愛とはなんだ

愛とは、

互いの成長を啓発する関係だろう。

もっと正確に書くと。

人は動物なので、

発情期になると、オスとメスは求めあう。

動物と違うのは、

そこに意味、理由、言葉による説明や

価値づけを行う。

愛である。


ただ好きや惚れたではなく、

セックスを超えたものが、

愛である。

神への愛、友愛、

自己犠牲や献身、

いのちを超えた価値。

愛はそういうものだと。

もっと、合理的に考える人は、

愛は、互いに高めあう関係、

啓発し相互の成長を促す関係、だと言う。

依存や虐待や暴力やマゾなど

病的な関係ではダメ。


私はきれいごとすぎると思う。

同性でも理解不能なのに、

男と女、異性どうしが理解しあえるのか。

私は相当な限界があると思う。

どこかで妥協する。

相手が分からないので、

適当なところで矛を収めて、

合意形成するために、

折り合いをつける。

互いの力関係で、

立場の弱い方が余計に妥協。


恋や性愛は、

誤解や幻覚や錯覚や思い込み、

幼児期からの特殊な体験や偏執、

あるいは、偶然や憧れや夢のようなものから

生まれる。

理解しあって生まれる恋はない。

互いに幻想を抱いて、

性愛が続いていく。

一生変わらず続く場合は、

幻想が年齢と共に、

多様に変わっていく。

決して、真の理解には到達できない。

互いに別々の人生を生きている訳だ。

たとえ、心中しようと、

後追いの自死をしようと。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?