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SDGsについて5

今回は7と8の目標を見ていきます。

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
『すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する』
というものです。
今の日本ではエネルギーの確保はできていますが、
クリーンかどうか?世界的にはどうかという部分はまだまだだと思います。
それでは、ここには5つの指標があるので、
見ていきたいと思います。

7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
7.2 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
7.a 2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
7.b 2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国の全ての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。

以上の5つになります。
個人で出来ることは限られていますが、車の運転の方法などは出来ると思います。急加速、急発進などの燃費効率の悪い運転を辞めたり、必ずしも車が必要でなければ違う手段で移動してみたり、燃費の良い車に乗ったりということなら出来そうですね。
高額ですが太陽光発電を自宅に取り入れることも考えられますが、
なかなか簡単なことではありません。
また、個人では出来ないことも団体と行っている組織の支援ということなら出来ることはあるかもしれません。

8.働きがいも経済成長も
『すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する』
働くというのは、働き甲斐や人間の成長にも関わりますし、貧困などの他の課題にも密接にリンクしています。
また、経済成長のために他の目標が遠のくということも考えられます。
12の指標があるので、実際に見ていきたいと思います。

8.1 各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。
8.2 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。
8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。
8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。
8.6 2030年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。
8.7 強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終らせるための緊急かつ効果的な措置の実施、最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅を確保する。2025年までに児童兵士の募集と使用を含むあらゆる形態の児童労働を撲滅する。
8.8 移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。
8.9 2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。
8.10 国内の金融機関の能力を強化し、全ての人々の銀行取引、保険及び金融サービスへのアクセスを促進・拡大する。
8.a 後発開発途上国への貿易関連技術支援のための拡大統合フレームワーク(EIF)などを通じた支援を含む、開発途上国、特に後発開発途上国に対する貿易のための援助を拡大する。
8.b 2030年までに、若年雇用のための世界的戦略及び国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。

以上の12になります。
どれも個人レベルで出来ることは難しいですね。日本では、働き方改革や若年層などの就業支援などを行っている企業もあります。また、地方の文化振興という点ではボランティア団体などとの協力やお手伝いも出来ると思います。
まずはそういった活動を知ることから始めていくことが大切かもしれません。

今回は、7と8の目標を見ていきました。この二つは個人レベルでの取り組みは難しいと感じましたが、
他の目標ともかなりリンクしていきます。
個人で出来ることよりも協力して出来ることを探していく方がいいかもしれません。
次回は9と10を見ていきます。

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