1年と3ヶ月と10年に決着を付けた話


私が『真実』だと訴えて来た事がある。
それは私が『浮気』されたこと。
それ故に私は1年以上、PTSDや鬱に悩まされる生活を余儀なくされている。

勿論その事実は変わらず、当事者二人に対して依然とした苛立ちの感情もある。

けれど、人生30年に於いてこれだけコケにされたこともなく、また、何故当事者が延々と『幸せな結婚生活アピール』をし続けるのか、真面目に1年考えていた。

SNSというのは便利で厄介で、ブロックしていても誰でも見られるという特性から、オフライン経由で書き込みを見た知人たちからの情報が後を絶たない。
その度にPTSDを発症していたが、真実と向き合うべきだと私は思っていたので敢えて友人にやめるように、とは言っていない。

でも、何故相手がこのような事を続けるのか、本気で知りたかった。


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始めに思っていたのは、単純に私が気に入らないからという悪意のもとにその行為をしているのだろう、ということ。一言で言うとマウント。
だから私も明確な悪意で返した。それはもう、血で血を洗う様な感覚であった。

だけれど余りにも罪悪感のない立ち振る舞いに次第に疑問を感じるようになる。

ー当事者はサイコパスなのか?それとも、

それとも、別の理由で幸せアピールが辞められないのだろうか。
私は目も背けたくなるほどの記憶と事実にひたすらに向き合い続けた。

当事者のTwitterや過去に出会った人々からの聞き込み調査で、相手方の女性の異常行動が度々見られる事に気が付いた。
例えば、初対面の人に対して、○○が好きだという話をしたときに、○○は好きだったんですけど黒歴史ですwとか言っちゃうような空気の読めなさ。
例えば、この日の服装はコレを指定で、とされていたのに自分だけ違う服装で来てそれに対して何の罪悪感も持たないであるだとか。
そもそもの日本語がてにをはからおかしい。
言っていることとやっている事の矛盾の多さ。

…などなど。
文字の上で説明するのは難しいが、兎にも角にも半年以上観察し続けて辿り着いた答えは

『悪意のない悪意』

という概念。
当たり前に、自分がこういった行動(SNS上の幸せアピール)をすることで、私や周囲からの反感を買うことが予想出来ないということ。
だから誰に何を言われ、咎められても、自分にとってはその行動は悪意から生ずるものではないから、という解釈。
つまるところ、本人には私達がどう思うだとか、自分がどう見られるのだとか、そういったものがわからないのだ。

その挙動から発達障害か、知的障害を疑った。真実はわからないが、恐らく経歴からも社会で普通に生きていけるほどの知能はないのだと思う。

でもこの時点で私は一つ勘違いをしていたかもしれない、というのが今日の解釈。


私たちは『普通』好きな人が出来たらその人の事を知ろうとすると思う。
その過程で現在誰と付き合っているだとか、元恋人の存在だとか、そういうものが気になる事もあると思う。

だから当然のように
SNSにずっと一緒に元彼と映っている私の事は最初から相手方に認知されているのだと思っていたし、実際件が起きてから私はブロックされているし、それが当たり前だと思っていた。

でも元彼は私がいても
『彼女はいない』
と嘘を吐き続けて何度も二股してきたゴミクズだ。それを許容してしまっていた自分も大概だけど今回はそれが主題ではないので割愛する。

今までの浮気相手は勿論全く私の知らない人間だったけど、少なからず私のことを認知していたし、それによる行動や気持ちの変動があったように思う。

だからこそ、相手が『自分のことを知らないなんて有り得ない』と思っていた。

それに、私は物事は100疑ってかかる人間だし、言葉の裏を考えたり人間の行動原理を考えたりしてしまう方だけど
もしも、
もしも、浮気(二股)が発覚した時点で
相手方が私の事を気にしたり考えたりする事もなく、真っ直ぐに元彼の言葉を信じていたとしたらどうだろう。


私は相手方の略奪行為をずっと糾弾して来たし、それは私にとっての紛れもない事実だ。
そのせいで病気にもなったし、そのせいで死にかけた。
今でも許される事ではないけれど、
本当に何故自分が糾弾されるのか、理解するだけの知能がなく、また嘘を嘘と看破る事さえ出来ない弱者だとしたら、

彼女の

『私は普通に恋愛結婚しただけ、略奪なんてデタラメ』

というそれこそデタラメな主張が、彼女の中では真実なのではないだろうか…?

あのクソ男が真実を1から10まで話すわけもないと思うので、言葉の裏を取るとかいう脳みそがなければ騙されて当然なのだ。

ふざけた話だ。

結局、私が法的手段に出ると言った際に示談を求めてきたのも、真実を明るみにされたくなかっただけなんじゃないか。

きっと、クソ男にはずっと前に別れた元カノに付き纏われてるとか吹聴されてるんだろう。

私は自分にとって当然として、相手は主張すればわかってくれると思っていたが、
そもそもの前提が違ったのかもしれない。

知る術はないけど、全てはクソ男がついた嘘による血で血を洗う戦争の結末というような感じだ。

あほくさ。

そりゃデタラメですぅ><とか言いたくなるよね。1年前に現れたばかりの新参だもんね。こちとら10年ランナーじゃ。
周りの人間からしたらおめーが誰だよって感じなんだけど、この世界の人間表面しか見てないからね。私と元彼の過去なんて結局のところ共通の友人しか興味ないからその人たちに縁を全切りされるぐらいしか、あいつにデメリットはない。


ずっとずっと二人の悪意と戦ってきたような、でもクソ男は最初に自分から謝って見せて、許されるような雰囲気を作って縁切りをした。
だから私は相手の女性に全ヘイトが向かっていた。なんでこんなに人のことを馬鹿に出来るのだろうと本気で理解に苦しんだ。

けれどそれは、
元彼が嘘を吐き
それを見破る能力が相手の女性になく
なぜ自分が糾弾されているのかを理解する事も出来ず
私は発信を続けるそいつらをとにかく許せない。大体そのことが原因だ。

そのせいで一年と三ヶ月戦い続けた。裁判も考えて弁護士に相談に行ったり証拠資料を作ったりしていた。

真実はわからないし、今となっては向こうにも明確な悪意もあるだろう。
だけど結局のところ、全部クソ男が吐いた嘘が原因だったと、今のところの解釈ではそう思っている。

理解力がないからこそ、クソ男がキレている時の言動に対して、方言差で怖く聞こえるとか言ったりする。違う、それはイラついてるときにしか言わない。
でも、元彼がいう『性格がよかった』の意味が、漸くわかった。

元彼にとって『性格が良い』とは、自分の意見に口出しせず、考えたり落ち込んだりダメージを受ける知能も持たない奴隷のような人間ということ。

その点に於いては私は口論になれば自分の主張と相手の主張の折り合い地点をひたすら追い求めるし、仮に結婚したとして、私はそれなりに稼げるから、金に困ることもないので自分が実権を握り切る事は出来ない。
だから鬱陶しかったし最終的に絶対勝てない暴力に走った。
私を相手にした場合、自分が納得いかない事は相手が誰であれ議論を持ちかけるのが、めんどくさかったんだろう。

今の彼のパートナーはそんなこと、しないし出来ない。あの感じでは。
付き従ってたら幸せを感じるタイプ。
いいじゃん。痛みを感じないサンドバッグと他人を力で支配する事でしか出来ない哀れな人間。

実にお似合いだと思いますよ。

まだ一年と少ししか経ってないので
今後が楽しみですけど
現時点でも崩壊の兆しは見えるので、
結局、人を傷つける事をやめられない人はずっとやめられないんでしょう。

彼女もまた被害者であるかもしれないけど
自分が死にかけたことや、されたことを加味したら
どれだけ頭が悪かろうが状況のせいだろうが、許す事は出来ない。

けど自分の中で一つ納得がいった。
自分の考えうる世界、見てきたもの以外の世界が無限にあるということ。
そういえば営業の時、相手は何も知らないと思って接しろと言われていたことを思い出した。なんで、『人の気持ちがわかることや真実を知っている事が当たり前』だと思ってしまったんだろう。それは私のミス。それがわからない人、いるわ。

この考えに至るまでに、実は一つ事件があったのだけど、それはまた次の機会に書く。


こうして納得が行ったところで、
今後は恨む事なく過去として向き合って消化していきたい。もちろん傷は相変わらず病態という形で残ってはいるけど。
DV男と離れられた事、またありのままの私を大好きだと言ってくれる人たちに出会えた事を考えるとICUに行って入院した経験なんて代償としては安い。

自分の中で踏ん切りをつける事は難しいけど、苦しみを取り除く為に苦しみと向き合い続けてよかったと今は思う。結果論だけどね。

何はともあれ、
嘘と浮気と金銭感覚の欠如は本当によくないです。人の気持ちが読み込めないのもね。
それが全部絡み合って血みどろの日々になってしまったけど、問題はいつだってシンプルだった。

これからは自分を大切にしてくれる人たちと楽しく過ごせる日常を作って行きたいと思う。

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