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販促活動の好例・プロ野球・横浜DeNAベイスターズの観客動員数増

私はかつて販促について学んだことがあるので
販促活動について気になっている面もあるので
本項目をあげることにした。

うまくいった販促活動においていうと
プロ野球のDeNAベイスターズの観客動員が
増大している例になるだろうか。

ファン層への興味づけ、集客といったことがとてもうまい。

2012年から本格的に運営を始めたDeNA。
DeNAが買収をした当時は劇的に弱小なチームであり
それゆえに観客動員数も年々右肩下がりのチームだった。

それがいまやチケット売り切れもザラであり
戦績としても、伸び悩んでいた順位も上がっているという
まさしく神がかった成功事例を見せている。

観客動員数増を見込みスタジアムも改装を実施している。

DeNA買収当時に弱くて人気のなかったチームが
なぜここまでの集客に成功したのか。

横浜市は人口が多い都市ゆえにポテンシャルは高い

まず人口が多い「横浜」というところに着目。
閑古鳥が泣くことも少なくなかったハマスタだが
人が多くアクセスもたやすい横浜という地の利を活かせば

動員数が見込めないというのはまずあり得ない。

どこに顧客満足度の低い要因があったのか?
徹底した顧客リサーチを行い
スタジアムの改装に至ったという訳である。

運営序盤は集客のために「負けたら全額返金キャンペーン」など
様々なアイデアを凝らし実践していた。

ファン層を増やした取り組み

野球といえば男性シニア層に受けがいいスポーツとされていたが
DeNAは若年女性層の取り込みについても着目した。
元々興味があったのかもしれないが足が遠のいていた「見込み客」の層である。

DeNAはそうした若年女性層に対して
女性には敷居が高いと思われていた
プロ野球観戦のハードルを下げる試みを行った。

ポテンシャルのあったファン層を開拓した結果
今ではレプリカユニフォームを着た女性が
横浜スタジアムに足を運んで観戦しているのも珍しくない。

あるいは横浜というフランチャイズを生かし
横浜市の学校に通う子供にDeNAの帽子を配るなど。

野球に興味がある、見込み客となりうる層を見抜けたからこその成功例と言える。

横浜スタジアム買収により収益黒字化

DeNAは横浜スタジアムの保有権をおよそ96億円かけて買収し
グッズの売り上げによる収益を得られるようにした。

これまで横浜スタジアムで売れたグッズなどの利益は
そのうちの何割かはスタジアム側に行ってしまうので
売り上げを上げたところでベイスターズの利益にならないという事態だった。

株式会社横浜スタジアムとベイスターズの契約間の問題であり
この辺りもベイスターズをよく知るファンの間では
長年言われていた課題であった。

権利を買い取ったことで観客増を見込んで
スタジアムの改修を行なうなど
ボールパークとして醸成させる動きが見える。

スタジアムの収益一本化されたことで
「本業より収益が上がる」とまで言われるようになったほど。

終わりに・ベイスターズの事例はポテンシャルあるコンテンツの可能性を引き出す好例

プロ野球というコンテンツはお金ばかりかかり
親会社の負担になるコンテンツであると知られていた。

DeNAの例はむしろ逆にプロ野球チームの方が目立っており
そちらの方が収益になっているとすら言われている。
これは実に見事な事例であるとしか言いようがない。

プロ野球というコンテンツは収益になりうるし
注目度も抜群であると見抜いていた
ホリエモンこと堀江貴文氏は実に先見の明があったといえよう。

それはかつての近鉄バファローズ解散時に
買収に名乗りをあげたことからも伺える。

ここではDeNAが具体的に行った販促活動は端折ってるが
このベイスターズの集客事例について言えば
顧客動向のリサーチやマーケティング、販促活動展開が
うまくいった事例と言えよう。

親会社の負担がかかると言われていたプロ野球以外にも
魅力のあるコンテンツがあるのかもしれない。

魅力あるコンテンツに仕立て上げた好例として
ベイスターズの事例を挙げさせてもらった。

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