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SPROUND記者会見と内覧会レポート

日米拠点のベンチャーキャピタルDNX Venturesと日鉄興和不動産が、シードスタートアップのコミュニティ/インキュベーションオフィス「SPROUND」を2020年9月28日にグランドオープンしました。実は同日、各種メディア各社向けに日鉄興和不動産・DNX Ventures・Knotel Japanによる記者会見を開催しました。

今回はメディアだけに公開した記者会見、そしてその後の内覧会の様子を少しだけご紹介します。


オンライン記者会見を開催

SPROUNDの取り組みについて、多くの方に知っていただけたらと、グランドオープン同日に記者会見を開催しました。新型コロナウイルスの感染リスクを鑑み、今回の記者会見はオンラインで開催しました。

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記者会見には日鉄興和不動産・DNX Ventures・Knotel Japanより5名が登場


日鉄興和不動産 今泉社長 ご挨拶
会見では、はじめに日鉄興和不動産 今泉社長が登場。

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日鉄興和不動産株式会社 代表取締役社長 今泉 泰彦

これまで不動産賃貸事業や不動産販売事業を展開してきた同社が、初めてのインキュベーションオフィスを開設することを発表。

SPROUNDの特色について、3つのポイントを紹介しました。

 ①品川エリアの高いポテンシャル
 ②日米投資ファンドDNX Venturesと協働提携
 ③「フレキシブルオフィス」の概念

さらに、幅広い不動産の可能性と知の還流を実現するコミュニティづくりの展望とともに、世界で戦えるスタートアップを品川からを目指します。


DNX Ventures マネージングパートナー / 日本代表 倉林 陽
Head of Operations and Marketing 上野 なつみ ご挨拶

続いて、DNX Venturesの日本代表 倉林と、同社でSPROUNDを担当する上野が登場。SPROUNDの立ち上げ背景、VCとしてSPROUND運営に携わるビジョンを発表しました。

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DNX Ventures マネージングパートナー / 日本代表  倉林 陽
企業務めを経て様々な課題やニーズを自ら感じ、ビジネスチャンスを見出して起業した大企業出身者や、社会課題を解決したいと志を持った経営者がB2Bのスタートアップを立ち上げるような時代に、日本もようやくなってきました。

DNXの大きな特徴は、資金による支援だけでなく弊社メンバーがそれぞれの知見と経験、強みや多様性を発揮して、投資先企業の経営や事業推進を支援していることにあります。SPROUNDでは、DNXからのナレッジシェアはもちろん、素晴らしい知見と経験を持っている経営者のノウハウを、横にも広げていっていただけけたらと考えております。

SPROUNDがベンチャー企業の経営者同士の横の知の共有をSPROUNDで推進する働きを担うだけではなく、B to Bの業界を支援する存在になることを目指します。

Knotel Inc General Manager, Japan 藤澤 正太郎 ご挨拶

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Knotel Inc General Manager, Japan (日本代表) 藤澤 正太郎

Knotelはフレキシブルワークスペースを世界各国に展開しており、日本ではSPROUNDが第一号スペースとなりました。今回SPROUNDに、同社が提唱する「フレキシブルワークスペース」を実現。geometryであるオリジナルインテリアを利用することでスタートアップを後押しする現場づくりをしています。

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顧客のニーズに合わせてフレキシブルに変化するワークスペースを提供


SPROUNDとは?
最後に、SPROUNDのプロジェクト詳細について、取り組み背景、コンセプト、そしてSPROUNDが提供する3つの価値について紹介。

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写真左:日鉄興和不動産株式会社 賃貸事業本部賃貸事業企画部
エリアマネジメント室マネージャー 金谷貴央
写真右:DNX Ventures Head of Operations and Marketing 上野 なつみ

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SPROUNDが目指すのは、単なるオフィスではなく、スタートアップ経営や事業推進に必要な「知の還流」を体感できる「活動体」を築くこと。

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コンセプトの実現のため、オフィスファシリティに加え、実践的なコンテンツやスタートアップ同士の横のつながり・コミュニティを提供していく。

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オフィスファシリティの面では、22階から東京湾・東京タワーを一望できる景色の良さと開放感を活かして設計。

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ほぼワンフロアを4つのエリアに分け、個々の趣向や働く内容に合わせて場所を移動することで様々な空間で仕事ができるようにした。

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また、コロナ対策として一般的なて指の消毒やマスク着用のほか、SPROUND利用者でもあるPSYGIG社のサーモグラフィによる検温システムや、イスラエルbetterairの空気清浄も完備した。

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「知の還流」を実現するため、経営や事業推進を学ぶワークショップも実施。人事・採用・組織づくり、マーケティング・PR、プロダクト開発・営業などすぐに活かせる実践的な内容を、オフラインだけでなくオンラインでも展開する。

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また、関係者が一堂に会すオンラインプラットフォームも導入。利用者やDNX Venturesのメンバーだけでなく、SPROUND利用者を応援する各種プロフェッショナルや、SPROUNDの卒業生も参加する。

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9月28日現在、すでにDNX Venturesの投資先を中心に複数社が利用を開始。

さらに、幅広い不動産の可能性と知の還流を実現するコミュニティづくりの展望とともに、世界で戦えるスタートアップを品川からを目指します。


記者向け内覧会を実施

また、記者のみなさんを招待して、内覧会を行いました。4つのエリアに分かれた工夫が施されたオフィスを廻りました。

なっちゃんセレクト

コミュニティーマネージャーと取材記者の方々

SPROUNDに来ていただいた皆さんがSPROUNDの施設の快適さはもちろん、新しい価値が生まれる興奮を記者のみなさんにも感じていただけたら嬉しいです。

メディア掲載

さっそく、記者会見や現地をご覧いただいた各メディアさんには、SPROUNDのご紹介をいただいております。ここでは一部をご紹介いただきました。ご掲載、ありがとうございました!


(文:奥田廉 / 編集:上野なつみ)

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