
Photo by
rmia_clip
棚の整理~視覚的支援~
スキ
7
子ども部屋の本棚がぐちゃぐちゃ、「ちゃんときれいにしなさい!」というお母さんも多いのではないだろうか。
ざっとネットを検索したところ、どうもなかったので以前、私が特別支援学級で実践をした支援の例を紹介する。
当時、教室の後ろにあるロッカーに教科書をぐちゃぐちゃに置いている生徒が居た。
私もどうしようか・・・と考えていたのだが、一つ思いつきやってみた。
※塾にある棚で当時を再現しています。当時を思い出しながらなのでざっと作っています。
※教科書の上下巻で分けた場合と分けない場合がわかるように、国語は上下巻一緒の区分けにし、算数は上下巻別にしています。
教科書の厚みごとに線で区切り、教科書の色を付けわかりやすくする。するとどうだろう。一気に教科書を整理できるようになったのである。
本棚というものは一見、雑然としており、どこに何を置けばいいのかは、その人個人のセンスのようなものに委ねられる。
しかしながら、このように視覚的に何を置くのかをしっかりと明示できれば、子ども達にとってもわかりやすくなるものなのだ。視覚優位の子には、特に良いだろう。
学校の後ろのロッカーがぐちゃぐちゃになっている子がぜひ試してみては、と思う。
また、これについては発達障害の特性のあるないに関わらず、教室を整理する上で有効ではないかと考える。
大切なことはこれによって
「大人が怒ることが減り」
「子どもが何をやるのかがわかり」
「子どもが主体的に行動を起こすようになる」ということである。
塾の玄関です。
視覚支援のアイデアは至る所に使うことができる。ご家庭でも実践してみては。
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
学習支援塾すたでぃあ(stadia)の塾長の川下耕平です。ここでは塾での取り組み、特に発達障害児に対する学習のアプローチについて考えていきたいと思っております。特にそういったお子様をお持ちの保護者の手助けになれるような記事にしていきたいです。趣味は映画鑑賞です。