香港は自由だった

変わりゆく香港を見ていると、自分が住んでいた頃は平和だった。

住んでいたのは8年くらい経つのだが、
毎年香港に行っていたので、移りゆく街並みを見ていた。

「住めば都」と昔の人は言ったが、
暑くて蒸して雨が多く、狭い香港。

でも、
デパートや地下鉄に乗る際は、
汗を拭かずに乗るとお腹がやられるほどエアコンはガンガン使用し、
雨もほとんどが通り雨で、
狭いため、夜中遊んでも60分も掛からずに帰ってこれる。

友人や知人と密になる時間が長い。

そんな中で、「香港は何が良いのか?」とよく聞かれる。

一言で言えば、「人」である。

家にすぐ帰れる香港は、人と一緒にいる時間が長くなる。

仲良くなれば、優しい香港人は気を使わなくても良い人間関係になる。

また、狭い地域ゆえ香港人のネットワークは密で、
困ったときは何でも紹介してくれる。

そういう国だった。

今では中国化になりつつある
(厳密に言うと香港人は中華圏だが、中国人とは違う)。

自由が無くなるからだ。

香港は自由な国だ。

金儲け、投資には最適な国。

しかし、中国の支配下になれば、
規制されるだろう。

自由の無い香港に、香港という価値はなくなり、未来は無くなる。

ちなみに香港に行ったら、

真っ先に叉焼包を食べるのが、楽しみだ。

そして、ブルース・リーを愛する香港人なのだ。



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