最後の修正稽古と劇場殺陣稽古

２ヶ月ちょい。
公演をやるぞということを６月１日に配信で発表してから２ヶ月と半月。
実際に稽古を開始してからは２ヶ月と１週間くらい。
なんとかここまでやってきました。稽古期間だけのことを言うと、いつもより短いんです。うちはだいたい３ヶ月くらいかけて、稽古してるんですが、今回は、いろいろなことがあって、集中した稽古期間になりました。
今、言っておきたいことは、なんだかんだ、俳優陣はみんな元気！
です！まずはご安心ください。

とうとうここまでやってきたという感じなので、まだまだ気を抜かず、日曜日の最後の公演まで、しっかり元気で乗り切ろうと思っています。
あ、僕です、白井です。

自分の頑張りの少なさに不甲斐なく感じることが多々あるんですが、もう、本当に裏で頑張ってくれてるhigeさんとか、割稽古関係なく毎回毎回演出して出演して、いい作品書いてくれてる虎本さんとか、舞台監督、音響照明、制作。ただ、舞台だけを見たときには顔も名前も出てこないようなところの方々のがんばりのおかげで、数日後には舞台に上がることができそうです。
たくさん舞台を見てくれている方はご存知かもしれませんが、役者の人数と同じくらい、もしかすると倍以上のスタッフさんのお力でもって、僕ら役者は舞台に上がって、役を演じることができるのです。だもんで、力を貸してくれた人たちが、「この劇団に協力してよかったな」って思ってくれる舞台を作る義務があると思います。もちろんお客様にも、時間とお金をかけて（きっとすごく暑いと思います、汗かいて、しんどい思いをされるかもしれません）お家からきてくださる人が、差し出してくれたものに報いる義務があると思います。
今回なんて、クラウドファンディングの企画も目標達成という、本当にありがたいを経験させていただきました。こうやって応援してくださった方にもしっかりと応じないといけないと思います。といって、舞台上での演技が何か変わることはありませんが、できることをし続ける必要があると思っています。

かたいことばっか言ってしまうんですが、面白い作品です。ので！そこは楽しみにしててください。慢心しませんが、自信を持っておススメします。
ほんで、嫌がられるかもしれませんけど、作品のためによくなるんじゃないかなって思ったことはどんどん、相談して、まだまだ変化させていこうと思っています。最近稽古場で口うるさくなってきてる自覚はあるんで、煙たがられてるんだろうなぁと思いながら、作品のためと盾にしても少しあがいてみようと思います。

なべちゃんは応援したくなるような、なべちゃんの勇吉を作っているし
香村さんは、綺麗なだけじゃなくって、なべ勇吉の人生に転機をしっかり与えてくれとるし
飛脚チームは全体的にもう、見てて楽しくなるようなテンポで芝居を回してくれていて
全体の歯車、今に至ってまだまだ、いい感じにあってきた感じがするのです。
大阪は大阪で、出てるシーンが多いんで、客観的に言えないことも多いんですが、たくさん、もらいながら舞台に立てていると思います。

まだまだ、初めてのような新鮮さを持ちながら、一人の人の人生とか、その周りの人への思いとか、そういうものを、答えがいつまでたっても出ないものなので、毎回お芝居変わると思います。でも、毎回毎回、登場人物の選択として、最良の選択を、あるいは苦渋の決断を、いずれにせよ勇気を持って決断していけるように、まだまだ考えていこうと思います。

で、昨日劇場に入って、ちょっと音響を聞かせてもらったら、これがまた、いい。舞台が立ち上がって、照明が加わって、お客さんが入って、外界からの情報をすっかり抜いて、ステージタイガー「MATCH」の世界に入っていただけたら、きっと、今の時点で役者の僕たちが想像している「よさ」なんて比較にならないほどの感動をお届けできると信じています。いま、改めて信じました。そうそう、音も明かりも、舞台も、稽古場では意識してなかったんだわ。これから、総合的にもっともっとよくなっていくんだわ。楽し。

劇って、いいもんですよ。
まだお席はありますんで、是非とも、劇場に足を運んでくださいませ。

詳しい情報などはステージタイガー「MATCH」特設サイトを確認ください！

それでは劇場でお待ちして居ります。