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3点×2の確率について【雑記】

こんにちは。
WSはキャンセルやアタック時のトリガーなど他のTCGに比べて運要素の強いゲームと考えています。そのため多くのプレイヤーは様々な確率を上げる為のデッキ構築やプレイングを行っていると思います。そして各々割り切れるところに落ち着けていると思います。

その割り切れるポイントや運要素を減らすためのカードについては先の機会に考えるとして、今回はサーカス 20th Anniversaryで運要素全開の「デートバトル延長決定! ひより」というカードについて噺をしようと思います。

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テキストについて

【自】【CXコンボ】 このカードのアタックの終わりに、クライマックス置場に「ナイスキャッチ!」があるなら、あなたは自分の山札の上から3枚を公開し、その山札をシャッフルする。それらのカードの持つ色の合計が2色なら、あなたは相手に1ダメージを与える。3色以上なら、あなたは相手に3ダメージを2回与える。(ダメージキャンセルは発生する)

アタックフェイズでデッキトップを公開し、条件を満たすのであれば相手にダメージを与えるという効果です。完全互換のカードはありませんが、類似カードとしては以下が考えられると思います。

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基本と比較

この系統の共通する要素はアタックフェイズで効果が誘発するため、山札の操作が難しいという点です。メインフェイズで山札の上を操作しても1体目の効果発動後に山札のシャッフルが入る為、より効果発動までの山札構築が重要となってきます。
また基本的にこのような効果は最後に相手を倒すために使う効果なので複数並べて使いたいテキストです。最近のレベル3の状況を考慮すると、相手がクロック0もしくはレベル2の後半で使うことが予想されある程度のダメージが必要と考えられます。

「デートバトル延長決定! ひより」の効果を類似効果と比較してみると公開枚数が少ないため、追加で与えるダメージの期待値が他に比べて低いです。また『効果失敗』や『1点ダメージ』となった場合には詰め切れないどころか負荷すら掛からない可能性もあります。

本編

以上を踏まえた上で本題です。

そんな環境でもひよりを使う理由を上げるとすれば、やはり『相手に3ダメージを2回与える』という効果です。1体で3回アタックするだけのダメージは弱くないと思います。
この効果を使うためにD.C.というタイトルであれば山札上を4枚確定させることはできますが、今回はそこに注力するのではなく色配分で成功率を考えていきます。
今回の確立に関しては順列は関係ないので、無作為化されたところから3色を取り出す組み合わせでの確率計算を使用します。参考サイト:確率の計算
※確率計算の選択が間違っていたらすいませんm(_ _)m

成功率を上げるにはデッキが可能な限り色が分かれている方いいです。またゲームのルール上効果を使用するキャラとレベル置き場に関しては色が固定されるため、総数から除外する必要があります。
それを加味して均等配分と偏色での確率計算の結果が以下の通りです。
※確率はあくまで3色を取り出す組み合わせのものです。
※連動・レベル置き場以外の色は考慮していません。

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表の結果は注釈の通り確定色以外は考慮していない確率ですが、個人的な感想としては色配分を考えれば雑に使っても『相手に3ダメージを2回与える』が発動しそうと感じました。

サンプルレシピ

せっかく確率を計算したので、この色配分を元にレシピも考えました。上記の表と同様の計算を行ったところ確率としては40%強でした。

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まとめ

まとめです。
実践で使うのは躊躇われるカードですが、個人的に使われたら嫌なカードの部類だとは思いました。また運要素を考えるとヴァイスシュヴァルツらしい面白味のあるカードです。
前述の表はあくまで参考で、舞台のキャラや手札に抱えるカードなどプレイングでも確率は変動しますし、レシピについても複数色あるクライマックス対応やサポートカードの採用で実際の確率は上がるかもしれません。

図3

今回は「デートバトル延長決定! ひより」の効果で確率を考えましたが、普段のレシピでも確率を考えることで構築やプレイングに幅が出るような気がしました。

今回はこの辺で、読んでいただきありがとうございました。

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