強さの種類
強さってなんだろうなと時々考える。
小学生低学年の頃は男の子と競って傷だらけになって帰ってくるような負けず嫌いだったし、漠然とだけど「強くなりたい」といつも思っていた気がする。
10代の頃は少年ジャンプの主人公のような強さこそが真の強さだと思っていた。
明るく頑丈で、攻撃を受けても決して壊れないことこそが強さだと信じて疑わなかった。というか他の種類があるなんて考える余地もなかった。
これを書くのは結構恥ずかしのだけど、もっと別の種類の強さもあると気付いたのは割と最近だ。
しなやかで柔らかな、攻撃を受け止め跳ね返せるような強さ。変化出来る強さ。今はそういうものに憧れる。
相変わらず抽象的ではあるのだけど。
あと、他人のどういう姿に強さを感じるかって、強い姿そのものじゃなくて、強くあろうとする姿なんですよね。
強がりとも少し違う、自分が弱いことから目を逸らさず受け入れそれでも強くあろうとする姿は美しいし、どうしようもなく胸を打つ。
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