オリジナルとは
文章でも音楽でも絵やデザインでも恐らくそうなのだろうけど、革新的に新しいものって出てきづらいというか、もう殆どやり尽くされてしまっていると思うんです。
背景や過去の積み重ねがあって初めて新しいものが生み出されるというか、自分が今までに見てきた色んなものの中からヒントを得て生み出すことしか出来ない。
音楽や絵はわからないけれど、少なくとも文章の場合極端な話、自分が知らない単語は書けないし。
ゾーンのようなものの中に入って普段では思いつけないようなものが書けたとしても、その内容って意識してないだけで自分のどこかにあったものが上手いこと出てきただけだと思うんですよね。
勿論オリジナルなんてあり得ないってことを言いたいわけでは無くて。
元ネタ(インプットしてきたものや経験してきたこと)からどういう風にどのくらい離れるか、どんなフィルターを通して形にするかが重要なのだと思う。
そしてそのフィルターがそれぞれで違うから面白い。
色んなものを口に入れて咀嚼して飲み込んで体内で発酵したものを吐き出す、紡ぎ出す。
ちょっと汚い喩えになってしまったけど、そんなイメージ。
フィルターを変えるのは難しいから、恐らく必要なのは食べるものの組み合わせのセンスと再編力、編集力のようなもの。
それで言えば最近の私は同じようなものばかり食べているかもしれない。反省。
今の自分のフィルターを通して残しておきたいもの、面白く書けるものって何だろうな。
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