架空ホビアニを作る【18】社長・後編
ホビーアニメ……略してホビアニ。
玩具の販売促進を目的とした低年齢層向けアニメの総称である。
これは、強めの幻覚をキメた一人のヲタクが、架空のホビアニを作り出すまでの物語。
キャラデザを作ろう
お久しゅうございます。伊地知です。
架空ホビアニ再開です。今回は前回設定を決めました社長宍戸ライジュウのキャラデザインを決めていきます。今までキャラデザを描いてきたのが以下のメイントリオのため、成人男性を描くのが久しぶりです。頑張っていきましょう。
設定を振り返ろう
①名前 宍戸 ライジュウ（ｼｼﾄﾞ ﾗｲｼﾞｭｳ）
②年齢 20歳
③性別 男
④所属 ｼｼﾄﾞコーポレーション
⑤家族 【後述】
⑥一人称 私
⑦二人称 貴様、○○(名字呼び捨て)
⑧口調 厳格で偉そう
【前編（キャラ設定編）はこちら】
社長キャラってスーツのイメージが強いんですが、１期闇堕ちカイトで使っちゃっているので、スーツは禁止カードですね。
あとはこちらの社長、主人公ほむらちゃんの実の兄だったりします。血縁関係をうっすら察せる、面影を感じるビジュアルにしたいですね。
それにモチーフの「雷」要素。
さっそく描こう
↑は前回の記事を描きながら描いたのですが、あまりに血筋強すぎてボツになったものです。ひとまずこれをもとにラフを描いてみました。やはりほむらちゃん要素が強すぎますね。
稲妻っぽいアホ毛は結構気に入ってます。
モチーフの動物「ライオン」要素を入れたいなと思い、ライオンのたてがみをイメージして髪型を作ってみました。稲妻アホ毛も垂らして前髪にしました。
もう少しボリュームが欲しい気がしたのでざっくりシルエットを見ながら髪の毛を作ってみました。
こんな感じ。う～～～ん微妙にもっさりしていて気にくわない。やはり初期案のスマートな感じが良い気がしてきました。
折衷案……のような感じで落ち着きました。前髪はすべて上げて、たてがみっぽさも残しました。眉間にシワが寄っているのが好きです。
色々考えた結果、頭の上のアホ毛の形を変えました。イメージは避雷針とか鬼の角です。
ひとまず塗ってみました。イメージカラーの紫は瞳と稲妻アホ毛に採用。髪色はほむらちゃんと同じ色にしてしまったのですが、これ露骨すぎる。要検討ですね。
全身絵。
他３人の絵柄と揃えつつ、顔を描きなおしました。若干眼力が損なわれたのであとで修正します。あとこれ、モノクロでも絵面がやばい気がしてきました。早く服を着せましょう。
とりあえず近未来的な服を着せてみました。ホビアニの成人男性らしく彼にはガッツリアクションをさせたいので動きやすい服にしました。
この首についているやつは何でしょう。よく分かりません。
余計なアクセサリーは除けて、シンプルにしました。風でバサバサしてそうなコートとブーツが気に入ってます。コートの後ろの部分を描き忘れてますね、後で修正してます。
塗りの再チャレンジです。思い切って髪色は紫（暗め）にしてみました。色数を絞ったことでクール系キャラっぽさが出ましたね。
これでも十分、血縁関係示唆できますね。
これぐらいの匂わせがちょうどええんやで……。
こちらが清書です。手袋は白→黒に変更しました。元のままだと暴走族の特攻服っぽさが強かったので。若干研究員っぽさもあるのが良いですね。
よきかな～～。
兄妹の共闘見てぇ～～～～～！！！！
思ったよりキャラデザがさっくり決まったので、もう少しだけ社長の設定を深堀しましょうか。
ホビアニの「兄属性」キャラの何が良いって……
シスコン/ブラコンが多いこと、ですよね
クールなキャラが妹弟だけには過保護で過干渉のめんどくさい兄になるのがとっっても好きです。
その頃から「シスコン」としての片鱗を見せるわけですね。個人的には、兄であることが発覚し、２期での言動が「これシスコンじゃね？」ってなる展開が好きです。
・部下にほむらの行動を監視させる
・ほむらがピンチに陥るとちょうどいいタイミングで横槍を入れてくる
・日常回のラストで高所からほむらを睨むシーンで終了
→これ妹の様子が気になって見に来てるだけじゃないか……？みたいな
前回書いた通り、社長は２期終了後、行方をくらまします。その後に３期にて「ライオン仮面」として登場します。以降は自重なく妹推していく社長見たい。
授業参観回とか文化祭回とか、兄妹愛感じる回にも可能性を感じます。
これは二次創作が滾りますね……！！
さて、これで２期のボス「宍戸 ライジュウ」社長のキャラデザインが決まりました。次回は３期ラスボスの彼について深堀して行きます。
ではまた来週。
おまけ【社長を描こう】
あまりに描き慣れないので、何枚か練習しました。キャラクターの作画を安定させるにはとにかく描くことですね。
出来上がったファンアートがこちら。叫んでいるときのこのカヌレみたいな形の口が好きです。髪の毛の非現実性を現実に落とし込むのが難しすぎる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？