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【9/7新月図トキ読み】マーメイドの海を越えて

今月もやってまいりました、星の大喜利タイム( *´艸`)

最近出生図リーディングの感想をいただいて、改めて思うのは「星(ホロスコープ)ってのは直線的な影響力じゃなくて、エコーなんだな」ってこと。反響音が重なって届くみたいな。

出生図ってのは生まれた瞬間の「音」で、それがエコーして届いているのが現象(出来事とか、行動)なんじゃないかな。最初の音をなぞるように、でも全く同じってわけでもなく、その都度その都度スケールを変えながら反響していく。

新月や満月のトキ読みってのは、今響いてくる「音」に耳を傾ける遊び。来たるべき音波に自分がどう反応するか、どう響くか、どんな音として受けとめようか。そんな感じ。

マーメイドの罠

Asc「溺れている男が救出される」

おお、水から引き上げられたホロスコープ。水の中にはまだ海王星が残ってるね。こいつは美しい歌声で引きずり込むマーメイド(笑)海王星は火星とオポジション、太陽と月はギリギリかわしてるけど、油断大敵!

海に引きずり込まれちゃかなわん。せっかく救助されたんだから。ああっ!でもマーメイドの戦術(パラス)は無意識の欲望を刺激してくる・・・

「どう?おいしそうでしょ?」ってなもんで。思い浮かべた欲しいものが次々出てくる魔法のテーブル。そんな金星を節制するのは、ベスタの直感。ちょい待ち、自分の欲よりも優先すべきダイジなお役目がワタシにあるんじゃないの?って。

対海の魔物、航海安全のお守り

マーメイドに対抗する本来のヨロコビを思い出させてくれるのが、この三角形。金星&ベスタにバーテックスと木星を加えたグランドトライン。

さすが「乙女座」新月!乙女座のヨキ側面を発揮しようぜって組み合わせ。バーテックスも絡んでいるから、この木星は「社会的な善」だな。朗らかな良心。

そうだな~。先に先に!未来へ未来へ!って焦る必要は、今ないのかも。ガンガン進めようとするとちょっと足をすくわれそうだから。11ハウスの火星にマーメイドのトラップあり。

木星は4ハウス、自分の居場所・拠点にいて、冷静に冴えた目で周囲を把握してるでしょ。水瓶座のなかでも特に全体を分析する判断力がありそうな理性的な度数。

バーテックスは集団の中で自分に割り振られた持ち場。でもこのホロスコープで描かれてるのは受け身なイメージじゃなくて、「私にできること、まだありますよね!」って姿勢。これまでやってきたこと以外にも、目を向けるような。8ハウスだから具体的にアクション!って感じではないんだけど、マインドセットの変化なのかも。

私はここ担当だから、この領域の外には一切関与いたしません・・・ってのをやめて、「やったことないし出来るかどうかわからないけど、それもアリだな」って視点を拡げよう。動き回らなくっても、大きな変化を狙わなくっても、このマインドセットがお守りになって海上を進むお守りになってくれる。マーメイドの声に惑わされることなく。

魔の海域を抜ける

それでもマーメイドの破壊力はすさまじく、せめてオソロシイ姿形でビビらせてくれたら必死で逃げられるんだけど、彼女たちの歌声は天使のごとく美しい!!

溺れた男の命運を左右するチャートルーラー冥王星、そしてサブルーラー火星は海王星と「バミューダトライアングル(魔の海域)」を作って待ち構えている。この吸引力の強さが金星に投げかけられる冥王星の90度で描かれてるよねぇ!

海王星のシンボルが「シナイ山の斜面を歩いて降りる、新しい法の石版をたずさえた予言者」で、冥王星が3ハウスにいることを鑑みるに・・・「情報」がバミューダトライアングルを抜けるキモだな。逆に嵌められる罠かもしれない。どっちにしても、「情報」の扱いには慎重になりたい

陸地に身を揚げること

さてさてマーメイドの歌声をふりきるには、陸地に身を揚げねばならんのです。溺れた時と同じ位置にずっといたら、問題は解決できない。

いかなる問題も、それが起きたのと同じ次元で解決することはない

アインシュタインせんせもそうおっしゃってることですから。

陸地に上がって、立ち上がる。立って見下ろせる位置にまでのぼること。天頂のMCは獅子座で、そこに導くルーラーは太陽。無意識に流されない「意志」のチカラを発揮せよ、と。これは新月のホロスコープだから、太陽のテーマはそのまま今回のメインテーマでもある。

その意志のチカラを向ける領域が10ハウス(11ハウスで読んでる人も多いかな?)。社会活動とか、責任を引き受けるポジションってやつ。ちなみに「意志のチカラを発揮する」といっても、乙女座的な方向性で、ってのをお忘れなく。乙女座も地のエレメント。陸に上がって問題を解決する、為すべきことを見定めるサインなのです。

MCのシンボル「ボランティアの聖歌隊」のメッセージ、そして乙女座の性質から言えば、今回のテーマは自分の意志でいかに集団に貢献できるか、ってこと。それが結果的に自分を海から引き揚げてくれる。

陸地に上がるチカラ

次元を上げる、視点を持ちあげてこれまで見えていなかった世界に切り替わる動きは、天王星が表している。天王星は太陽&月にタイトなトライン。

自分を陸に引っ張り上げてくれる、新しい世界に導いてくれるのは7ハウス・・・他者の存在が欠かせない。チャートルーラー冥王星が3ハウスにいるってのと、ドラゴンヘッドが双子座だってことから、他者とのやりとり(コミュニケーションをとる)に注目

7ハウスのカスプルーラーは金星で、海のお守りグランドトラインの一角だったね。これは風のお守りだから、コミュニケーションの在り方は「わかるわかるぅ~」って水の共感ベースじゃあ、ない。「わからない」から始まる「好奇心」だな。わからないから、知りたい。

言語化することで、曖昧な部分とか矛盾、偏りにはじめて気付くことができる。ただし、ニンゲンって自分だけの視点だとどうしても同じ回路ばっかり使っちゃうからね。他者の視点ってのはとてもダイジなのです。

他者の視点で「批判」してもらって、見落としている部分を見てもらう。

その時に大事なマインドセットは「いいでしょこのアイディア、評価してください」っていう批判を受け付けたくない、謙虚に見せかけた自己表現ではなく!!(日本人あるある)「知恵を貸してください、遠慮なくおっしゃってください」って心の姿勢。

批判する側もね、論理的であればいいってもんじゃない。

正しさを押し付けるんじゃなくて、相手の表現したものに敬意を表する気持ちがないと、批判も届かない。どうだ俺はお前よりこんなに賢いんだ、って批判じゃなくて自己表現してたんじゃ、その考えは磨かれない。(これまた上司あるある)

非難は論外。

同意している、共感していると思っても「共同幻想」だってことも多々あるから注意が必要。「うんうん、イイネ!」って言ってる相手が、自分の「イイネ!」と同じ視点のイイネとは限らない

そこんとこもちゃんと言語化して、調整していくことを忘れずに。

目の前の問題に、自分に割り振られた役割や責任にきちっと対処する。同時に、他者の視点を取り入れて自分からは見えてなかった視座に引き上げてもらう。その時に乙女座の確認、調整、処理能力を発揮しつつ、丁寧にコミュニケーションをとっていきたいね。

コミュニケーションの3ハウスは、ヘビー級2天体がおりますゆえ。

コトバの重み、リアリティ(地のエレメント)をちゃんと自分に結び付けよう。太陽&月と土星が3ハウス土星と144度なのは、コトバにこだわるというか注意(意識)を払う姿勢かな。

144度は72度の倍、72度は円を5等分する角度。「5」の意味合いでつながる角度ですな。5の意味合いは占星術だと獅子座、自己表現。

コトバで繋がるネットワーク

コミュニケーションを司る天体は水星!水星は3ハウス土星とトラインだね。水星は乙女座カスプで始まる11ハウスにあって、天秤座。これはさっきの「曖昧な部分とカタヨリ、矛盾に気付くための他者の視点を受け入れるやりとり」のことだね!

5ハウスのキロンとオポジションなのが、「謙虚に見せかけた自己表現」とか「批判に見せかけた自己表現」を課題として挙げられてる感じ。太陽&月とは150度で死角にあるもんだから、コミュニケーション(水星)をとおして初めて気付ける。人とやりとりすることで、他者を介して初めて気付ける今まで気にしてもなかったし気付いてもなかった部分

それが7ハウスの天王星、陸に上がるための視点。

まとめ

★風のアミュレット(お守り)を手に魔の海峡を乗り越える
★アミュレットに刻まれているメッセージは「自分に出来ること、出来そうなこと、貢献できること」
★陸地(自分には見えてなかった新大陸)に導いてくれるのは他者の視点
★丁寧なコミュニケーションを

木星以遠がみんな逆行っていうこともあいまって、調整!確認!丁寧に!ってムードが強調されてる乙女座新月。

陸地にしっかり足をつけられれば、マーメイドおそるるにたらず!その歌声も芸術的インスピレーションをくれるマジカルパワーとしてキャッチできるかもね☆

もりもり書くエネルギー(''◇'')ゞ燃料投入ありがとうございます!!