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製造業のシステム担当が早期退職なら、スキルを活かす→活躍できそうなスキルを選定し勉強する

製造業でシステム担当をしている30代男です。

大学院卒業後、今の会社に新卒で入社し約15年勤務しています。

早期退職が打診される可能性はある!日本の製造業は難しい環境にある


日本の製造業は過剰なコスト削減、過剰なサービス提供により非常に利益率の低い状況になっていると感じており、値上げ等で容易に損益を改善するのが難しい環境にあると感じています。

今後もこの状況が続けば、業務改善や製造効率化、材料コストカットだけでは対応しきれなくなり、最終的に固定費削減として人員カットという舵が取られることはあるでしょう。

一方で現在、私のような30代総合職は人員不足と言われている世代ですし、高い人件費がかかっているわけでもないので、早期退職を促すとしても一旦は対象から外れる可能性が高いとも感じています。

さらに私の場合、総合職かつシステム企画職として業務削減、RPA化を推進する立場ですので、今後の業務効率化、利益率向上という観点から真っ先に退職を打診されることはないと思っています。

ただしこれは直近の話に限ります。

このまま年齢を重ね、若い世代が台頭してくると、必然的に高い給料かつ実務能力の低い管理職世代はコスト増大の主要因と考えれ、早期退職の対象になるかもしれません。

ちなみに私の職場ですが、私が入社してから複数回にわたり希望退職という名の早期退職の打診が行われており、その度に多くの管理職が職場を去っています。

あまりそのようなことをやらない企業であれば早期退職打診に抵抗があるかもしれませんが、私のいる職場はこれに慣れてしまっているため、今後も業績が悪化すれば真っ先に人員削減に走ると思っています。

早期退職を打診された場合に、受けるか受けないかを判断する基準


早期退職を打診されたとき、それを受けるか受けないかを判断する基準がいくつかあると思います。

まず1つ目は家族の状況と自分の年齢です。

私自身がまだ次の職場を探せるような年齢で、かつ家族、特に子どもの教育費があまりかかっていない状況であれば、支出もあまり多くないですし、次の職場で現状並み、またはそれ以上の給与も期待できると考えています。

また逆に子どもが独立し、自分が定年に近い年齢であった場合も早期退職しやすいかと思います。

相応の年齢であれば十分な貯蓄もできていると思いますし、生活費も多くはかからないため、早めに退職金を受け取り、スローライフを送るというのも一つの選択肢ではないかと思います。

2つ目は早期退職打診時の資産状況と受け取れる一時金の額です。

早期退職の場合、多くは退職金以外に上乗せ金が提示されることが多いと思います。

上乗せ金の額は早期退職を勧められている人ほど高い額を提示されることになるかと思います。

早期退職する場合、次の職場でどのくらいの収入が期待できるか不安がつきまとうと思いますが、この上乗せ金額と生涯年収を比較したとき、多少次の職場で収入が下がっても問題ないのであれば、気持ちの整理がつきやすいかと思います。

早期退職を打診されたら、まずはこれら2つの基準を冷静に考え、家族に相談し、実益を重視した判断を下したいと考えています。

一見ネガティブな打診ではありますが、自分の人生にとっては早期退職はポジティブな選択肢かもしれませんので。

早期退職の対策:①会社でのポジション②退職しても問題ない環境作り


早期退職に対する対策は大きく2つあると考えています。

まず1つ目ですが、会社の中で重要なポジションに就き、退職されては困る人材になることです。

年齢が上がれば上がるほど、人件費が高くなればなるほど固定費削減という名目で早期退職者リストに上がってしまいがちですが、あくまで目的は会社の存続、利益率の向上ですのでこれを揺るがすような人事は避けるはずです。

会社にとって重要な人材となるには、高い業績を上げたり、オンリーワンの技術や知識を身につけることだと思いますが、気をつけたいのは仕事を囲い込んで標準化を避けるような仕事のやり方をしないことです。

会社にとって仕事が人に依存しすぎてしまうことはマイナス要素になってしまうので、あくまで自分の能力として上を目指すべきと考えています。

2つ目の対策は、退職しても問題ない環境を作ることです。

早期退職イコール「クビ」という印象が強く持たれると思いますが、一方で定年退職を待たずして会社という組織から外に出られるチャンスと捉えることもできます。

会社という枠組みを出れば、その会社固有の知識を活かすことは難しくなりますが、そこで培った社会人としてのマナーやスキルの中には別の会社でも活きるものがたくさんあると思います。

また経理知識や経営スキルなどの一般的な技能も身につけておけば、市場価値の高い人間になることができ、きっと他の会社でも活躍できる人材になるかと思います。

そのためには会社生活の中で与えられたタスクをこなすだけでなく、会社の制度も活用した自己啓発を続けていくのが最も効率の良い方法でしょう。

特に日本の場合、英語ができるだけでも非常に重宝される人材になることができますので、英語を軸に勉強することをお勧めします。

転職して活躍するには→自分のスキルがどんな職場で活かせるかイメージしておく


早期退職後に転職して活躍するには、自分がどのようなスキルを持っているか、またそれがどのような職場で最大限に活かせるかをしっかりとイメージしておくことが重要と思います。

逆に考えると、活躍の場が多そうなスキルを選定し、それを極めるべく日々勉強する必要があると感じています。

活躍できそうなスキルとしては大きく2つの種類に分けられると思います。

1つ目は世間一般で周知されている、専門的な知識、スキルです。

経理系なら簿記、電気系なら電気主任技師、情報処理系なら応用情報技術者資格やプログラミング記述などです。

これらのスキルは業種を問わず必要になることが多いため、求人も多いのではないかと思います。

2つ目はあまり知られていないニッチな業種に対するピンポイントの技術を磨くことです。

世の中には専門性の高い資格やスキルを求める業種も存在しますが、その中には広く認知されていないようなマニアックなものもあります。

このような資格、スキルは保有者が極端に少ないため、それを求める業種にとっては非常に貴重な人材になりうると考えています。

例えば計量士や放射線技師などがそれに当たると思います。

これら2種類は大きく方向性が異なるものですが、どちらも転職に有利になることに違いはありませんし、極めれば独立という選択肢も出てきます。

また採用する側から見てもそのように自己研鑽に積極的な人材であれば、採用したいと考える担当者も多いと思いますので、普段から積極的に自分を磨き、アピールするよう退職前から心がけるべきだと考えています。

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