっかりキャリアデザインする
3:アクションを取る
4:ドリフトも楽しみ 偶然も取り込む

つまり、上記3人の研究成果をざっくりサマルと、偶然に出会うためにも、準備と心構えが必要で、

 ①目標を定め適度に準備をし
②偶然の機会を積極的に掴み
③節目で意思決定できるよう
①②③の順序で考えていこうぜ。ということ。

まずはこの方向感覚を持って日々キャリア活動するのが良い。

くれぐれも、日々会社で流すようにダラリと仕事をしていてはいけない。あくまで仕事はキャリアや人生の資産を築くための活動だ。無駄があれば省かなければいけない。人生は知恵の勝負だ。

さて、次に個人がとるべきキャリア戦略を見ていこう。

少し馴染みがないかと思うが、戦略のフレームワークを振り返っておこう。戦略コンサルタントや経営企画室にいる方は頻繁に使っているであろう企業戦略のフレームワークだ。

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戦略フレームワーク1:コストリーダーシップ

低コストを実現することで競合他社よりも優位な競争力を確立する戦略、またはその実現を目指す競争戦略のこと。

戦略フレームワーク2:差別化

特定商品(製品やサービスを含む)における市場を同質とみなし、競合他社の商品と比較して機能やサービス面において差異を設けることで、競争上の優位性を得ようとすること

戦略フレームワーク3:集中(ニッチ化)

企業が対象とする市場を特定の顧客層や特定地域などのセグメントに集中すること

戦略論ではつまるところこの3種類しかないと言い切れる。ではこの三つを個人のキャリア開発に当てはめてみるとどうなるか見ていこう。

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リクルートで数々の新規事業を手がけた後に、杉並区立和田中学校の校長に就任したキャリアを持つ藤原和博氏の主張を、戦略フレームワークで解説すると上記の通りだ。

つまり、100人に一人を三回掛け算することで、

1:圧倒的に効率的にあなたは生産が可能で2:その人しかできない希少性3:特定領域のポジショニング結果、100万人に一人の逸材となる。

100万人に一人の逸材であれば、希少人材であり市場での価値が高く高所得になるはずだ。

希少価値の市場価値算定の仕組みとは?

市場価値算定の仕組みは、「転職の思考法」という北野さんの本によれば革命的にわかりやすいキューブで表現されている、彼とは一度対談をした経験があるが、お勧めの良書だ ↓ 

下記は(一部自流で改変)で価値算定の仕組みを図解したものだ。

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この立方体が意味しているのは、市場価値というものは、

** 1:価値資産(スキル、ノウハウ、リーダーシップ、希少経験)
2:社会資産(人のつながり、希少人脈)
3:業界の生産性(業界のコスト構造)**
の、立体的な掛け合わせにより決まるとということだ。

スキルや人の繋がりで個人の価値資産が上がるということは理解ができるが、個人の市場価値は、業界の生産性にも関係するのは高所得者のみ知る隠れた果実なのだが、これを詳細に説明した本書はきわめて価値があり、良書である。

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実際に色々なパターンで市場価値の立方体を見ていこう。

プロフェッショナル型と呼ばれる 弁護士や投資銀行、コンサルティングファームに従事している人はこの例である。

業界の生産性が非常に高く、時間単価が非常に高いことで有名である。

また業界出世型と呼ばれている、総合商社出身者や、マスコミ広告代理店出身者は、仕事から多くの権力者や要人と付き合うことができるため人脈が自動で広がっていくのだ。

最後にニッチスター型は、例えばニッチ企業の経営者や、ニッチなタレント、有名編集者家有名ライターのことだ。

その人にしか出せないアウトプットが非常に多くたとえ業界の生産性が悪くても非常に希少価値の高い人材となっている。

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自分の場合を分析してみると上記にのような結果になった、参考までにご覧頂きたい。各自自分でどのような結果になるかやってみると良いだろう。

成長業界の見抜き方

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業界の生産性を考慮する上でで参考になるのがこの図である。どの業界にポジショニングし、どこに自分のキャリアをおけば個人の資産が最大化するかを考えるときに有効だ。

通常は企業が事業の成長の段階を追う際に利用するフレームワークであるが、個人でも応用が可能だ。

また、左側の四角だけでなく、その業界の職種での花形はどこか、一定資金を投入すれば指数関数的に成長(スケール)するのかどうか、ビジネスモデルは強いのかどうか、も併せて検討しておくと良いだろう。

転職する先が、市場においてコモディティ化しているサービスを提供している企業や、働けど働けど儲からない業界や、労働集約型のビジネスモデルでは、個人のキャリアを成長させるのはなかなか厳しいということがわかってくる。

また、この市場価値の立体にはもう一つの軸、健康資産という軸もあるので付け加えておきたい。

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たとえどんなにスキルやノウハウがあって価値資産が高く、人とのつながりや希少な人脈にリーチができる社会資産を多く持っており、かつ業界の生産性が非常に高い業界に身を置いていたとしても、

健康資産が著しく悪い(例えばガンや、心臓病、脳疾患)状態では、マーケットにおける市場価値は下がってしまうのではないだろうか。

つまりキャリアとは一概に、市場価値で測れる年収だけではないということだ。健康が一番大事。

とはよく言ったものだが、すべてをバランスよく整えて綺麗な立方体を意識して、社会で活躍していくべきだ。

ここまでで自分の市場価値を高める方法はわかってきたと思う。ここからは、具体的にどのように手を動かしてキャリアを構築していくかを考えていく。

戦略的に個人のキャリア開発を考える具体的順序とは?

この順序を把握しているとどれだけ多くの時間を割くことができるか・・。というほど時間短縮になる。遠慮なくパクってほしい。(EPHである)

自分のキャリア開発をする上で、多くの書籍を読み悩んだ挙句の果てに開発したフレームで、本当に苦労した体験談なのでぜひ覚えて帰って貰えるとうれしい。

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ぜひこの順序通りに考えを進めていって頂きたい。まずは、自分自身の経営戦略ともいうべき、棚卸とビジョン構築からだ。実際に自分が何をしたいかは、過去の棚卸の連続や将来のなりたい姿という妄想から落とし込んでいく。

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これを何度も書いては消し、書いては消しを繰り返し、まとめ上げて方向性を絞っていくのだ。(書いたり消したりを繰り返す際には、バタフライボード を使うと良いよ!)

あれもやりたい、これもやりたい、となるであろうが、**自分にとって一貫性があり矛盾がないように設計していくのがポイントだ。自分にとって矛盾したキャリアやビジョンを目標にしてしまうととてもストレスに感じてしまう。 

その後は、3C分析で、転職したい先の企業分析や、競合分析、市場分析として自分が消費者としてのユーザーになってみることおお勧めする。

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3C分析をキッチリやっておけば、競合のどの部分がショボイかが分かってくる。そのショボイ所を付いて、転職先で、自分のXXXXというスキルで殴り込めば圧勝なのです。という所をアピールすればよいのだ。

これが企業戦略から導きだす個人のキャリア開発での定石だ

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その後は、SWOT分析で強み、弱みを把握し、市場のトレンドとかけあわせて、自分が一番価値を発揮できそうな箇所を見出して、それをアピールしていくのだ。

S×O:自分のキャリアでトレンドに乗れることは何か?

・現在のトレンドである、Fintech, IoT,AI,働き方改革、などの成長市場で、何ができるのか?を洗い出してみよう。(もちろん他の技術や成長産業でのトレンドでもよい)

良くビジネスの分析で実施をするSWOT分析だが、個人に当てはめたSWOT分析は、通常やることはない。

最後のまとめとしても非常に役立つ。恥ずかしいし、(つ、強みがないでごわす・・、と)著しく凹む事もあるがまとめて置こう。

これが、後々

・何ができるのか?
・何をしたいのか?

と言う、面接で聞かれる肝の根拠となる。

万が一志望企業に落ちたとしても、その競合に行けば、本命志望企業から嫌がられる(2番目の企業からしたら重宝される)ことになる(つまりは価値だ)

業界研究✖️個人SWOTで転職市場や相手の面接官にコンボを叩き込むべし!

これも参考になると思います↓

ここでは多くは触れないが、PESTや5Fsについても記しておく。所謂、市場の外部分析や業界構造を分析するためのフレームワークだ。

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ビジネススクールやビジネス書などで読んだこともあるかもしれない。そんな方もぜひ一度自分で手を動かして見てほしい。

意外とトレンドがわからなかったり何が競合や脅威になるのかわからなかったりするものなのである。

実際に手を浮かして初めてわかることもあるので、少しだけ時間を確保して行ってみていただけると幸いだ。

PESTの中でもPはコロナの影響で政治が慌てふためき、県知事他、政治がいかに社会経済に影響があるか今回ほど思い知ったことはない。重要指標と再認識をした。

どこに個人キャリアをポジショニングすべきか?

ここまで来たら、自分をどこにポジショニングするかを考えていけば良い。具体的にはSTPというフレームワークや、Positioning Cubeを参考にしてもらいたい。

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STPは自社製品やサービスが市場でどのように位置づけられるかを考える時のフレームワークだ。

自分は一体誰と戦っているのか、どのような差別化が出来るのかを洗い出すことが出来る。

もしその差別化ポイントが希少であればあなたの市場価値は倍増していく。

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Positioning Cubeも併せて考えておくべき項目だ。

キャリアは退職まで続く永遠の課題である。

自分がどの業界に属すのか、どの職種についてプロフェッショナルになるのか、どの階層で社会で活躍するのか、あなたが自分で決めることができる。

この陣取合戦を頭の中にイメージすることで自分が誰と戦うべきなのかがはっきりする。

もし、自分が身を置きたいポジションにおいて、現在スキルセットが不足しているのであれば、その差分を埋めるための努力をすることをおすすめしたい。

あなたのキャリアはあなた自身が決めるものだ、誰かに言われても満足度が低い意思決定となってしまうため自分の頭で考える他ない。

ここまで考えきったら、後は適切にドキュメンテーションをするだけだ。

下記記事の後半には私が利用しているPPTを実際に掲載しているのでぜひ参考にしてほしい。

面談はプレゼンテーションの場である。間違っても昭和のテンプレートであるワードのドキュメントを何枚も持って行ってはいけない!

あなたが自社サービスを売る際にワードのドキュメンテーションで営業かけるだろうか。おそらく綺麗にドキュメントされたデザインの綺麗なパワーポイントで作った資料で相手を説得しているに違いない。

しかしながら、転職市場になると全員思考停止してワードのドキュメンテーションを使って面談に望んでいることが多い。たったこれだけの些細なことだが、他人との差別化を少しずつ意識して積み重ねていくことが、個人のキャリア開発における差別化になりうる。

転職サイトは検索エンジン

上記で考えたコンテンツを最後にドキュメンテーションするわけだが、今一番流行している単語や、市場価値の高い単語を入れておくことをお勧めする。

ヘッドハンターや企業の人事担当者は、転職サイトで、キーワードや、年収、住居などのソートをかけ候補者を検索する。つまりグーグルと同じような感覚で検索するのだ。そこであなたの中の履歴書に出てくる単語に引っかからなければ、あなたがどれだけ凄くても転職が出来ない。

SWOTで分析した市場トレンド(特にOに部分)のBuzzワードを、自分のキャリアや体験談に合わせて散りばめるべし。これは秘密のTipsなのでSNSでは絶対にシェアしないで頭の片隅に入れて置こう。

絶対にシェアしてはいけない、シェアしちゃダメよ。。。シェアしてね・・♪

私の市場例:デジタル、AI、IoT、ロボット、ブロックチェーンという単語を散りばめて有る。実際に経験して来たので嘘がないため記載が出来るのだが、もし経験がない場合には、記載はやめておこう。


戦略的キャリア開発の資料応用

ここまで考え切った資料であればかなり研ぎ澄まされた思考がドキュメントに落とし込まれているかと思う。

せっかく作ったこの資料は転職時に応用するだけでなく、他にも利用可能なためここで紹介しておく。

ビジネスマッチング、副業に登録 

ビジネスマン同士のマッチングアプリYentaでは、ここで考えた文言やコンテンツを自己紹介として記載しておこう。

ユニークなキャリアを持っている人であれば新しい人との出会いの確立も増えて、その緩いつながりがまた新しい資産を形成する一つのPathになるかもしれない。また、他人のキャリアや自己紹介を読む事で、「おっ、この人はあってみたい」と思った場合、なぜ惹かれたのか?を考えると、自分自身のキャリアプロフィールのヒントになる。徹底的にパクろう。

副業支援・顧問斡旋サービス

最近は転職市場が飽和していることもあり、大企業の中にいる社員や退職をしたエグゼクティブなどが顧問という形で企業に入り込み、契約的に顧問という形で価値を提供している。

この顧問斡旋サービスとして人材会社が複数サービスを提供しているので、そういったサイトに自分のキャリアであるコンテンツを登録しておくと新しい話や副業での相談が入ってくるかもしれない。

具体的にはサーキュレーション、パソナ、サンカク、ビザスク等があげられる。

その副業で新しい経験をして自分の資産に変えることで転職に有利になる可能性もあるだろう。副業は経験やスキルセットを高める上で非常に有効な手段であることを私は身をもって体感しているため非常におすすめな経験と言いきれる。

実力があることが前提となりますが、小さな案件を受けおって、経験を重ねていくことをお勧めだ。前回の記事と本記事に「スキ」をして、「フォロー」しておきいざ転職の際に思い出してほしい。

転職やキャリアデザインのためのビジネス良書マトリクス

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★1:ストラテジック・キャリア ― ビジネススクールで教えている長期的キャリア戦略の7つの原則 

★2:40歳が社長になる日、岡島 悦子

★3:転職の思考法、北野 唯我 

★4:抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー

★5:年収2000万円になるために本当に必要なこと: 日本のサラリーマンのまま十分可能です

★6:働くひとのためのキャリア・デザイン 、金井壽宏

7:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法 、藤原 和博 (著)**




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