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学生と社会人の違いについて

何かの記事で読んだのか
SNSなのか
本なのか
忘れてしまったが

誰かが「社会人」って分け方はおかしいんじゃないか?
と言っていた。
確かによく考えれば変なバイアスの掛け方だ。
「日本人の良くない文化」は言い過ぎかも知れないが
良くないものであることは確かであろう。

私が知らず知らずのうちに
かけられていたバイアスの考えを二つ言いたい。

私は高校生の頃、「先生」という存在があまり好きではなかった。
まともな会話のできる「先生」がたまたま
私の周りにはいなかった。

その時よく思っていたのが
「社会人」経験がないから「先生」はおかしいんだ、と思っていた。

「そもそも社会人とは一体なんだろうか。」
そこに対する疑問はあまり持ち合わせていなかった。

もう一つ例をあげたい。

スタートアップ界隈では
異常に「学生」を優遇する文化(?)がある。

もちろん、若い方が今後様々な意味で広がる可能性が高い。

体力もあり、失敗してもまたやり直せる時間がある。

しかしながら、
18歳で、いわゆる「社会人」を経験し
21歳で起業するとしよう。

何故か、優遇率が下がる。
もちろん100%とは言い切れない。

少し上記とは違うが
実体験としてあるのは
学生じゃなくなった途端、声をかけられなくなることだ。

だから
「若さ」なのか
「学生」というブランドなのか
詳しいことはわからない。

ただそこに存在する
「社会人」にはない「学生」を優遇する
という文化はなんだろうか。

これらの話を踏まえて
もう一度話を戻すと

「社会人」は一体なんだろうか。
「社会」に出るとは一体なんだろうか。

その「社会」とやらに出たら途端に頭が良くなるのか。
「社会人」を経験したら何か偉いのか。

そうではないはずだ。
もう一度、「社会人」という言葉の意味を考えてみようと思う。

ちなみに辞書(大辞林)にはこう書かれている。

① 学校や家庭などの保護から自立して、実社会で生活する人。 「卒業して-となる」
② (スポーツなどで)プロや学生ではなく、企業に籍を置いていること。
③ 社会を構成している一人の人間。

辞書から推測するに

①は実家で親と一緒に暮らしている人はみんな社会人ではないということになる。
また、仕事をしながら学生をやっている人も社会人ではなくなる。

②だとどうだろう。
エンジニアやデザイナーなどのどこの企業にも属さない系のフリーランスは皆社会人ではないということになる。

③だと、逆に世界中の誰かしらは
社会を構成しているのではないか。
と思うかもしれないが
そもそも「社会」とは何かしらの共通項によって括られている存在を表す。
ここでは、バイトやボランティア活動、学生以外の活動をしている学生も全員社会人となる。

ここまで考えてみて
改めて学生と社会人との違いは何か。
わからなくなってきたのではないだろうか。

私はそれでいいと思っている。
学生や若い頃から仕事をしている人も多い。

そういう無駄な分け方はやめるべきでは。
と私は思う。

さて、皆さんはどうですか。

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