中島 幸志/感性で育まれる社会を共につくる

起業家/研究家/教育者/アーティスト…共感循環社会をつくる「共感起業/共感経営」を提唱…

中島 幸志/感性で育まれる社会を共につくる

起業家/研究家/教育者/アーティスト…共感循環社会をつくる「共感起業/共感経営」を提唱。 著書『共感起業大全』https://kojinakashima.com

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「社会起業を少しでも考えてみたい人」にオススメな、2日間のプログラム

ネコも杓子も社会課題解決起業といえば社会起業が当たり前のようになってきて、どの起業プログラムを見ても、スタートアップのアクセラレーターを見ても、全てが社会課題解決という言葉が入っています。 たった数年前に社会課題解決と言おうもんなら、「儲けるのを諦めたのか?」「趣味か?」と言われるような時代があったのです、よ。 当時、特にベンチャーやスタートアップ界隈の人にとっては、ビジネスや経済成長が優先で、多少の犠牲は仕方ないと言わんばかりに、金銭リターンだのユニコーンだのと、Jカー

    • 最期の7日間と、旅立ちの7日間

      最期の7日間それは、あっという間の出来事だった。 急遽自宅へと帰ることになった父。 「このまま病院に居つづけてはいけない」 よくわからないザワつきに駆られ、自宅に帰った父は、一旦良くなりそうな気配はあったものの、やはり大きな変化は見られなかった。 少しづつ状況が悪くなりつつある中で、母親は、まるで赤ちゃんの世話をするように、介護をしている。 状況を受けとめきれないのか、わかっていないのか、それはわからない。 でもこの物語の終末は遅かれ早かれ、 最初に入院した医師も

      • 面会から3日で在宅介護を選択

        変わり果てた父との対面から三日後、私は在宅介護の決断をしました。 そして決断の翌日、父は家に戻ってきました。 きっと、一般的にはこのスピードでの判断や帰宅は出来なかったと思います。 自分なりの備忘録と、誰かの判断のひとつになればと思い、記録しておこうと思います。 (あくまでも個人判断ですので、何かを批判するものではなく、また正しさを伝えるものではありません。) 経過1月11日、容体がおかしいことからの10時過ぎに救急車で夜に搬送。 翌日午前3時にコロナ感染が確定。コロナ

        • 介護のはじまり

          わが家にも、介護がやってきました。 それは突然のこと。 1月にコロナで病院に運ばれ入院。 それがきっかけに身体機能が影響を受け そのまま退院できずに、転院。 コロナ病棟で会えず わが家のインフル騒動があり そしてようやく今日、 40日ぶりに再会をしたのですが、 まったく別人になっていました。 自力で水も飲めず ご飯もほとんど食べられず 認知症と薬の副作用で常に眠そうで もちろん立つこともできません。 もう、あの父を見る影もありません。 正月には家族で焼肉食べてい

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        • 共感起業/共感経営のヒント
          5本
        • 起業家視点の子育てと介護
          8本
        • sense of values
          0本
        • アントレプレナーシップ(起業家マインド)
          3本
        • 共感循環社会をつくろう
          13本
        • ウェルビーイング起業家の足跡
          17本

        記事

          「割引」は、副作用と依存を生む危ない薬 〜割引を考える時に必要な3つの視点と5つの方法

          セール、割引、クーポン、今だけ、おトク・・ 私たちは、どうしてもそんな言葉に心が動かされてしまいます。 やっぱり安いほうが嬉しく感じてしまうことは、否定できません。 買う側にとっては良いことかもしれませんが、売る側にとっては微妙な手段です。 できればやりたくない割引。 使い方を誤ると、副作用と依存症を生む危ない薬になるのです。 クーポンがないと、店に行かない私たちの周りには、クーポンが溢れています。 クーポンというのは、ほとんどが割引です。 15%オフクーポン

          「割引」は、副作用と依存を生む危ない薬 〜割引を考える時に必要な3つの視点と5つの方法

          共感とお金、どちらがビジネスにとって必要ですか?

          共感が循環することで、ビジネスは成長していく 私はそんな経験をたくさんしてきました。 これまで30社ほどの起業や経営をしてきて、たくさんの起業家/経営者と接している中で、確信しています。 共感がなければ、事業は成り立たないといっても、過言ではありません。 そんな声もたくさん聞いてきました。 では、お金があったとした場合、共感の無い事業は成り立ちますか? 全く共感を必要としないビジネスもあるでしょう。 条件だけで成り立つ商売も、時には存在します。 しかし多くのビジ

          共感とお金、どちらがビジネスにとって必要ですか?

          誰かを想えば、社会はちょっとやさしくなる

          わが家は、年始からいろいろ大変です。 実家の両親がコロナ感染し、救急車で搬送され、翌朝に私は福岡へ移動。 その後父親はいろいろな理由でそのまま入院、転院。 そして先週、東京出張中に学校から呼び出しがかかり、長男が高熱で引き取りをするものの陰性、私が翌日帰宅し4件の病院に断られ夜間救急に走って陽性。 翌日には妻と妹が感染するものの土曜日の午後なのでどこも空いておらず、日曜日に休日診療に搬送し陽性。 少し良くなったと思ったら、咳が止まらず、味覚障害に嗅覚障害、更に熱が再発し

          誰かを想えば、社会はちょっとやさしくなる

          「顧客ターゲット」という言葉を使っていませんか? 〜顧客を仲間だと考えて、使う言葉を選ぼう

          よく、顧客ターゲットという言葉を耳にします。 顧客を「的(まと)」になぞらえて、まるで狩りでもするかのように、狙い撃とうとしています。 狙い撃ちにするのは、好きな人のハート💕だけにしてください😆 ただ、誰もが顧客をターゲットと言っているわけでもありません。 使う人は、だいたい次の3つのパターンではないかと思います。 1.事業経営の経験がないコンサルタントアドバイスや相談を仕事にしているコンサルタントと呼ばれる人たちの多くが使います。 もちろん起業をしていることは事

          「顧客ターゲット」という言葉を使っていませんか? 〜顧客を仲間だと考えて、使う言葉を選ぼう

          デジタル時代のデータ管理に気をつけよう

          個人と組織の管理の違い起業家の支援をたくさんやってきている中で、共有しておきたい「管理」について書きたいと思います。 「管理」という言葉について、組織経営をしたことがない人にとっては、いまいちピンと来ていないことがあります。 特に個人事業主、フリーランスの人にとっては、自分ひとりの事業なので、自分が管理できていること/わかっていることが管理されていると思い込んでしまいがちです。 それは、「自分の部屋にある書棚や引き出しのどこに入れたかを知っている」というようなものです。

          デジタル時代のデータ管理に気をつけよう

          「共感起業大全」発売から1ヶ月と記録

          共感起業大全が発売されてから1ヶ月が経ちました。 ありがとうございます! たくさんの応援があって、たくさんの書店に平積みされて、手に取っていただき、のべ1000人以上の方にセミナーを通じて伝えることができました。 先日お会いした方は、本書P271〜の「共感起業におけるビジネスデザインシート」を「共感ビジネスモデルキャンパス」と呼んでいただき、実際に使って、とても大きな事業デザインをされていたのを見せていただきました。本当に感動しました! 私はスタートアップを何社も起業

          「共感起業大全」発売から1ヶ月と記録

          共感起業大全 読者限定セミナーを開催

          書籍の説明をいろいろな機会で伝えさせていただくことが増えてきて、とても嬉しいです! どんな内容の本か、どんな人が読むと良いかなど、本の内容をダイジェストで話をすることなどは、もう自然とできるようになってきました。 そして今日、書籍の内容を理解し身につけるためのセミナーを、初めて実施しました。 発売からまだ10日くらい、告知から1週間なので、なかなかタイミングも合わないという人も多かったのですが、たくさんの方に参加いただいて、とても嬉しかったです! なんといっても、共感

          共感起業大全 読者限定セミナーを開催

          共感起業大全 10/30書店に並ぶ

          「出版する」と決めてから、ちょうど1年「本を出すぞ!」 そう決めてからちょうど1年が経った10/30。 遂に、書店に本が並びました。 ずいぶん前のような、でもまだたった1年前のことでもあります。 1年で本を出版することについては、想いとしては10年以上前からありますし、新しい未来に向けて活動を止め、そして本を書くことに集中できたことにあります。 そしてなによりも、この本を一緒に取り組んでいただいた三田編集長、ご縁を作ってくださった多くの方々、予約から応援いただいてama

          僕らは地球で生きている

          僕らの先生は、自然だ 何億年もの昔から、 この地球にあって、 今日という日もまた、 ここに存在している 地球で暮らすということが どんなことかと 頭で考えても 所詮、人間には ほんの少ししかわからない わかったようなこともまた 都合の良い解釈をしているだけのこと 人は 手の届く範囲のことを 社会と呼び お金の威力が及ぶところを 経済という なんだかちっぽけな範囲で ジタバタしているから きっと自然は クスッと、 ほくそ笑んでいるのかもしれない 海や山や川で生きる

          Amazon売れ筋ランキングで1位、最新リリース 7部⾨で1位を獲得 『共感起業⼤全』応援され続けるビジネスのはじめかた

          応援ありがとうございます!😭😭😭 売れ筋ランキング「企業動向部門」1位を獲得 また7つの専門カテゴリでも最新リリース ランキング1位9月7日にて本書籍のプレスリリースを行いましたが、2日後「企業動向」ランキングにて1位・ベストセラーを獲得いたしました。また、その他7つの専門カテゴリにおいて最新リリースランキングにおいても1位を獲得となりました!(2023年9月9日調べ) 売れ筋ランキング・ベストセラー 1位獲得部門 -「企業動向」 最新リリースランキング 1位獲得部門

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          価値観の違いが、認め合える社会を目指して

          久しぶりにコモンビートの現場に行ってきた。 コロナ禍の活動停止、再開公演を終えて、いよいよ57期がスタート。 やはり、リアルな現場は、気づかされることも多い。 20年も同じ演目を続けていることで、20年前と同じ光景がそこにあり、でも参加者もスタッフも全く違うこの57期でしか生まれない調和がそこにある。 来てよかった。 最後に僕がみんなに伝えたことを、少しアレンジして書いてみようと思う。 * コモンビートは、何をしている団体なのか。 「楽しそうな活動だね」とよく

          価値観の違いが、認め合える社会を目指して

          1年間の旅、そして旅のはじまり

          リセットする旅のはじまり一年前の2022年7月3日、 50歳の誕生日。 人生100年といわれる時代の50歳は、まだ折り返し地点。 それはつまり、 これまで生きてきた倍の時間があるということ。 18歳で起業して、30年余。 その延長で迎える30年後の80歳。 その未来からから今に問いかけてみる。 やり残したことは、ないのか? 案の定、 やらなきゃならないことの脇に、 やり残したことが、たくさん見つかる。 もう、先には伸ばせないよな… 長い人生の中で、たった1年のこと