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[働き方変革] ITツールの利活用・浸透活動の進め方

 こんにちは。株式会社スターク・インダストリーズの大河原です。

 今回は、現代の働き方変革を実現するため不可欠となった、ITツールの利活用・浸透活動の進め方について書きたいと思います。

 まず、なぜ企業として働き方変革に取り組まなければならないか?という点ですが、その一つの指標として生産性が挙げられます。『会社全体の売上』÷『社員数』で割った数値で比べてみると、日本の平均的な大企業は、米国GAFAMに比べて8分の1となってしまいます。もちろん、Coreプロダクトの力、継続的開発力、個人能力、KPI、バランスドスコアカードのような管理会計やモダンファイナンスの適用具合などもありますが、外資系IT企業で働いた経験がある観点から、日本企業の仕事環境を拝見すると、組織として普段利用するITツールの使いこなしレベルに差があるなと実感します。

 さて、ITツールの利活用・浸透活動をどのように進めるかです。ITツールの使いこなしは軽視されがちですが、それこそ『全社文化変革』のアプローチに近いレベルでのエグゼクティブスポンサー(社長や副社長レベル) のコミットメントが必要になり、チェンジマネージャーが適切にステークホルダーを管理していく必要があります。大きなムーブメントを起こそうとすればするほど、先人が提唱している有名なフレームワークを重視した方が、最終的に上手くいくという経験があります。例えば、「コッターの8ステップ」です。これは現代の、大規模変革、小規模変革、規模問わずに利用出来ます。

図1. コッターによる変革の8つのステップ (サンプル)

 しかし、コンサルティングファームと共にフレームワークに則って進めるにも、before/with COVIDの時代には、予算が付きにくいことは確かだと思います。そこで、もう少し簡易的に素早く進められる方法について、ご紹介させて頂きます。
 
 働き方改革のアプローチを3つの誰でもわかるステップに分解します。ステップ3で終わるのではなく、ステップ3の後には、働き方・働く場所の不自由さから解き放たれた、わくわくする世界があるということを伝えることは重要です。

図2. 働き方改革のアプローチ

実施内容

1.    課題に気付く

 働き方変革の目的は残業を減らすことではなく、本当に価値のある仕事をしている時間のパーセンテージを増やすことにあります。

 人を動かすのに必要な「なぜ?」は多種多様です。これを自分の胸に手を当てて、考える時間を与えてあげましょう。

2.    推進者がリードする

 推進者(変革のリーダー)が、働き方改革、ITツールの利活用状況を左右することは確実です。推進側として、推進者(変革のリーダー)のエンパワーメントは、あの手この手を使って行い、強力な味方にします。


3.    組織に馴染ませる

 そして一番時間も人的リソースもかかるのが組織に馴染ませるフェーズです。最も重要なポイントは、「2. 混乱期(Storming)を出来るだけ短くすること」です。混乱を小さくしようとするアプローチも考え方の一つですが、短く終わらせることの方が、経験上重要であると考えます。

 上記変革プロジェクトにおいては、概念だけではなくデータ駆動型で、様々な打ち手を実施します。詳しくは弊社へお問い合わせください。

まとめ

 働き方改革、ITツールの利活用は、計画・セオリーなしの行き当たりばったりでは成り立ちません。
 成功例を基に正しい方向に導いていきましょう。

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