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UEFAユースリーグ、バイエルン戦(A)選手評

こんにちは。少し久しぶりの更新です。ユースリーグの4節とleasing.comトロフィーの節はサボりましたね。

ではいきましょう例によってマッチレポではなく選手評です。

スタメンはこちら。

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途中交代で入った選手はマゴーマ、ポチェッティーノ、ミュアー、ロブソン、です。

初期フォーメーションは下記のような感じでした。

UYL_バイエルン(A)

メンバーを見た時はTOBがトップ下に入るのかと思いましたが、ホワイトが入っていました。ホワイトをこの位置で見たのは初めてでした。

そしてトップにはトップチームのスカッドに入っているパロットに代わってリチャーズでした。

■スタメン■

オルワエミ・・・失点シーンはオウンゴール、シュートコースが良かったりとノーチャンス。しかし至近距離からの枠内シュートを枠外に逸らしたり、ミドルシュートをセーブしたりと活躍。オルワエミでなかったらもう1、2失点していたかもしれないです。

BLF・・・最近CBのポジションをウォルコット、ビンクスに奪われて出場機会が少ないBLF。この日はCBではなくSBでの出場でした。攻撃面では前にいるマーカンデイを助けようと積極的に上がっていましたが、守備では余り活躍できませんでした。更にビルドアップの局面ではサイドでのボール保持に慣れていないのでチームに貢献できませんでした。やはりCBの選手ですね。

ウォルコット・・・守備ではバイエルンの計算されたオフザボールの動きに混乱に陥れられていました(ウォルコットだけが悪い訳では無い)。それでもビルドアップの局面ではドライブでボールを進めたりビンクス、TOBと連携してパス交換でボールを前に進めたりと頑張っていました。また、ロングボールの精度も悪くは無かったので手詰まった時には助かっていました。

ビンクス・・・どちらかというと悪い部分が目立っていたように思います。得意のロングボールを出すことが出来ず、プレスを受けている時の局面を打開することが出来ませんでした。ショートパスの交換は安定していましたが。特に良くないと思った部分は、守備時に相手のマークを外し過ぎることでしょうか。バイエルンの選手はSBとCBの間のスペースを攻略しようとしてくるのですが、そのスペースに入ってくる選手への対応が上手くできていなかったです。

サーキン・・・ビルドアップ時にボールの逃げ道となってバイエルンのプレス回避に一役買っていました。外側のパスコースを切られたとしても少しボールを内側に動かしてから右足で縦に入れているシーンは印象的でした。逆足でも安定したパス出しをできるのはチームにとって助かります。逆に守備はいつもより軽く、ドリブルで抜かれるシーンがいくつかありました。サーキン、ビンクスサイドから攻め込まれる回数が多かったです。(バイエルンはアイソレーションでサーキンサイドの選手を孤立させていたのもありますが)

ボウデン・・・いつもに比べるとサイドチェンジやショートパスでチームの攻撃にリズムを作ることが出来ませんでした。ボールを取られることもありませんでしたが、このレベルで勝つにはボウデンにもう少し頑張ってゲームを作って貰いたかったです。しかし守備面ではいつも以上に頑張りを見せ、インターセプトやタックルでバイエルンからボールを奪い、攻撃の芽を摘んでいました。守備面で向上が見られたことは良かったと思います。

TOB・・・最近はトップ下やSHといった攻撃的なポジションでの起用が大かったですが、この日は適正ポジションのCMFでの出場でした。最近はこのポジションでの出場が少ないので、伸びているのか心配でしたが、CBからボールを引き出す動きの質が上がっていました。ビルドアップに困ったCBやフォスターからボールを引き出しボールをドリブルで進めてるのは好印象でした。やはりこのポジションが適正なのでこのポジションで起用させ続けて貰いたいですね。

マーカンデイ・・・ボールを持った際には切り込んでからのシュートやラストパスで崩そうという姿勢は分かるんですが、成功率が高くなかったです。上がってくるBLFも上手く使えませんでしたし、違いを見せることが出来ませんでした。この試合に関わらず最近の試合はドリブルを成功させることに苦戦しているイメージがあります。

ホワイト・・・CBやSBでプレーしていることは見たことがありますが、トップ下でプレーしているのは初めて見ました。そして積極的なプレスを見せていました。気になったのはビルドアップの局面で下がって貰おうとし過ぎることでしょうか。サイドから上手くトップのリチャーズに入っても孤立する場面が散見されたのでもう少し前線で構えていて欲しかったです。というかやはり適正ポジションではないです。

ベネット・・・この試合に限らずですが、最近の試合は自分のプレーが思い通りにいかず焦っているように見えます。ボールを貰った時にはカットインしてシュート行くことを選択肢の1番目に置きすぎな気がします。多少無理な体勢でも強引にシュートに行ってしまいますし、頑張ってオーバーラップしてくるサーキンを無視しすぎです。左足もある程度使えるのでもっと冷静にプレーしてもらいたいです。

リチャーズ・・・パロットの代わりにCFに入りましたが、CFとして物足りなさを感じてしましました。ボールを引き出す動きが上手くいきませんでしたし、ボールを貰った時に背負えなさすぎると思いました。ホワイトが下がりすぎているというのもありましたが、ボールをもっとキープして欲しかったです。シュートも撃てていないのではないでしょうか。

■ベンチ■

ポチェッティーノ・・・マーカンデイに代わって入りましたが、プレーは良かったと思います。特に右足から放たれるクロスはスピード、精度共によく、GKとCBの間に上手く入れていました。ここ数試合ポチェッティーノはクロスを武器に活躍していて、成長を感じます。クロッサーはスパーズユースには少ないので差別化を図れていると思います。

マゴーマ・・・ここ何試合かユースリーグではスタメンから離れていましたが、攻撃で違いを見せることが出来ていました。特に左ハーフスペースでボールを受けた際に相手の守備を剥がして味方との連携でゴールに迫っていくプレーはマゴーマ投入前には無かったのでとても効果的でした。この選手は攻撃により多くのタスクを振るべきなのかも知れません。

ミュアー・・・パスミスが多かったです。全然味方と合っていなかったと思います。しかしプレー時間が短いのでそれ以外は評価不可。

ロブソン・・・プレー時間が短く、ボールもほとんど渡ってこなかったので評価不可。


以上です。チームとしてはバイエルンが何枚も上手でした。特に攻撃はかなり綿密にデザインされており、誰がどこに入るのか、どこから攻めるのかがチーム内で共有されていて完成度がとても高かったです。グループ内では断トツで強かったですし、堂々の優勝候補だと思います。スパーズが勝てなかったことはある程度しょうがないと思っています。スパーズが勝つべきはバイエルン戦以外でしたね。

これでグループステージ敗退。お疲れ様でした。また来シーズン見たいです。その為にはトップチームはCL出場権を手中に収めて欲しいです。(U18PLで優勝するという裏技が無くもないですが、無理でしょう)


以上です。

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