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ストレス発散から到達した「倹約編み物」。

何かに無心になって取り組みたい時があります。
友人の1人は、「年に1回、ホールケーキを無心になって作るって決めている」と言って、何の記念でもないのにウチに手作りのホールケーキを持ってきてくれたことがありました。

そんな感じで、「頭を使わずに行う軽作業」は、私に限らず人にとって癒しなんじゃないかと思います。

なんの記事だったか忘れたが、編み物は副交感神経が優位になるんでストレス発散になるらしい。

探してみたらこんな記事がありました。

ざっくり言うと、精神疾患とかでよく聞く「自律神経」に関わるもの。
ヒトは交感神経と副交感神経があって、このバランスが崩れちゃうのがよくないみたいです。

噛み砕いて言ってみると、交感神経ってのが優位になると興奮状態みたいな感じで、脳が疲労状態になります。副交感神経が優位になると、脳が休息できるんですね。

ある日100円ショップに封筒を買いに行った時、毛糸を見つけたのがきっかけでした。
形とか色とかは何でもよかった。ただ、編みたくなったのです。
針と毛糸で200円で楽しめるなら、「安上がりな娯楽だ」と思い、お遊びに購入。かぎ針編みはカンタンだしすぐ出来るのが良いのです。

100円の毛糸1玉でコースターが4枚できました。
チマチマした作業はストレスが溜まりそうにも思えるのだけど、黙々とやって出来上がると、何だか頭がスッキリするのは何なのでしょう。

でもすぐ終わってしまって、正直なところ不完全燃焼。
翌日また100円ショップに行き、毛糸を3玉買いました。
今度はランチョンマットでも作ろうかと…。

楕円に作るのって意外と難しいなと編み編み。
でも編んでるうちにだんだんまん丸になっちゃって、ほどくのも悔しいので断念し、駄作をひとつ。第二弾でやっと楕円ぽくできました。

ここでケチ心に「ウールの毛糸だと通年使えないのが悔しいな」と思い、Tシャツみたいな素材で作る「ズパゲッティ」というのを思い出しました。

でも実はこれで使っているヤーンという素材が結構割高なのです。
セリアでも1玉売っているのですが、ウールでは1玉で4枚作れたコースターが、ヤーンでは1枚しか作れない。1/4!

フライングタイガーでも大きめの毛糸玉が300円で売っていたので作ってみましたが中途半端なマットにしかならなかった。。
540円もかけたのに〜ww

(左の赤いのと、マグの下にあるグレーのがヤーンで編んだもの)

これはちょっと高くついた。貧乏なのに、、反省。
でもそこで私は気づいたのです。

“『Tシャツみたいな素材』って、Tシャツで作ればいいんじゃん!”

以前、布ぞうりは古いTシャツを裂いて作る聞いたことがありました。
作ってるところは全く見たことも無いけれど、閃くままに、パジャマと化していた毛羽立ったTシャツを引っ張り出してハサミを入れてみました。

きしめんみたいな感じにチョキチョキ切ってみて、
試しに編めるかどうかやってみると、、

編める、編めるぞ…!
(ムスカ大佐の「読める、読めるぞ…!」風)

太さは均等でなくてもあまり問題ないのですが、太さが太すぎると硬くて編みにくいし、細いとちぎれそうでこわい。
あと結び目は大きくなってしまうので一筆書きみたいに長い1本に裁ちバサミで切るのがポイントです。

縫い合わせてあるところはなるべく使わないか、ほどくようにする。プリントや刺繍の部分は硬くて編みにくいので、なるべく無地のものが良いことも、やってみて分かりました。

中途半端なサイズだけど、分厚くてしっかりしてるので鍋敷きとかにできそうかな。見た目もそれなりにおさまった気がします。

お気に入りのライブTシャツだったけど、着倒した上にこんな形でリバイブできたならよしとしよう。

編み物をお母さんから教わったのは小学生くらいだったかな。
まともに教わった数少ないスキルです。
ほっこりした思い出がこんな形で生きるとは…。

ストレス発散になり、リメイク&断捨離にもなる、お金も使わない!
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地道に模索して生きています。ライティング、デザイン、セールス…etcワンストップでいろんなことをお手伝いできる地域のプレイヤーにサポートいただけますと嬉しいです。