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看護学校

 私は正看護師の資格を持っている。以前にも書いたのだが、手持ちの資格だけでは知識、技能的に足りないと思ったからこの資格を取った。
 最初は准看護師でいいか、との思いで准看護師の学校に通った。この准看護学校定時制ということもあり平日は昼からしか授業がなく仕事しながら資格の受験資格が取れるのも有り子持ちで離婚した女性も多かったようだ。中には高校中退した子も居たが、そんな方々は授業に一生懸命だった。私なんかはたまに授業をサボったりしていたが。そんなこんなで卒業の目処はだったのだがしかし卒業後の職探しで希望するところはこぞって正看護師の募集しかなかった。
 なら、しょうがないということで、正看護師の学校に通うことにした。この学校は准看護師が通える定時制の学校だった。准看護学校より生徒は多く若い子も多かった。衛生看護科の卒業の子も多く、正直雑多な集団に見えた。そんな中でもお母さんという立場の女性はよく頑張るし強い!
母親と社会人と学生と三つの草鞋を履きながらも頑張っている方ばかりだった。
 私はというと自宅近くのクリニックで午前中と夜仕事をしていた。入学前から医療の仕事は有資格者で働いていたのも有り勉強や実習はさほど困らなかった。多分学内で一番余裕ぶっこいていたはずだ。
 授業は特に問題を感じなかったが、実習は手こずったなのは覚えてる。看護計画を立ててそれに基づいて看護をしていくのだがぶっちゃけ看護師として仕事をしたことがなくなかなかイメージが掴めなかった。それでもなんとか乗り切ったが。
 また私のテスト勉強法は過去問をひたすらに解いてその解説を同級生の前で解説するという方法だ。
 なんでこんなことしだしたのかよく覚えていないが国試前には仕事を休んで学校でひたすら過去問の解説、言い換えれば講義をひたすらしてたように思う。聞いてくれる子も増えていったように思う。ぶっちゃけこんなことするのも自分の勉強のためだった。自分の為に他人を利用したと言ったら聞こえは悪いがそんなことも否めない。先生からも他の生徒に聞きに行くように言われてたみたいだけどね。
 看護師の国家試験は落とす気は全くなかったしむろん合格した。この試験ふつうに勉強していれば落とすはずのないものだと思っている。
 喧嘩を売っているような文章になったが、思うにこの程度ができなければ、今後看護師として仕事するのは相手が傷病者、褥婦になるので安心して身を委ねることはできないということだ。

#看護学校 #国家試験 #勉強法 #エッセイ #看護師

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