プロテインって飲んだ方がいいの?という疑問に答えます。

こんにちは。佐々木です。東京でパーソナルトレーナーとしてアスリートを中心にトレーニング指導をしています。

今日はトレーニング指導中に特にいただくことの多い「プロテインって飲んだ方がいいんですか?」という質問にお答えします。

この質問は選手でも一般の方でもトレーニングレベルを問わず多くいただきます。おそらく「プロテイン=トレーニングしたら飲むもの」というイメージが先行していて、

「なんとなく飲んだ方がいいんだろうな。だけど自分には必要なのだろうか?」

という疑問を持っている方が多いのだと思います。

プロテインって何か

プロテインって何かというとたんぱく質です。たんぱく質は肉や魚に多く含まれているあれです。

つまり、プロテインを飲んでも肉を食べても結果的にたんぱく質を摂っているという点では同じなんですね(肉にはそれ以外の栄養素も含まれているので完全に同じというわけではないですが)

じゃあ、プロテインにどんなメリットがあるかというとそれは「手軽さ」です。

トレーニングが終わった後にはできるだけ早くたんぱく質をとった方いいと言われています。身体の回復が早く、筋肉もつきやすいからです。

ただトレーニングが終わった後に肉を食べるのって大変じゃないですか。ジムに調理する場所もないし肉焼いて持っていくのも面倒ですし。

そこでプロテインが活躍します。プロテインは粉なので持ち運びやすく、シェイカーにお水入れて混ぜればすぐ飲めます。プロテインって便利です。

ここで抑えておいて欲しいことは、プロテインのメリットは手軽にたんぱく質がとれますが、プロテインを飲んでも、肉を食べてもたんぱく質を摂っているという意味では同じです。

ということは、トレーニング後にプロテインは摂った方がいいけれど、食事がすぐ控えている時は飲まなくても良いということになります(飲むと逆に食欲がなくなって食事がちゃんと摂れないという可能性もあります)

何でもかんでもプロテイン飲んでおけばいいよというわけではないんですね。

どれくらいプロテインはとった方がいいの?

プロテインをどれくらい摂った方がいいか考える上で抑えておいた方がいいことは「1日の食事でどれくらいたんぱく質が摂れているのか」です。

例えば、アスリートはよく1日に体重の2倍摂った方がいいと言われています。60kgの選手だと必要なたんぱく質の量は120gです。

例えば、食事で朝20g、昼と夜で30gくらいたんぱく質が摂れているとする合計80gになります。1日の必要量は120gですから40g足りないことになります。

この場合、プロテイン(1杯大体20gなので)2杯くらいを飲んだ方がいいという計算になります。

ただし、ここで注意すべきことは、必要なたんぱく質の量というのはその日の活動量によって変化するということです。

たくさん動いた日と一日中寝ていた日では消費したエネルギーの量が違いますよね。たくさん動いた日の方が当然、必要なたんぱく質は多くなります。

じゃあどうやって摂る量を決めたらいいんだ?って話になるのですが、実際のところ、どれくらい動いたらどれくらいたんぱく質を摂ればいいかを判断するのって結構難しいんですよね。活動量を数字で測るわけにもいかないので。

そこでおすすめの方法が体重を管理しながら食事をコントロールするという方法です。

詳しい体重管理の方法についてはこのnoteにまとめてあるのでよかったら読んでみてください。体重管理の仕方に加えてより良いコンディションを保つためのリカバリーの仕方についてのアドバイスもあります。

体重は「摂取した量ー消費した量」の収支なので、摂取した量が多ければ体重は増え、消費した量が多ければ体重は減ります。

ということは、体重を測ってその変化を見ていけば、その日の食事が足りているのか、足りていないのかがわかります。

ちょっと話がそれますが、エネルギーとなる糖質が足りない(つまりご飯や麺が足りない)とたんぱく質も糖質に変わってしまい、結果的にたんぱく質を摂っていても筋肉がつきません。

なのでまずは食事の量が足りているのかを体重を管理しながら調整していくのががおすすめです。

まとめると

結論、僕はリカバリーを早めるという観点からも、食事をすぐ摂らない場合は、トレーニング後にはプロテインを飲んだ方がいいかもしれないですね、とアドバイスしています。

ただ、細いことをいうと体重を管理しながら調整していくのがおすすめの方法です。

本気で身体を変えようと思ったら、結構努力しないといけないので(このサプリ飲んどけばいいよ!みたいな魔法なんてない)みなさん頑張りましょう。


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