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幸せのメカニズム

幸せになりたい。これは誰もが思う普遍的なことではないでしょうか?

でも幸福の理論を知る人は少ない。
身体が痩せる理論を知っている人は多いが(誤解している人も多いが)
幸福になる理論はどれだけの人が知っているのだろう。

今回のnoteは幸せのメカニズムという
幸福の理論についての本を読んでのまとめと感想文。


今追い求めているものは長続きする幸福か?

有名になりたい!
もっと裕福な暮らしがしたい!
フォロワー数がほしい!
かっこいい車に乗りたい!

このような周囲との比較による満足を得るものを地位財という。
この地位財は、幸福の持続性は低い
なぜなら、人はそれを得るとさらに欲しくなり、また走り続けるといった
永遠に終わらない快楽のランニングマシンに乗っている状態。
なのに、人々はこれが幸せになる道だと信じて行動する。

前に進まない歯車を回し続けるハムスターのよう。

逆に、人と比べることのない「非地位財」で得る幸福は長続きする

今幸せになりたいと思っているなら、そのための考えが
地位財なのか非地位財なのかを分類するといいのだろう。

幸福のための4つ葉のクローバー

この本では幸福に関係する4つの因子を紹介している。
①やってみよう因子
②ありがとう因子
③なんとかなる因子
④あなたらしく因子

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ちなみに本では、今現在自分がどの因子が高くて
どの因子が低いのか簡単なテストができるようになっている。

私は
ありがとう因子…13点
あなたらしく因子…12点
やってみよう因子…9点
なんとかなる因子…9点 という結果。

どれも平均点より上らしい。
たしかにあたしはここ2年でかなり幸福度が増した。

①やってみよう因子

自分が何がおもしろくて、何を求めているのか分かっていることが幸福に繋がると。なんでもいいからやってみたらいいよってこと。

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私が大好きな言葉です。

この著者が言ってくれていますが、
進歩主義的なものでなくていい。
合理的でなくてもいい。
社会的意義に結びつかなくてもいい。
変でもいい。意味がなくてもいい。
まぁなんでもいいのです。

私もどうしてもこれをやる「意味」や「意義」を考えてしまう時があります。
ですが、退職して世界一周に行くと決断したときは
大きな意味や意義などなかった。
ただ、死ぬときに後悔したくなかった。
それだけで決断した私を今は誇りに思う。

②ありがとう因子

感謝をよくしている人ってめちゃくちゃ幸福度高そうですよね。
実際、感謝するときに満足感を得るらしい。
感謝される側だけでなく、する側もHAPPYになるって素敵。

この章でおもしろかったこと、もう1つを紹介します。
それは、友達が多いかどうかは幸福度に関係ない。

関係あるのは、多様な友達がいること。

これは価値観の凝り固まりがないからだと思う。
よりよく生きる上で、物事を多角的に捉えることってすごく大切。
大変な状況も、違う角度から見ると追い風になる。
だからいろんな角度で物事を見れる友人がいることで
自分を良い方に導いてくれる。
多様な友人達に感謝。

幸運なことにわたしは人見知りをしないタイプだし
好奇心旺盛だからいろんな人を知りたくなる。
友達は浅く広くタイプだとも思う。

これからもこれを強みとして活かしていこう。

③なんとかなる因子

あなたは、
「あらゆる情報を仕入れ細かく吟味派」と
「ある程度適当でOK派」だとどちらが多いですか?


あたしは、吟味派です。
これは一つあたしのストレングスファインダーの資質である
「収集心」もあるからだと思いますが
何が最適なのかを調べてしまいます。

幸福度から見ると「ある程度適当でOK派」の方が
前向きで楽観的で幸福度が高い傾向にあるとのこと。

旅人が幸福度高く感じるのは
この「なんとかなる因子」が強いからだと思っています。


この章でおもしろい実験結果を紹介してくれています。

「楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか」

皆さんはどっちだと思いますか?

実は「笑うから楽しい」という因果があることが分かっています。

あたしは大学時代の卒業論文の研究の一環として
身体から見る心情変化についても研究していました。

「姿勢」も感情に密接に関わっています。
その他には
・筋肉の凝り
・歩くスピード
・人との接触(肌と肌の触れる場所・頻度など)

などもあげられます。

試しに胸をピンと張って軽く上を見るようにしながら
肩の力はストンと抜いてみてください。
できる人はさらに早歩き。
なんとなく前向きで自信が湧いてくると思います。

これらについては、いろいろ語れるので
興味がある方はお話しましょう。

私はポジティブになろうと思っても簡単になれないものだと思っています。
でも姿勢をよくしよう、口角をあげようとすることは誰しもができる。
私は「身体・行動から考え方を変えられる」と思っています。

④あなたらしく因子

自分らしく、マイペースに過ごすことが幸せに繋がるよという章です。

「自分らしく」のところに関しては
日本の教育を見直してほしいとは思いますが、
少しずつ個性を出しても良い風潮になっていると感じます。
とても良い傾向ですね。

アメリカの学校で配られる許可証には感銘しました。

あたしは小さい時から周りのことをよく見ている子だったようです。
マイペースだねって言われたことは人生で一度もありません

しかし、最近は「シュカらしいね」と言われることが増えた
「私らしい」行動や発言があるようです。
これに関してはもう少し分析したいと考えていますが
「私らしい」行動をできていることはとても良い。

これからさらに自分の気持ちに正直に生きようと思う。
それが非地位財(長期的な幸せ)に繋がるから。


盛り沢山の本でした。
自分の中でまとめるのにも時間がかかったけど
理論を知るとおもしろい。

歯車を回すハムスターのようだった私も
今は歯車から降り、自分のペースで自分の道を歩んでいます。

そうできたのも、4つの因子が関係しているなぁと思います。
今後は、やってみよう因子となんとかなる因子をさらに身につける

それに、もうそろそろみんなが
自分の人生を幸せになるために生きて良いと思う。

まずは、今日という1日が幸せな日になりますように。

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