【月記】2024年6月/西村賢太を読み、歯を抜く
6月は雨雲と気力が連動しているのではないかと思うほど無気力で、一日のほとんどを布団の上で過ごしていた。
紫陽花を見に出かける気にさえならなかった。
昨年は、誰某(だれそれ。28歳の時に初めて出来たパートナー(と呼ぶのも気恥ずかしいほど付き合いが長くなってきたので誰某とする)の鬱が一時は入院するほど重くなり、ほぼ毎日一緒に過ごしていた。
加えて、親が大病で無職となったために金銭管理その他に奔走し、自分のために使う時間はほぼなかったように思う。
多分、それらが一旦落ち着いて一人