南湖院Blues #2 :無人島よりも孤独

わたくしがポール・マッカトニーを初めて生で見たのは、
「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2013」の東京ドーム。
2002年以来の来日ということで、我々ロックキッズ業界は
それなりに当時は話題に、なんとかいい席を!と沸いていたんだよ。

茅ヶ崎の鶴嶺公民館で初めてバンドステージに立った時は、
「チャコの海岸物語」以外すべてビートルズ曲という
攻め攻めバンド、我らが「EBOSHI ROCKS」!!
中3ながら生意気に「All My Loving」なんかで
涙ぐんでいたあの童貞、あゝ青春(?)

この2013年時点は「もう二度とポール来日はない!」と、
観客としても全力で3Day皆勤賞(暇だったんだな)。

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ちゃんと(?)入待ちもして、信号さえ赤になってればサインが…
青信号で飛ばす車、危うくポールに轢き殺されるという
伝説を起こすところだった。
2013の本編最後は…
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

さて翌年、またしてもポールが来ると、しかも野外!!
よくやった湯川れい子、アウト・ゼアー ジャパン・ツアー 2014。
もうねお祭り騒ぎ、国立競技場で見られるなんて…
どうせLive And Let Dieで花火なんだろ?ええんやな?ええんやで?

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【ポール体調不良につき全公演中止】
初日は親父のためにチケットをとり二人でもう駅に着いていた。
そこでの中止アナウンス。
親父も1980年3月のWings来日のポール大麻所持逮捕キャンセルの
被害にあっているビートルズファンだったのだが…
またキャンセル!!なんていう縁のなさ!!

仕方ない、きっとまた来年もと…(このあたりから恒例行事化)
キマした、アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2015。
しかもなんと、ビートルズ来日以来のあの武道館!!
湯川れい子も「期待しとけアホども!」、と言わんばかりの特別感。

もちろん練習の東京ドームも皆勤賞。
しかし武道館、なんとこの様な「お値段以上ポール」
SS席 100,000円(アリーナ及び1階南スタンド)
S席 80,000円.
A席 60,000円.
B席 40,000円.
C席 2,100円(25歳以下限定販売・1966年日本武道館公演のA席と同料金)

C席はもちろんハズレ。
困ったカネがない、と思っていたところに当日立ち見券2万円の情報が!
そうだよ、ジョンも言っているじゃないか…

「安い席の人は拍手、高い席の人は宝石をジャラジャラ鳴らしてください」

ロックキッズならば立ち見一択じゃ!と、2万円握りしめ独り武道館へ。
そしてきっとやってくれる、特別なんだ、これはいつものLIVEじゃない。
あのVenus and Marsk〜Rock Show〜JetのウイングスOPを!!

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きゃああああ!あれええええ!リッケンじゃなぃぃぃぃい!?
Can’t buy me love, love〜♪

愛はお金じゃ買えないんだよ、ロケロー。

2015の本編最後も…
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude
この年以降、政府の方針からポール来日は年中行事となりまして…
わたくしの記憶に残るのはれい子のパンティーのみ。

ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017の
もちろん本編最後も…
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

フレッシュン・アップ・ジャパン・ツアー2018の
はりきって本編最後も…
Let It Be
Live And Let Die
Hey Jude

ということで、桑田さん。
Let It Be
Hey Jude
the long and winding road
のメドレーは日本公演では無いよ!という
お知らせでした(笑)

無人島に持っていく桑田SASアルバムは、
『孤独の太陽』一択です。
温度感は低く、暗い砂浜、孤独でやりきれない、
これが茅ヶ崎です。


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