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[パニック障害]認知行動療法でカフェインと向き合った時の話

パニック障害の時の思い込みは激しい

今まで出来ていた事が時間と共に苦手になっていくあの大変さ。

思い出すとあの時は本当に大変だったな~と。

「広場恐怖」という言葉はパニック障害の方はすでに知っている方も多いと思います。

外出時に発作が起きなくても、ふとした時に感じる「発作が起きそうな不安感」・・・あれは不快以外の何者でもないですよね?

もちろん私も外出が苦手になりましたが、家の中にいても発作のきっかけになってしまったものがあります。

その一例が「コーヒー」です。

もうね、広場恐怖とか関係ないです。家でも外でも飲めるものですから。

カフェイン

パニック障害について色々検索している人なら一度は目にした事があるはずですが、パニック障害にカフェインが良くないって聞きませんか?

パニック障害に、これは良くないあれも良くないみたいな情報が沢山ありますけど・・。

ただ不思議な事に、お医者さんに聞くとはっきりとした原因はまだ分からないんですよね?

きっと色々な要因がたまたま重なったからなんですね・・・。

だって、コーヒーはずっと好きでしたし、

カフェインがピンポイントで原因なら、最初に飲んだ時に発作が出てないとおかしくないですか?

今では平気で飲んでますし^^

でもその当時は、たまたま発作が起きた時にコーヒーを飲んでいたので、強烈にコーヒーとパニック発作が結びつきました。

じゃあ飲まなきゃいいという話なんですが、そうするとずっとコーヒーを避ける生き方になってしまうので・・。

しかも、カフェインを避けるという事は、チョコや炭酸飲料などなど色々なものを口に出来なくなるので個人的には辛いです。

ということで、これも認知行動療法の練習に取り入れました。

具体的にはこんな感じで進めましたよ。

まずはカフェインに抵抗があるので、カフェインを取り除いた「デカフェ」を少しずつ飲む。

最初は「どうせ美味しくないんでしょ?」みたいな感じで、あまり良いイメージはありませんでしたが、味は全然問題なかったです。

しばらくはそれを続け、慣れてきたらコーヒーを淹れて少しだけ飲む。

小さいコーヒーカップ1杯が飲めるまでになったら、コンビニまで歩いてコーヒーを買いに行き、外で飲んでから帰る。

最終的にはコーヒーショップに行き、注文してそこで飲んで帰る。(他人のいる空間とカフェインの合わせ技!)


私の経験した認知行動療法では、こんな感じで徐々に慣れていくを繰り返し行ないました。

電車でも何でもそうでしたが、「たまたま発作が起きただけ、もしくは少し体調が悪くなりそうだなと、たまたま感じただけなのにその時の行為と結びつけてしまい苦手が増えていく」これをいきなり修整するのは難しかったので・・。

まあいきなり修正出来ていたらそもそもパニック障害じゃないと思いますが(笑

そして、最終的にはコーヒー=大丈夫と修整したように、

パニック発作=(起きても大丈夫)を目指して地道に頑張りました。

いろいろな事が苦手なままだと、どんどん行動が制限されてしまい辛いですからね。
「薬がないと不安で外出できない」「カフェインが怖い」「人ごみがきつい」「少しの体調の変化に敏感になる」

全部を避けて発作が起きない生活をしていてると、「常にパニック障害に悩んでいる」状態のままが続きます。

そうすると、しばらく良い状態が続いたとしても、

別のタイミングの一度の発作で「再発・・」となり落ち込みますし、新しい苦手が増えます。

このような感じを繰り返している方は、常に「とらわれている状態で、良くならない原因にもなる」と教わりました。

思い当たる方は、認知行動療法が役に立つかもしれません。

少なくとも私には効果がありましたし、とても大きなものが身につきましたよ。

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