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DNXとSPROUNDがお届けする、シードスタートアップ向け学びのプログラム

みなさん、こんにちは。DNX Venturesの上野です。
SPROUNDの立ち上げから、現在はコミュニティマネジメントの部分でもメンバーの一員として活動させていただいています。

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DNX Venturesがシードファンドを組成

さて、本日、SPROUNDの運営者であり利用者でもあるDNX Venturesは、新しくシードスタートアップへの投資に特化したシードファンドの設立を発表しました。

昨年9月に、シードスタートアップに特化したインキュベーションオフィス・コミュニティ「SPROUND」を日鉄興和不動産とDNX Venturesが共同でオープンしてから約1年、SPROUNDとしても、シードスタートアップが真の意味で力強い成長を遂げ、まずはシリーズA調達に到達できるようご支援する環境が少しずつ整ってきました。

今回のDNXのシードファンド組成のニュースを通じて、DNXがシード投資?と思われた方も多いかもしれません。本記事では、SPROUNDという場がシードスタートアップのみなさんにどのようなご支援プログラムを提供しているのか、DNXとSPROUNDが手がけるシードスタートアップ向けの学び機会「SPROUND STARTUP WORKSHOP」についてご紹介します。

ちなみに、SPROUNDはDNXのシード投資先のスタートアップも数多くいますが、投資先以外のスタートアップの方も、B2B領域で共に切磋琢磨し、学びを提供しあえる方々であればご利用頂けます。
今回の記事では、SPROUNDについてのご説明は割愛していますので、よければWebsiteをご覧ください!


SPROUND STARTUP WORKSHOPとは

SPROUND STARTUP WORKSHOPは、B2Bスタートアップがシード期からシリーズA調達までに直面する事業のあらゆる側面の課題に対して、各分野の専門家を招いてワークショップを開催する勉強会です。
会社の根幹を支えるカルチャー醸成講座から、HRやセキュリティ、知財などより実践的な分野まで、ワークショップを通じたスタートアップ経営陣の知見・経験の補完を目指しています。

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SPROUND STARTUP WORKSHOP責任者であるコミュニティマネージャー / DNXの田中佑馬

SPROUNDではシード期〜シリーズA調達前くらいのB2Bスタートアップをメインターゲットに据えていますが、このステージの会社は往々にして数人の創業メンバーで営業、CS、プロダクト、マーケティング、人事、と、幅広いテーマをカバーしなければなりません。そして、創業メンバーの経験だけで全ての分野をカバーすることは難しく、必ず「初めてやること」が数多く出てきます。そのため、企業成長の土台作りとも言える大事なタイミングにもかかわらず、「走りながら決めよう」となし崩し的に取り組むことも少なくありません。

確かに会社を成長させるためのPDCAは重要ですが、車輪の再発明をするような、セオリーが確立されている分野における試行錯誤は時間的にも精神的にも負担が大きいもの。そこで、SPROUND STARTUP WORKSHOPでは、スタートアップが正解にいち早く辿り着けるように、先輩経営者や専門家による「とりあえずこれだけやっておけばOK」的な知見を伝えることに主眼を置いています。

この1年提供してきたプログラム

SPROUND開設後のこの1年は、SPROUNDとしてもご利用者のみなさんのニーズをヒアリングしながら、手探りで様々なテーマで「SPROUND STARTUP WORKSHOP」を開催してきました。時に、SPROUND Supportersと呼ばれる専門家の方に講師としてお越しいただき、シードスタートアップのお悩みにお答えいただいたり、DNX Venturesのメンバーをモデレーターに、先輩経営者の中から各テーマで深い経験や知見をもつ方々をゲストにお招きして、様々な教訓や事例をシェアいただいたりしてきました。ざっと1年間を振り返ると、以下のようなテーマについて取り上げてきました。

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専門家や先輩経営者の「知」が巡る

SPROUNDが提供するのは、教科書的な学びではありません。深い専門性をもち、その上でスタートアップのことを深く理解した SPROUND Supportersのみなさまによる、海外を含む事例モリモリの講演や、SPROUNDに在籍する or DNX投資先の先輩経営者による、経験・知見に基づいた実践的な経営アドバイス。いずれも、すぐに経営や実践に活かせる内容ばかりです。「B2B領域」×「シード期のスタートアップ」という共通点のあるオーディエンスだからこそ、聞きたいポイントを深く聞けるとご好評いただいています。

1. SPROUND Supporterが講師に
例えば第一回目のイベント「スタートアップ期のカルチャーデザイン」では、企業のブランディング・組織デザイン・教育プログラムの開発から新規事業創出まで、数々のイノベーションプロ ジェクトを主導されているKESIKIというクリエイティブ・コミュニティのお二方ご登壇いただき、Vision, Mission, Value の策定方法に関する実践的なワークショップを開催。抽象的な言葉の議論に終始しがちな策定プロセスについて、Miroなどのオンラインホワイトボードを活用して実際に手を動かしながら議論する方法を実践しました。

2. SPROUNDER(利用者)が講師に
SPROUNDのもうひとつの大きな魅力は、シリアルアントレプレナーなどスタートアップ経営の経験が厚い、ベテラン起業家が同居くださっていること。例えば、リンクアンドモチベーション​​の組織人事コンサルティングノウハウをもとに開発した組織改善クラウド「モチベーションクラウド」を生み出し成功に導いた麻野耕さんにもご登場いただきました。モチベーションクラウドが競合を圧倒し、業界第一位のサービスへの急成長を支えた、営業組織のマネジメント方法「セールスイネーブルメント」の極意を、スタートアップ経営者及び営業責任者向けにお話頂いて。あまりに実践的で、SPROUNDERから喜びの声が殺到しました。

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SPROUNDは来月1周年を迎えます。
コロナ禍ではリモートワークが進み、オフィスのあり方も大きく変わるなか、SPROUNDのような「コミュニティ」に重きを置き、互いの成長のために様々な学び合える環境は、また違った価値を生んでいるように思います。

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オフィスであり、知の活動体でもある。
それが、SPROUND。

がむしゃらに頑張る、だけじゃない、
SPROUNDが学び合い成長し合える場になれたらなと思います。


9月には、外部の方にこのSPROUND STARTUP WORKSHOPを体験いただける機会も用意しようと思っています。またこちらのnoteやその他SNSでご案内しますね。(最近Instagramも始めました!)



文・上野なつみ(DNX Ventures)

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