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私自身が奇跡を起こした話をするね

2019年12月のこと。

他でもない私がまさかの奇跡を起こしました。

そのお話を、ここに書き記しておこうと思います。

母が遠野を舞台にした映画を製作

私の母は、岩手県の遠野市を舞台にしたドキュメンタリー映画を製作しています。

私は宣伝担当として、ライター仕事の合間をぬってHP作成などお手伝いをしてきました。

映画の音楽が暗礁に乗り上げた

2019年12月のことでした。

映画は、遠野でのロケと監督による映像編集作業もすべて終わって、あとは、映画に音楽を付けるだけ…というところまで来ていました。

ところが、そこでまさかの暗礁に乗り上げる事件が起きました。

映画の音楽をお願いしていた作曲家の先生が、突如ご都合で降りることになってしまったのです。

その事態になったとき、母は途方に暮れました。

映画の完成や上映なども何もかもを当初の予定より延期することになるかも…と、おそらく覚悟したかと思います。

奇跡が起きた

しかし、事態は思わぬ方向へ動き出しました。

私の頭の中に浮かんだ一人のミュージシャンの方がいたのです。

だいぶ昔に東京の町田市の駅近くでキーボードで路上演奏をしていたのを見たのが、その方との出会いでした。

ロマンティックなメロディと心をこめた演奏があまりに素敵なので、思わず足を止めて聞き入ってしまいました。

そのときの演奏が忘れられなくて、しばらくしてネット検索をしたら、HPを見つけることができました。

itunesでアルバムを配信していることもわかったので、すぐに購入。アルバムを聴いても、そこに在る普遍的な美しさ、ロマンティックな旋律がすごく好きで、もう何度聴き返したかわからないくらい、何度も聞いてずっとファンでした。

その方のことを思い出したのです。

「そうだ、もしかしたら、あの人がいいかもしれない」

そう思って、母に一度見てもらおうとその方の演奏や楽曲をYouTubeで探しました。

そして、ある一曲を耳にしました。

それを聞いたとき、おぼろげですが確信しました。

母が求めている音楽はおそらくこれに違いない、と。

(ちなみに母は音大卒で昔ピアノ教師をしていて音楽にはそれなりにうるさいです。
私は母の弾く音楽や聴く音楽を小さいころから耳にも目にもしているし、さらに母の遺伝子を受け継いでいるせいか、好む音楽も年々よく似てきていて、だから、母が求める音楽がどんなものかも、なんとなくわかっていたんですね)

私は、思いきって「この人はどうか」とその曲の動画を母に聞かせました。

そしたら…ドンピシャでした。

まさにこの映画のためにあるような音楽だった…と、母はそのときのことを振り返って今もよく話します。

映画の音楽を担当してくれたのは…

上記のような経緯を経て、映画の音楽を担当してくださることになったのは、東京、神奈川を中心に路上ライブをしているミュージシャン・Rakiraさんです。

演奏動画を見ていただけたら、どんなに素敵かわかっていただけると思います。

私の推薦から程なくして、Rakiraさんに音楽をお願いできそうだ…という方向に流れがどんどんすすんでいきました。

そこから、「奇跡が起きているかもしれない…」と感じて、以来、ずっと奇跡の真っただ中に自分がいるような夢見心地の感覚がしばらく抜けませんでした。

私が起こした奇跡で映画が素晴らしいものになった

つい先日、音楽もついて、結局、当初の諸々の予定を遅らせることまなく、映画は無事完成しました。

Rakiraさんの音楽は本当に美しくて、この映画にRakiraさんの音楽がつくことは必然だったのではないか…と思えるくらいに、映像と音楽がとても素敵なコラボレーションになっていました。

これは私が起こした奇跡。それは間違いなくて、そのことがとてもうれしいです。

本当にいい映画になったので、自信を持ってみなさんにおすすめできるし、2020年は、この映画の宣伝のお仕事も頑張っていこうと思います。

なお、映画の最後のエンドロールには、私が、あのとき、「この曲に違いない」と予感した、まさにその楽曲が採用されました。

映画を観てくださる方々はぜひ、それも楽しみに見てほしいです!

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Rakiraさんの楽曲による映画の予告編です。


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