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仕掛け人が語る「SPROUND」オープンの軌跡①はじまり

2020.9.28ー「SPROUND」 オープン

先月、「SPROUND」は沢山の方々のご協力の元、無事にオープンすることができました。

3回に渡って「SPROUND」プロジェクトを立ち上げ、オープンまで様々な思いで取り組んできたメンバーから、「オープンの軌跡」を語ってもらいます。

今回は、連載記事の記念すべき第一回目のはじまりです。
「SPROUND」設立への思いや狙いについて、2社の発起人、日鉄興和不動産とDNX Venturesの代表の方にコメントを頂きました。
こうして「SPROUND」は始まりました。




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日鉄興和不動産  代表取締役社長 / 今泉 泰彦

企業のエネルギーは街の賑わいに直結します。そして、街の活力を生み出すためには人、情報、テクノロジーの集約が必要です。そこで成長著しいスタートアップに注目しました。イノベーティブな人材が集まり、情報共有して共に成長する。そのような場を提供することが今後のまちづくりにとって欠かせないファクターと考え、今回のプロジェクトを立ち上げました 。

スタートアップ視点で企業成長のノウハウを有しているDNXは、我々にとって最適なパートナーでした。DNXとはいろいろな意見を交わしました。そういったディスカッションを通じて、「SPROUND」のコンセプトを共有できてからはトントン拍子で話が進みました。成長した企業がホームタウンに帰るような感覚で、「SPROUND」にふらっと立ち寄り、新たなイノベーションの種が生まれると素晴らしいですね。

日鉄興和不動産は東京都心のプライムエリアにおいて「インターシティ」シリーズを代表とするオフィスビルや、「ホーマット」シリーズなどの外国人向け高級賃貸マンションを開発・賃貸する不動産賃貸事業と、分譲マンション「リビオ」シリーズに代表される不動産分譲事業を核として展開する総合デベロッパーです。




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日鉄興和不動産 / 金谷 貴央

昨今、オフィスに求められているのはただの働く空間ではありません。
特に未来のスタンダードを作るシードスタートアップにとって、オフィスは成長を実現できる場でなければならないと考えました。
不動産屋として空間を提供することは簡単ですが、それだけでは不十分。「知の還流」を実現する為に必要なことをDNXと突き詰めた結果が「空間の利用」ではなく「活動体への参加」でした。
活動体であるからこそ帰属意識が自然発生し、自身の経験・ノウハウを還元したくなる。そんな場をSPROUNDは目指しています。




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DNX Ventures / 倉林 陽

日本のスタートアップエコシステムは年々拡大を続けています。その中でB 2 Bスタートアップが注目を集めるようになったのはごく最近のこと。
昨今は大企業出身者、社会課題を解決したいと思っている志を持った経営者がB to Bのスタートアップをどんどん作るような時代にようやく日本もなってきました。「SPROUND」はそういった社会を応援する存在としてB to Bの業界を支援してきたいと思います。

これまで我々は投資先に、事業拡大の為に様々な 経営ノウハウ、テクノロジートレンド、組織の課題の解決方法、こういったことを投資先に提供してきて、再現性のある事業拡大の支援っていうことをやってきたんですけれども、この我々から投資先という流れに加えて、我々の投資先の経営者、彼らはそれぞれの分野で知見と経験を持っている人たちが多いのですが、彼らのノウハウを、横にも広げることによって縦と横の知の還流というものが生まれるというそういった場を作りたいということで「SPROUND」を作ることにしました。

DNX Venturesは、東京とシリコンバレーに拠点を構え、アーリーステージのB2Bスタートアップへ投資を行うベンチャーキャピタルです。エンタープライズテックからハードウェアまで様々な専門性を持つ、経験豊富DIRECTOR在籍。




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DNX Ventures / 上野 なつみ

SPROUNDが掲げている「知の還流」というコンセプトを実現するために、各社が組織的にも事業の側面においても成長できるよう多角的にサポートしていきたいと思います。
シード期ならではだと思うのですが、起業家やチームのメンバーが一人何役もこなす、その過程では分からないことだったりアドバイスを超えたいということも多くあると思います。
SPROUNDはイベントやワークショップを通じて学びの機会というのを提供しますし、横のつながりだとかオンラインコミュニティも提供しますのでこれを上手に活用して欲しいなと思います。



一年前に日鉄興和不動産とDNX Venturesとの協業からこのSPROUNDの事業は始まりました。そして完成するまでには、多くの方が参画や協力がありました。次回は「SPROUND」のクリエティブ・設計に携わった作り手たちの声を紹介します。

(文:塩野清雅)

映像のリンク:https://vimeo.com/462331990

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