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架空ホビアニを作る【8】ライバル・前編

ホビーアニメ……略してホビアニ。
玩具の販売促進を目的とした低年齢層向けアニメの総称である。
これは、強めの幻覚をキメた一人のヲタクが、架空のホビアニを作り出すまでの物語。

ライバルキャラのターン!!

相も変わらず、伊地知でございます。前回の記事のサムネイル、なぜかマスコットとホビーの姿が消えていました。こちらの方がスッキリして良い気がしたので、このままで行くことにします。

少し閑話休題。
前回の投稿にコメントをいただき、ファンアート可能か、との大変ありがたいご質問をいただきました。
全然全く大丈夫です!!(日本語の乱れ)
むしろ供給が切実に足りていないので、皆様の二次創作を心待ちにしております。私と一緒に「二次創作に寛大な公式」の幻覚を見てください。

ほんと可愛いなお前ら(親バカ)

さて、今回はついにキャラクター編の第3回。メイントリオを残すはあと一人、ライバルくんです。張り切っていきましょう。

ライバル♂(不良)
「オレの夢は、誰にも邪魔させねぇ」
路上ライブをしていたロックな小学生。
主人公が出会った最初のアクマ使い。音楽(ロック)に心酔しており、夢は世界一のロックンローラーになること。感情的になりやすいが、義理人情に厚い。頼れる兄貴分的存在。

ホビアニのメインライバルにも色々いますが、いわゆる「不良」っぽい子って大概「良い子」が多いですよね。原作だと本当に非道なこともやってたりするようですが、アニメは規制やら年齢層やらがあるせいでしょうか……。

ひとまずは基本的なプロフィールを作っていきましょう。

①名前  【属性アクマ決まってから】
②年齢  10歳(小学5年)
③性別  男
④所属  【転校生】逢魔が時小学校
⑤家族  【後述】
⑥一人称 オレ
⑦二人称 お前、テメェ、○○【呼び捨て】
⑧口調  ~だぜ

○性格
やや短気で怒りっぽい。声を荒らげることが多い。「ロック」を信条に悪ぶっているが、行動の節々に優しさがにじみ出ている。

○登場
界隈で人気を博している路上ライブの少年と出会ったほむら。謎多きロックンローラーの正体はソロモンリングを携えたアクマ使いであった。ほむらは、グリモアを狙う少年とソロモンバトルで闘う羽目になるのだが……?

ロックだぜ!憤怒のアクマ使い

これは確実に憤怒のアクマ使いですね。
分かりやすい。イメージカラーの「赤」ともマッチしますし、関連する動物も「狼(=一匹狼)」。最高じゃん。

と、サクサク決まったのでお次は名前ですね。

性格…短気、怒り、悪、兄貴
悪魔……サタン、オーガ、狼等。

名前ルール
名字:動物名
名前:ひらがなorカタカナ、属性っぽい名前

シンプルにいきましょう。
「大狼」と書いて「おおがみ」。
ド直球な名前が彼らしくて良いですね。

あとは名前ですが……
ほむら=炎=フェニックス
カイト=海=マーメイド
対応する幻獣との繋がりが強く、属性っぽい名前が良いですね。
ここは、属性を完全に捏造してもいいかもしれません。バンドマンらしく「音」の属性とか。
狼と言えば遠吠え。音波攻撃なんかとも相性が良さそうですし。あと、楽器を持ったアクマ見たい。

色々と捏ねくりまわした結果、
「バン」にしました。ドシンプル。

「BANG」
破裂音、あるいは台パン的な音の響きだけで決めました。こういう不良系のキャラってどうしても濁音付けたくなるんですよね……。

ということで、ライバルくんの名前は

大狼 バン(おおがみ ばん)

で決定です。

これが大狼バンと言う男だ

※バン君はここまでしません

ホビアニあるある
初期のライバルキャラ、第一印象最悪

まだキャラが定まってなかった頃の~、と言われる奴です。強キャラのはずが小者感が凄かったり、とんでもなく下道だったり。
カード破るのはやり過ぎです。
長期の作品においてキャラのブレは致し方ないところですが、本作はそういう部分も細かくカバーしていきたいと思います。

初登場のバンくんは謎のロックンローラー、「ウルフ」として登場します。歌手名、芸名みたいなものですね。
執拗にグリモアを狙ってくるウルフをようやく倒したほむらちゃんでしたが、人助けのために危機的状況に追い込まれてしまいます。

ここで助けに入るのが、大狼バンという男です。何でそんな無茶をするんだ!とキレるウルフに対し、

ほむら「キミなら……バンくんなら助けてくれると思ったから」
カイト「バン、くん……???」
ウルフ「お、お前……何で分かんだよ!!」

ふたりは友達

幼き日の二人

実は二人は顔馴染みでした~!!
という展開です。こういうの大好き。
大幅なイメチェンをした上に、バレないためにわざと悪ぶっていた訳です。流石に気づかれないと高を括っていたバンくんの誤算ですね。

お約束「直感で物事の本質を見抜く主人公」

バンくんがグリモアを奪おうとしていたのも、自分の願いはもちろんですが、ほむらちゃんを危険な戦いから遠ざけるためで……?

両親と幼き日のバンくん

父は作曲家、母はプロのピアニスト。一流の音楽一家で英才教育を受け生まれ育ったバン。彼は「ロック」に心を惹かれるが、格式高い両親には猛反対される。そんな窮屈な暮らしに嫌気が差し、バンは家を飛び出す。

不良少年のギャップ最高。
良いとこの坊っちゃんだったんですね。どおりで育ちが良い訳だ、という展開。
ほむらちゃんとは何かしらのパーティーとかで会ってた、とか。かたや国内有数の学者と、かたや著名な音楽家の家ですので。

そんなこんなで正体バレてしまったバンくん。
ほむら「友達の顔は忘れないよ」
なんて言われたら、そりゃあ毒気も抜かれますし、親友まっしぐらですね。

世界一格好いいよお前

親友ルートに入ったバンくんは、ほむらちゃん達と同じクラスに転校して来ます。音楽活動は続けつつ、(折り合いはついていないけど)実家に戻って暮らすことになりました。
頼れる兄貴分ポジションに落ち着いた彼は、怒涛の活躍を見せます。

・アクマカードの回収
・悪しきアクマ使いの撃破
・色々無頓着なほむらちゃんへのフォロー

それにより若干一名、コンプレックスを拗らせてしまうわけですが……。
カイトくんの闇堕ち時、動揺したほむらちゃんは全力で戦いきれずに彼とのバトルに破れます。絶体絶命のピンチに現れたのは、

バン「お前も堕ちたモンだな。カイト」

ごめんねバンくん、一人仮の姿で

かっけええええええ!!
初登場から株が上がり続ける男が、最高潮の輝きを見せる瞬間ですね。
意気消沈するほむらちゃんに、

バン「間違った道に進もうとしてるアイツを、無理やりにでも連れ戻してやんのが『友達(ダチ)』だろうが!!」

こんなん惚れるやろ……。
好き……結婚して……ほむらちゃんと。けど公式はカイほむ(※カイト×ほむら)派だから相容れない……。

この手のキャラって物語が進むにつれ、不遇にされがちなイメージです。新キャラの登場により出番が削られ、毎回ダークホースの当て馬にされて戦績も振るわず……と。
本作における初期ライバル、バンくんはメイントリオの一角として末永く愛されて欲しい。

次回のキャラデザ編に続きます。来週もギリギリ限界突破の未来が見えますが、頑張っていきましょう。

おまけ【架空ホビアニのCPについて】

とりあえず、メイントリオのカップリング表記について決めましょう。

神瀬カイト×久間倉ほむら カイほむ
言わずもがなの公式……と言いたいところだが、公式はあくまで
カイト→ほむらであって、
ほむらちゃんの恋愛感情は描写されていない。基本的にカイトくんが赤面してアワアワしているが、普通の女子にはきちんと紳士的に振る舞えるカイトクオリティ。そこが良い。

大狼バン×久間倉ほむら バンほむ
幼馴染み二人は「親友」「仲間」であってそういう感情は一切ない。お互いに絶大な信頼を置いている、背中を預けられる相手。
ただし、バンくんはほむらちゃんのことを女子扱いもしてくれるし、可愛い格好をすれば見惚れるし褒めてくれる。そういうとこだぞお前。

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