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失敗図鑑から学ぶ、子どもに伝えたい3つのこと

書籍「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」の中から、子ども達に伝えたい3つのポイントをまとめました。

はじめに

こんにちは!「コーチのコーチャン」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーを経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、やりたいことが多すぎる幸せな人生を過ごしています。

書籍「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」の中から、子ども達に伝えたい3つのポイントをまとめました。

本の概要

偉人たちの失敗ストーリーをまとめた本です。全ページにふりがなが振ってあって、小学生でも読める本になっています。2018年に出版され11万部突破のベストセラーです。

表紙をめくると「発明王」あらため「失敗王」としてエジソンが登場し、失敗の中から成功が生まれるのだから「失敗はすばらしい」「どんどん失敗しよう!」というメッセージから本が始まります。

イラストもとっても楽しく、文章も子どもに語りかけるような口調で書かれているのでお子様へのプレゼントにオススメです。

さて、この本の中には24の偉人たちの「失敗ストーリー」が登場します。その中で特に私が子どもたちに伝えたいと思った2つの「学び」について紹介させてください。

アインシュタインの失敗からの学び

アインシュタインは9歳まできちんと言葉が使えず、勉強も算数以外は全くダメで「のろま」と小学校では呼ばれていました。しかし後に「相対性理論」を作り出し物理学を変えた天才と呼ばれるようになりました。

全教科90点」とれる人が学校では褒められますが、世の中に大きな功績を残すのは「たったひとつ1,000点で他は0点」のような人だったりします。本の中ではアインシュタインのほかにも、そういう偉人が沢山登場します。

苦手なコトを頑張って平均に近づけるよりも、好きなコト得意なコトをとことん伸ばして1,000点にしていく。そういう環境を作っていけると素晴らしいですよね。

1,000点」とれるコトなんてない・・・と落ち込んでしまう子もいるかもしれませんが、アインシュタインはこんな風に言っています。

「私は天才ではない。ただ人よりも長く1つのコトに付き合っただけだ。」

好きなコト、ちょっとだけ得意なコトをやり続けることで、1,000点に近づいていくのです。

AIやロボットが進歩し、決められたことをキチンとこなすだけの人材は価値がどんどん下がっています。ロボットには到底マネできない突き抜けた1,000点を持っている人達が活躍する時代です。

子どもたちの「スキ」や「得意」を伸ばす教育をしていきたいですね。

ドストエフスキーの失敗からの学び

ドストエフスキーはロシアの作家です。多くの文学作品を残していますが、中でも「カラマーゾフの兄弟」は文学史上の最高傑作と言われています。

しかしドストエフスキーの私生活を見るとギャンブル狂いで「クズ」のような人物・・・。でも「クズ」だからこそ人間の心の闇を描くことができ、最高傑作が書けたと言われています。

ここに「メタ的」な学びがあります。つまりドストエフスキーの失敗そのものから学ぶのではなく、それを私達がどう捉えるか、という観点での学びです。

ギャンブルをしているからクズ。勉強ができないからバカ。不倫をしているからゲス。薬物を使用したからダメ人間・・・。どのように思っても、それは自由です。

しかし人の一面だけを見て決めつけ、全てを否定して交流すらしない。これで損をするのは自分自身です。

ドストエフスキーの作品を「クズが書いたものだから」と読まなければ、世界の最高傑作を知ることもできません。それ自体は小さな損失かもしれませんが、積もり積もると人生全体では大きな損失になっていきます。

悪い部分が目立っていたとしても、良い部分を探して触れ合っていくことで、そこから得られるものは必ずあります。固定観念を捨ててあらゆるものに興味を持って生きると、人生がもっと楽しくなっていくのです。

親の態度が子どもには伝わります。ワイドショーなどで一方的に責められている人やモノに対して、多面的な見方のできる大人の背中を見せてあげられると素敵ですよね。

【まとめ】子どもに伝えたいこと

1.どんどん失敗しよう!
2.好きなコト・得意なことを伸ばそう!
3.悪いところだけでなく、良いところを見よう!

さいごに

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