愛の不時着 1話 2話のはなし

とにかくハマった愛の不時着。

各話のあんなことやこんなことを書き留める。
ネタバレ注意!


ありえない設定が切なくさせる

パラグライダーの事故で北朝鮮に“不時着”してしまった、ユン・セリ。

まずここで「ええーー!愛の不時着って…本当に不時着するの!北朝鮮に!!ギャクか!」と心の中で叫んだ。
んなわけあるかいな!んな馬鹿な!!と全力でつっこんだが、これがストーリーの全ての始まり。
でも、こんな無茶な話が実にうまく、面白く、切なく、繋がっていくから驚きである。
全体的にコメディタッチな部分が多く、楽しく見れるけど、この“北と南”という決して相容れない要素がストーリーのバックボーンにあり
ものすごく切ない。
現代版ロミオとジュリエットである。
離れたら最後、お互い生きていて、想いあっていても連絡すらとれない。こんな時代なのに…!
という思いがこのドラマ視聴中こみ上げて何度も泣いた。こんなに切ない設定他にあるだろうか…

韓国ドラマお決まりの大富豪の跡取りという設定も、このドラマはちゃんとある。
でも、他のドラマでは男性が財閥の跡取りで女性を振り回すというパターンが多いが今回は女性のユンセリが大富豪で、リジョンヒョクを振り回している。
でも、リジョンヒョクも負けじと北朝鮮No.2くらいのお偉いさんの息子。
フツーじゃない2人のフツーじゃない恋。
そんな現実離れしてる2人の恋も、心は我々一般人と同じように揺れるからついつい応援して、のめり込んでしまう。

特にこのドラマは心の移ろう様をすごく丁寧に描いている気がする。
少しずつ、少しずつ2人の気持ちが近づいていくのがすごく自然で、自分もリジョンヒョクとユンセリにだんだん恋していく。
だから2人を応援したくなる。

リジョンヒョクの優しさに悶える

物語序盤、まだ2人には恋心は芽生えていないようで、
わがままで好き勝手やる、気の強いユンセリに対してリジョンヒョクは迷惑そうな表情を度々見せる。
だけど、優しいところが行動ににじみ出ている。そこにアラサー女子は悶えます。笑

ユンセリのために、朝から麺を作ってあげるリジョンヒョク。(まさか麺を切り出すところからなんて…)
お肉を食べたいと言ったセリにちゃんとお肉を焼いてあげる。
市場で照れながらシャンプーやリンスや、下着、傷薬、そしてろうそく(これがまた後で胸キュンシーンを作り出す…)を買ってきてあげる。
泣いているセリの顔が見えないようにろうそくを消してあげる(無駄にかっこよく素手で笑)

こんなことされたら、イケメンじゃなくても好きになってしまうでしょ……

セリが言ったことや行動に対してひとつひとつ
さりげなく応える、寡黙な優しさ。
決して「俺がやってあげたぜ」的な態度は見せない。
きっと無意識のうちに優しくしているのだろう。
こんな男実際にいるのでしょうか。
うちの夫に見習ってほしい。

こんな優しさがリジョンヒョクの魅力で、序盤から悶えさせてくれる。

F4の自己紹介

ストーリーを盛り上げる名脇役
リジョンヒョク率いる第五中隊の部下達も自己紹介的にでてくる。
彼らが本当にいい味を出していて、このドラマをここまで面白くしている要素の一つだろう。
常にセリと言い合ってる口の悪いピョ・チス、
韓流ドラマ好きですぐにセリと打ち解けて、通訳的立場でメンバーとセリの間をうまくつなぐキム・ジュモク、
イケメンでクールなグァンボムとみんなの弟ウンドン みんながジョンヒョクとセリのために一生懸命で、まるで家族のようになっていく。
このドラマの重要なスパイスの一つである。

エンディングの胸キュンエピソード

忘れちゃいけないのがこのドラマのラストに毎回入るエピソード。
話中の裏話的な感じではいるのだが、毎回リジョンヒョクの愛が溢れている。
最後の最後まで見逃せないのだ。


こんな感じでドタバタと幕を開け、
一話目から一気に引き込まれていく…