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Magic Leap2 の 12月アップデート情報

はじめに

この記事は、Magic Leap2 Advent Calendar 2022 の11日目です。
2022年12月8日にMagic Leap 2 の OSやSDKのアップデートが行われました。今回のアップデートで主な機能について紹介します。


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Magic Leap2 OS 1.1.0-dev2

Build B3E.221117.04-R.028
12月にリリースされた Magic Leap2 OS のバージョンは1.1.0-dev2になります。1.1.0-dev2による主だったアップデートを紹介します。

ハンドトラッキングの精度向上、ジェスチャー認識の強化など

ハンドトラッキングの精度の向上、ジェスチャー認識の強化、レイテンシーの短縮を実施。照明や現実世界の環境での操作性の向上など、1.1.0-dev1以前と比べて大幅に改善されています。

ホームジェスチャーのアップデート

1.1.0-dev1で導入されたホームジェスチャー機能を、1.1.0-dev2では、設定で無効にすることができるようになりました。

ハンドOSナビゲーション (ベータ版)

1.1.0-dev2で手をコントローラ変わりに操作する機能が追加されました。しかし、Beta版な為かかなり操作難しく、実用的な使用することはできない状態です。

Web Browser (Beta)

1.1.0-dev1まで、ウェブブラウザが標準インストールされておらず、WebXR ViewerをPCから起動、またはAndroid版のFirefoxをインストールする必要がありました。1.1.0-dev2からはインターネットにアクセスする標準ブラウザとしてWeb Browser (Beta)を使用することになります。
Web Browser(Beta)の特徴は以下です。

  • シングルウィンドウのウェブブラウザ(ウィンドウを複数開くことはできない。)

  • WebXRに対応

  • Webサイトで利用可能なThird-Eyeカメラ搭載。

  • Google MeetとMicrosoft Teamsをサポート。(現状、Web BrowserでGoogle アカウントにログインできない状態。)

Web XRに対応
WebXRで作成したサイトにアクセスするとVRのような体験ができます。(一部の機能は動作しない。)

Webサイトで利用可能なThird-Eyeカメラ搭載
Webカメラの設定でThird-Eyeカメラを選択するとMagic Leap2 に映し出したデジタルコンテンツを含む映像が表示されます。

WebXR のハンドトラッキングサポート

1.1.0-dev1以前は、WebXR ViewerでWebXRの体験は可能でしたが、ハンドトラッキング機能を利用しても全く動作しませんでした。今回のアップデートでハンドトラッキングが正常に動作するようになりました。

デバイスロック

AndroidのPINロックがMagic Leap2でも利用できるようになりました。

50Hz交流電力網周波数対応

交流電力網の周波数は、世界各地で異なります(50Hzまたは60Hz)。
屋内照明は、交流電源の周波数に合わせて明滅します。Magic Leap2 の カメラシステムは特定の周波数でフレームを取り込むため、カメラフレームの取り込み周波数が室内照明のフリッカーの割合と一致しない場合、取り込んだ画像にアーチファクトが現れ、Magic Leap2 デバイスの性能を低下させる可能性があります。

今回のアップデートで国に紐づくAC グリッド周波数(50Hz または 60Hz)を選択できます。(東日本は60Hzで西日本は50Hzとなります。)
出荷時は、60Hzで設定されています。

コンピュートパック(Magic Leap2 本体)スタンバイモードの導入

コンピュートパックにスタンバイモードが追加されました。
コンピュートパックは、ヘッドセットが外した状態とコントローラが停止しているしているとき、通常動作からスタンバイ状態に移行します。

アイトラッキングの精度向上

改善された性能を得るためには、カスタムフィットアプリで再度、キャリブレーションを行う必要があります。


SDK 1.1.0-dev2 と Unity SDK 1.2.0

今回のアップデートでは大きな機能が盛り込まれていないため割愛します。(Unity は 1.1.0-dev2 はなく、1.2.0になります。)


今後予定しているアップデート

XR Rig のアップデート

XR Rig にあるHand Controller と Eyes Controllerは現状、アクティブにしても動作しません。XR Rigが実装中のようです。将来、ハンドトラッキングとアイトラッキングAPIのデータを使い、位置と回転を取得できるようになるとのこと。(リリース時期は未定。)

ニアクリッピングプレーン

Magic Leap2の最新のSDKを使用するとニアクリッピングは強制的に37cmとなります。2023年1月を目標に37cmを強制的にする処理を変更するそうです。(37cmは推奨値という位置づけに変更するとのこと。)
ちなみに少し前のSDKにおいて、ニアクリッピングの変更ができてしまうことがありましたが、これはバグによるものです。Magic Leap 1 の時から、ニアクリッピングは37cmは、あるべき形とMagic Leap社は考えており、意図せず変更できること自体が問題という認識。2023年1月目標にリリースを予定しているニアクリッピングプレーンの強制解除は、開発者の意向に沿って設定を変更できるようにした配慮だと推測してます。

ハンドトラッキングの精度向上

2023年初頭を目標にHoloLens2を上回るハンドトラッキングの精度を向上させる予定。(現在、精度はより向上している模様。)

Segmented Dimming 新ツールと新API

Segmented Dimmingの設定を、より柔軟に対応できるような新しいツール/APIを開発中。リリース時期は未定。


今後の大きなアップデートについて

OpenXRのUnity対応、Unreal Engineサポート、ARクラウドの大規模な空間マッピング、3D物体検出などについては以下の記事にてご確認ください。


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