Star@アメリカ株/米国株投資家 from欧州

日本株をドカンと買って東証一部企業の大株主1桁に名を連ねていたが2020年暴落半減→米…

Star@アメリカ株/米国株投資家 from欧州

日本株をドカンと買って東証一部企業の大株主1桁に名を連ねていたが2020年暴落半減→米国株に変更。自己紹介:海外生活10余年/投資経験20年。

最近の記事

メルクのコロナ経口治療薬の衝撃。モデルナ、バイオンテック、ノババックス、リジェネロンなどの株価への影響は?

先週、アメリカのメルクがコロナ治療薬として経口=飲み薬の治験結果を発表しました。その衝撃は大きく、アメリカのマーケットを上昇させるほどのインパクトがありました。旅行セクター、レジャーやギャンブルなど軒並み高値を付けサプライチェーン問題で沈んだディフェンシブ銘柄が活気づくきっかけとなりました。 モデルナ、バイオンテックなどの株価も下落しましたが、さてこれからどのような展開が予想されるのでしょうか。今回は医学的な視点は専門家の分析に委ねまして株の話にフォーカスして書きたいと思い

    • コロナワクチン株のこれから。mRNAワクチン一強時代の曲がり角。集団免疫作戦の次に来るもの-Part.2

      さてPart.1では背景について書きましたが、もう少し株投資に関連するところ=アメリカFDAのワクチン承認と関連株について書きたいと思います。 アメリカのFDAは去年、コロナ蔓延とともに独立性を失いつつありました。通常は何年もかけて審査する薬の承認に関し、Covidがあまりにも感染スピードが早かったため、「薬を投入せずに亡くなるリスク」が「副作用で亡くなるリスク」を圧倒的に上回ったからです。その結果、厳正な審査ステップを変え、一旦承認して使用を進めて検証していくというスタン

      • コロナワクチン株のこれから。mRNAワクチン一強時代の曲がり角。集団免疫作戦の次に来るもの-Part.1

        今年に入りすっかりnoteをご無沙汰してしまいましたが、久しぶりに更新したいと思います。 昨年来ずっと追いかけているコロナワクチンの話題ですが、バイオンテックやモデルナ、ファイザーといった企業の株は空前の高値に湧いています。一方、インフルエンサーなどによっては高値警戒を呼びかけるなど、再び混沌としてくる可能性がありますので、現時点での状況をまとめておこうと思います。 先に結論を書きますと、コロナワクチン株市場は新ステージに入り、またしばらく遊べるようになりました。 最近

        • 日本は社会主義的なのか?歴史から考える、社会主義/共産主義と資本主義の未来。

          久々の投稿です。前回までのズームに関する記事は、また株価がその頃の水準に戻ったら再開しようと思います。 思いついたことを取り留めなく書くモードに戻ります。 さて欧州の歴史を学ぶと、今まで漠然と捉えていた社会・共産主義と資本主義の違いがわかるようになりました。同時に社会主義的側面を考えるきっかけにもなります。 ソ連では労働者に仕事を頑張らせるために、労働者の英雄(24時間戦えます的な)を祭り上げ、成果を上げた労働者を讃えました。 例:スタハノフ運動 社会主義国における労働

        メルクのコロナ経口治療薬の衝撃。モデルナ、バイオンテック、ノババックス、リジェネロンなどの株価への影響は?

          ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察③ Zoom AppsにOnZoom、競争を勝ち抜くためのビジョン

          (この記事は企業としてのズームを理解する目的で書いています。決算等経営数値の分析は他の方の記事で良いものが沢山ありますので、自分が経営者ということもあり経営的視点から深堀りしています。今日明日の株価が適正かとか、何が起きてもずっと持ち続けようといった議論ではなく、中長期的視点での企業研究です。またズームは11月30日に3Q決算発表を控えておりますが、トレードに関する記事は別にアップしてありますので、そちらをご参考ください。) さてちょっとタイトル変えてみましたが、このズーム

          ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察③ Zoom AppsにOnZoom、競争を勝ち抜くためのビジョン

          [第2弾]ZOOM株は未来のGAFAか?それともオワコンなのか。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察②

          この記事は企業としてのズームを理解する目的で書いています。前回の記事は多くの方に訪問頂き、またツイッターでも励ましを頂きありがとうございます。投げ銭頂いた多くの方にも感謝致します。記事を書く原動力となります。 また決算を控えての株価とトレードの話は、考察とは別の記事で書いていますので宜しくお願いします さて、今回も長文になってしまいましたがズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察の第2弾です。書き始めてわかりましたが、頭の中に情報は沢山あってもそれを文章としてまとめるの

          [第2弾]ZOOM株は未来のGAFAか?それともオワコンなのか。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察②

          ズーム $ZM。決算発表を前にして、株価とトレードへの雑感

          ※これは2020年に書いた記事なので間違えて購入されないようお願いします。 先日まとめた「ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察」。けっこう反響を頂きました。ありがとうございます。 記事を書いている時は「この逆風の中、果たしてズーム $ZM についてマニアックに深堀りしたい人がいるだろうか?」という疑問を抱えながら記事を書いていました。どちらかというと「もしこれからズームの株価も下落して人々の関心も薄れて行ったら、今後記事にする意欲もなくなるだろう」という達観した気持

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          ズーム $ZM。決算発表を前にして、株価とトレードへの雑感

          ZOOM株は未来のGAFAか?それともオワコンなのか。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察①

          こんにちは、Starです。私はズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株 $ZM に3月から投資していまして、ポートフォリオの主力です。最近のマーケットは在宅関連やハイテク・グロース株が下落、まるで昨日の友は今日の敵と言わんばかりの逆風でした。自分の資産が暴落するというのは100回くらい経験していますが(全く自慢できない😅)、この状況でもズーム株を買い増しており、機関投資家を除く個人日本人の中ではそろそろ持ち株数50位以内くらいに入っているのではと自負しています…確認はできません

          ZOOM株は未来のGAFAか?それともオワコンなのか。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ徹底考察①

          コロナのmRNAワクチンは承認のレールに乗った。アメリカと世界でこれから起きるシナリオについて考えよう。

          最近ロックダウンでやることがないので頻繁にノートを更新してます😅。 さてコロナワクチンの問題ですが、ご存じのようにバイオンテック・ファイザーとモデルナの中間解析結果が発表され、世の中はもうワクチンが出来たと騒いでいます。今月1日に記事を書いた時点ではアメリカ大統領選も終わっておらず、「科学は政治に影響されるべきではない(キリッ)」という感じで製薬会社もFDAも厳しい態度でワクチンを扱っていましたが、大統領選でバイデンが勝ち製薬会社が良好な分析結果を発表した途端、孫が生まれたお

          コロナのmRNAワクチンは承認のレールに乗った。アメリカと世界でこれから起きるシナリオについて考えよう。

          WFH・在宅銘柄、ハイテク・グロース株への揺り戻しに備える。ワクチンが出来ても成長できる企業かをチェックシートで判断しよう。-ズームビデオ・ネットフリックスの場合-

          巷ではコロナに対するワクチン期待で株式市場が盛り上がっています。 先日のノートで、 この局面で集中して考えないといけないのは「投資先企業が今をピークに利益を出せなくなっていくかどうか」だけです。 と書きました。では企業が「今をピーク」ではなく今後も成長し続けられるか、どのように考察していったらよいのでしょうか。 企業が発表する数値に関する分析はいろいろなところに載っていますので、私はビジネスモデルという視点から考えたいと思います。 ※現在バリュー株への投資移動がローテーシ

          WFH・在宅銘柄、ハイテク・グロース株への揺り戻しに備える。ワクチンが出来ても成長できる企業かをチェックシートで判断しよう。-ズームビデオ・ネットフリックスの場合-

          [ヨーロッパから報告]ロックダウンは避けられない!?コロナ第2波襲来、これからアメリカや日本でどんなことが起きるのか。

          コロナウイルスの猛威が再び始まりました。先行しているヨーロッパでは既に多くの国がロックダウンに入っておりますが、少しずつ春との違いもわかってきています。 貴方の周りに「コロナなんてたいしたことないでしょう?死亡率も低いし、経済止めるなんてあり得ない」と言っている人はいないでしょうか。または「ワクチンが出来たから大丈夫、もうすぐ外に繰り出すぞ~」と言っている人はいませんか。間違いです。少なくともこれから「冬がある国」は。 私自身、もう二度とロックダウンなどする国は出てこないと高

          [ヨーロッパから報告]ロックダウンは避けられない!?コロナ第2波襲来、これからアメリカや日本でどんなことが起きるのか。

          「分析病」に陥っていませんか?目先に一喜一憂せず、インフルエンサーに頼るのもほどほどに。

          普段はコロナワクチン・治療薬の話題を主に書いてきたこのノートですが、アメリカのマーケット転換期を迎え-特にアメリカのハイテク・グロース株からの資金流出を目にして-、どのように次の局面を迎えるべきかを一人の投資家として書きたいと思います。 「あのインフルエンサー、言うこと変わったなあ」。こう思うことありませんか?もしそれを不満として抱いているのなら、他人の意見に頼り過ぎているかもしれません。本来投資というのは自分で判断するものであり、他人の経験や勘を自分のトレードに活かしたい

          「分析病」に陥っていませんか?目先に一喜一憂せず、インフルエンサーに頼るのもほどほどに。

          バイオンテック株で遊べるのはもう終わり。いよいよ乗るか、降りるか、判断の時が来た!

          先週コロナワクチンの認可が遅れるかもしれないという記事を書いたところ、感想をいろいろと頂き投げ銭まで頂いてしまったので、気を良くしまして今週もコロナワクチンに関する最新状況を書いてみようと思います。1週間分のアップデートです。 まもなく32例の中間解析が発表 既報の通り、バイオンテック・ファイザー連合のコロナワクチンはいよいよEUA(緊急使用承認)に向けて最終段階の治験を進んでいます。ファイザーは27日の決算発表時にワクチンに関するデータの発表を行わず、一部の憶測を呼びま

          バイオンテック株で遊べるのはもう終わり。いよいよ乗るか、降りるか、判断の時が来た!

          最新状況:コロナワクチン・治療薬の未来に暗雲?認可が遅れる可能性が指摘される。

          バイオンテック $BNTX ・ファイザー $PFE のコロナワクチンのEUA(緊急使用承認)への申請が、11月3週頃になるとファイザーが先日発表しました。申請まであと1ヵ月ほどに迫ったコロナワクチンの命運についてですが、新たな懸念が出てきています。 参照: STATの記事 それはワクチンの治験に関する問題です。現在アメリカでは大手ワクチンメーカーがそれぞれ3〜6万人規模の治験を行っています。もし早期にバイオンテック・ファイザーのワクチンにEUAが認められると、どんなことが起

          最新状況:コロナワクチン・治療薬の未来に暗雲?認可が遅れる可能性が指摘される。

          トランプ大統領感染→復活でコロナワクチン・治療薬業界に転機到来。風向きの変化に投資家は戦略を見直す必要も。

          10月2日、アメリカと世界に激震が走りました。トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したというのです。なんということでしょう!と言いたいところですが、ご存じの通り驚異的なスピードで回復し、本人は早くも選挙集会を再開させると息巻いています。 やれやれ一件落着か…。そうも思いますが、この1週間はコロナワクチン・治療薬業界、いわゆるコロナバイオ関連業界にとって大きな変化が起きた週だったかもしれません。 トランプ大統領に対する風向きの変化 「トランプ大統領が感染し入院した」そう

          トランプ大統領感染→復活でコロナワクチン・治療薬業界に転機到来。風向きの変化に投資家は戦略を見直す必要も。

          いよいよコロナワクチンも正念場。株は売るべき?買うべき?ホールドか?態度を決めるタイミングが近づく。

          さて御無沙汰してしまいましたがアメリカのコロナワクチンに関する話題です。先月末に書いた記事では「アストラゼネカのワクチンがFDAの緊急使用の承認を受けるかも」というところでした。しかしすぐに「治験の結果をすっ飛ばして拙速に承認するなんてとんでもない!?」という反動に遭い、FDAは火消しに走り、ファイザー・モデルナ・ジョンソンアンドジョンソンなど大手製薬会社は「ワクチンは安全を最優先させる」という共同声明を発表するに至りました。 それからアストラゼネカの治験で副作用が確認され

          いよいよコロナワクチンも正念場。株は売るべき?買うべき?ホールドか?態度を決めるタイミングが近づく。