Endless SHOCKという舞台
最初に明記しておきますが日本語が崩壊しているおたくのクソデカ感情のまま自分の思い出を語っているだけの戯言です。
自分の気持ちを書き残しておきたいな、と思ったところから始まっているので、支離滅裂なとこあるけど許してね。
「俺たちはひとつ苦しめば、ひとつ表現が創れる
ひとつ傷つけば、またひとつ表現が創れる
ボロボロになる、その分だけ輝けるんだぞ」
Endless SHOCKで一番好きな台詞で、私の座右の銘となっている台詞。
このセリフが本当に好きで好きで、そしてこのシーンのとき、全員が本当に感情メーター振り切れてるのが大好きでした。羽生くんも言及してた台詞ですね。
本当に劇中で一番大好きなシーンなんです。一番残酷で、一番優しいシーン。
ライビュで映ったタツヤ、本当に顔ぐしゃぐしゃにして泣いてた。一緒に泣いてしまった。いつも泣いてるけど。
でも私がこのシーンを大好きになったのは、このシーンを内博貴という男が演じたからかもしれない。
「立ち止まった奴は、置いていかれるんだろ?」
泣きながらそんなことを言うライバル役、恐らくはそこで自分の行動が、ライバル役に対してどういう結果をもたらしていたのかを知るコウイチ。
これはそういうシーンだと思ってるんですけど、このシーンを演じるのが、「立ち止まってしまった」内博貴だったからこそ、このシーンに異常に感情移入してしまうようになったんじゃないかな……。
何でそんなことから書き始めてしまったのか。
だって一番好きなシーンなんだもん。
私がEndless SHOCKを帝国劇場で初めて見たのは、2009年。
行きたい~行きたいけど東京遠い~チケット高い~と泣いていて、ようやっと働いてお金を貯められる年齢になって、遠征するぞってことを考えられるようになって、一念発起して自分の誕生日に観に行きました。自分への誕生日プレゼント。それまでは本当に擦り切れるくらいVHS(……VHSだと……?)とDVD観てたな……という思い出。
SHOCKのおかげで一人でホテル調べる! 取る! 飛行機or新幹線のチケットも取る! っていうことができるようになったので、SHOCKは私の一人遠征の親です(???)
初めて帝国劇場で観たSHOCKの記憶が、実は私にはあまりない。
めちゃくちゃ興奮してホテルで母にめっちゃ電話したことだけ覚えてる。ただただすごかった。家の小さなテレビ画面で見るよりも圧倒的にすごかった。語彙力ないおたくなのでいつも「すごい」しか言えない。ひどい。
それからは、行けない年も何回かあったけど、毎年のようにEndless SHOCKの世界に足を踏み入れていました。
観劇にめちゃくちゃエネルギー使っちゃう(へとへとになる)なって思いながら、でも行くのはやめられない。
地方公演が始まれば、「大阪行く!」「博多も行きたい!」で、多分最多は年3だったんじゃないかなあ。劇場ごとに雰囲気が違うので、それも楽しみで。
なお私が一番好きなのは博多座です。ステージの雰囲気が一番好き! あと毎度毎度ロビーが商魂たくましすぎて好き。しかも売ってるもの何買ってもおいしい。最高。終わった後飲みながらもつ鍋つつきながらSHOCKの話するの最高。何の話?
博多座と言えば、一度まだコウイチがジャパネスクで客席登場してる頃、通っていく通路横の席が当たったことがあって、「絶対無理心臓口から出る」ってわーわー言って友人に通路横に座ってもらいました。一席分距離置いたけどやっぱり無理だった。私あのときしんでたとおもう。客席登場なくなってよかった。そのうちしにんがでるところだった。
結局、通算何回行けたのかなあ。
2128回の公演の、ほんの僅かな回数を一緒に過ごさせてもらった。
毎回毎回、本当に、ほんっとうに幸せな時間でした。
座長が登場したら泣く、から始まり、Staring~の文字を見たら泣くようになり、最終始まる前のオーケストラの音合わせで泣くようになりました。泣きすぎですありがとうございました。
昔、「あんなの学芸会だ」ってさんざん言われてたの、知ってる。
私が知ってるくらいだから、座長にだってそんなことは耳に届いていたはずで。
でもあの人負けず嫌いだから。表向きに何か言うこともなく、ただひたすらに努力して、研鑽して、Endless SHOCKという舞台を創り上げていった。闘志がずっと燃えていた。
数年前、Endless SHOCKは大きく変わった。特に2幕冒頭のストーリーラインが、すごく分かりやすくなった。私はそれまでの解釈間違えてなかった! って嬉しかったけど、逆に言えば「ここまでわかりやすくしないと通じないってことだったのかな」って少し寂しくなった。
あまり多くを語りたがらなかったのに、インスタでこのシーンはこういう感じで、という話をするようになった。伝えようとしてくれてるんだな、伝わってほしいんだなと思った。自分の込めた思いが、曲解されずに伝わってほしいという気持ちがあったのかな。意外とそういうのは何もなくて、解説しようかな~と思ってくれただけかな。その辺は……座長のみぞ知る……? あとさいとうさん。
一番好きなライバル役は? って言われると、贔屓目と自分の感情こみこみで「内博貴」って言います、私は。
彼がやっと戻ってきたころ、友人と「いつかSHOCKのライバル役とかしないかな~」って半分冗談で言ってたら本当になったときの衝撃ったらない。
へちょへちょへなへなしながらも、本当に長年めちゃくちゃよく頑張ったと思うし、一番成長したと思います。最終的にSHOCKのライバル役を完成させたのは彼だと思ってる。ごめん言い過ぎた。でも彼が演じた最初のSHOCKと最後のSHOCK、できることなら見比べてほしい。別人みたいに成長した彼がそこにあって、本当に嬉しかった。
多分、一番上手いライバル役は屋良先生なんです、それはやっぱりそう。長年表でも裏でもSHOCKに携わって、本当にライバル役として相応しい人だったから。ダンスがうますぎる。かっこいい。
捨てられた子犬みたいになる屋良先生の「コウイチ、どこ行くの?」の台詞の言い方がめちゃくちゃ好きでした。
でもやっぱり、内博貴のライバル役が一番好き。Higherの歌いだしが「リチャード」に聞こえるだの、「走り続けているんだ!」の言い方が変だの、夢幻のターンがへちょいだの、散々言い続けた数年だったけど、やっぱり一番好き。
「告白」のシーンをあれだけ説得力を持って演じられるのは、内博貴だけだった。
私は今でも、そう思います。
他のライバル役が悪いっていう話じゃなくて。
私は直接は見ることは叶わなかったけど、翼、亮ちゃん、斗真。
勝利くんも、優馬も、北山宏光も、上田の竜也くんも、それぞれのカラーがあって、それぞれのライバル役で、それぞれの良さがある。上田の竜也くんはね、「治安悪いSHOCKだな!」って言いますけどね。唯一治安悪い。逆にすごない?
好きなリカ役は、3人かな。
黒木メイサちゃん。
神田沙也加ちゃん。
そして瀧本美織ちゃん。
私一生言うと思うんですけど、瀧本美織ちゃんが演じたリカが一番、解釈的には大好きです。2018SHOCK、瀧本美織がすごいしか覚えてないもんな。優しくてすごく雰囲気の柔らかい、そりゃ好きになっちゃうよな~って感じのリカ。大好き。
そして沙也加ちゃん。メイサちゃんの印象が強いところを塗り替えたのは彼女だと私は思っています。すごくかわいくて、新鮮なリカ役だった。
今回、「憧れの女優さんがやられていた役で……」って話してくれた麗乃ちゃんに「神田沙也加さんだよね」ってぶっこんで泣かせた座長ほんと。隠すことじゃないでしょうって顔に書いてあった。好き。
オーナー役はアッキーから大倉、植草さん、美波里さん、久野さん、森久美子さん、島田歌穂さん。やっぱりターニングポイントは美波里さんだなあ。
美波里さんが2013年からだということでもうそんなに経ったん!? という感じなんですが、本当にカンパニーのお母さんだなあって思います。優しく見守ってくれていた人。
座長が最後「日舞終わった後泣き崩れてた」ってバラしてたけど、それだけ大切に演じてくださったことが本当に嬉しいし、インスタとかで、裏側で映る美波里さん本当に楽しそうでにこにこしてしまう。いい人に演じてもらえたんだなあ。座長ごとSHOCKというステージを愛してくれる人。
あとのターニングポイントは浜中文一かなと思います。
SHOCKに本当に新しいキャラクター、役割を持ち込んで、しかもなくてはならない立ち位置にして、颯爽と去っていった。浜中文一、強い。
あとは赤マリさん~~~~~~~~~~本当に長年、ステージを下りても振付助手としてずっといてくれてありがとう~~~~~~~~~~大好きです。本当に大好きです。女性ダンサーさん、全然顔と名前覚えられない(苦手)のに赤マリさんだけは分かるくらいには大好きです。
大千穐楽のライブビューイングをやってくれたこと、本当に嬉しい。スクリーン入った瞬間かかってる曲が大桜で泣いた。もう泣かせに来とるやないかーい。まんまと泣いた。
夢幻のシーン終わった後、後輩たち+リカちゃんと肘タッチいえーいしに行くわ、拍手煽ってくるわ(本人は立ってほしかったらしい。真面目すぎと怒られる観客であった)、もう本当あなた。好き。
私にわかでふぉ~ゆ~も好きなんですけど、中でも松崎が一番好きなんですけど、あの子が最後のキャスト紹介のときに「ありがとうございましたー!」って言ってるのめちゃくちゃ好きなんですよね。
4人が揃って出てくれて、そしていつだったか「(フッキングは)お前には一生やらせねえ」って座長に宣言されてて、本当になかったけど、キャッチングしたときに「松崎おつかれ!」って言われて泣きそうになってたって福ちゃんに暴露される松崎たるや。そして自分の挨拶のときもう訳分かんなくなってるし結局泣いちゃう松崎たるや。かわいい。座長の次にSHOCKの舞台に立ってる間に結婚したことが一番のびっくりだよ私は。
いや松崎の話はどうでもいいんですけど(よくない)、ふぉ~ゆ~に口をそろえて「いつも通りじゃなかった」って言われる座長可愛かったなって……。「後輩がどんな気持ちか!」って怒られる座長、可愛い。ふぉ~ゆ~もっとそのひとのことは怒って。お茶目で可愛いよね。こっしーのインスタのラストグッドモーニングにいる光一さん、髪ぐしゃぐしゃ鳥の巣でまじでかわいい。なんでそんなことなってんの。
後輩たちが出れてよかったって言ってくれる舞台。なくなってしまうのが寂しいのは、みんな一緒。
SHOCKのおかげで覚えた後輩たちもいっぱいいるしなあ。岸くんもそうだし、西畑くんもそうだし、最近活躍しているメンバーで言えばTJの元太とかもそうですよね。ていうかTJほぼほぼ出てたけども。
ただ、座長が本当にへろっへろのぼろっぼろなんだろうなと思ったのは、ターンの後によくふらっとなってたこと。
若いころからあの人はターンが全然ぶれなくて綺麗で、バランス感覚異常にいいんだろうなと思うんですけど、さすがに。年齢もあるだろうし、今年は声出なくなったりもしてたし、SHOCKやりすぎやて最後やからって……っていう気持ち。あんなにバランス崩すの初めて見たなと思って、ちょっとひやひやしました。大丈夫かなって、一番それが思った。
大体これまで階段落ちも何回怪我してたか。毎度毎度心配で死ぬほど泣きながら見てた。最初スタントだったんだよ、あの人何で自分でやり始めたのばかじゃないの。好き。
リボンフライングも、最初ちゃんと手首にぐるっと赤い布巻いてたのに、気が付いたらしなくなってた。肘を支点にして手で掴んで。そんな状態でめちゃくちゃ綺麗な、赤い布のはためくフライング。それだけならまだしも、その後がんがん太鼓叩いてる。ほんとにばか。好き。
気が付いたらどんどんコウイチの影武者を使うシーンが減っていって、最後は多分シェイクスピアのシーンのみ。あとは全部自分で演じ切る。それがどれだけすごいことか。
そりゃ体もぼろぼろになるよ。本当にしっかり治してください……元気で長生きして……生き急がないで……。
本当にいろいろあった25年。
翼が怪我して、亮ちゃんが急にWキャストで出ることになったときもあった。(あのときの錦戸亮、今考えてもハードワークすぎる)
美波里さんが怪我しちゃって、急遽植草さんが代役してくれたときもあった。(前やってたとはいえ数年ブランクあるのに、急遽仕上げたとは思えなかった、すごかった)
東日本大震災が起きて中止になった。(次の日行く予定だったので目が点になったのは個人的な思い出)
LEDパネルが倒れる事故もあった。(このときのキャスト屋良先生でよかった……って心底思った、最後までステージを続けられる人でよかった……)
コロナで中止にもなった。(でもコロナのお陰で作られた映画館版SHOCK、ドローン撮影のおかげでフライングする座長の後ろが撮影されていて一緒に飛んでいるという、客席からは一生見ることのできない最高の仕様。お願いだから円盤化してください)
事務所問題で続けられるんだろうかって心配になった。
帝劇の建て替えでどうなるんだろうと思った。そして終わると決まった。
しれっと「まだできることがある」って言ってたけど、でも、もう「堂本光一」が「コウイチ」を演じるEndless SHOCKを生で観る日は来ないんだろうなあ。やってほしいけど、怪我してほしくないなって気持ちが一番大きいです。自分の身体大事にして。たのむ。
ドリボとかの後輩たちのコメント見てると、裏方やってる光一さんもいいなって思う。そりゃステージで観たい。観たいけど。後輩たちが光一くん光一くん! って言ってるの見るとにやにやしちゃうタチなので、そういうのもいいかなって思います。
KinKiがあるからね! 絶対に完全には裏方に引きこもらないしね! 剛くんの隣にもいてください! ふふん。
でも、ナイツテイルもチャリチョコも、すごい楽しかったしな。
SHOCKが終わったからこそ立てる舞台というものがきっとあると思うので、そしてだからこそ創れる舞台もあると思うので、いつかそれが観れることを、私は楽しみにしたいと思います。
あとぜひまた井上くんと何かやって! おたくは我儘です。
でもさみしいな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
行くようになってから、「SHOCK観たからまた1年生きていける」とか、「今カンパニー頑張ってるから」とか、そういうこと考えて生きてる時間もあったので、やっぱりさみしいはさみしい。
来年の年末くらいに、「そっか今年は来年のSHOCKの発表ないのか」と思ってまたさみしくなってる気がします。
光一さんさ~、思い残すことないって言ってたけどさ~、Solitary3人バージョン踊ってくれよ~~~~~(おたくの心残り)(本当にこれちゃんと3人なんだなって年々分かりやすくなったから余計に思ってしまう)
6000字以上書いて、書きたいことの半分も書いてない気がするのだけれど。だって直さんのこととか書いてない。いやもう……そこ言い出すとオーケストラも書き始めるから……。
私も人生の半分以上SHOCKに触れて生きてきて、そして冒頭の告白シーンの台詞は、やっぱり一生私に刻み込まれている言葉なので。私の中でもこれからもSHOCKは生き続けていきます。
終わったけど、終わらない。"Endless"だものね。