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HSP教員が教育現場で輝ける理由。

こんにちは。暑さ爆発してますね。息子は今日、夏休みがあと1週間ということに気付き呆然としていました。先生方もあと1、2週間という方が多いと思いますが、できるだけ仕事を忘れる日をとって活力を養えますように。(内向型の人は1人の時間を、外向型の人は親しい人とドライブでもしながらじっくり語らう時間がとれるといいです)(もちろん感染症対策しながらですね・・)

さて、やっとここまで来ました!「HSP教員は教育現場で最高に輝ける」をやっとまとめます。刺激へのアンテナが非HSPの10〜100倍と言われるHSP、忙しい職場ではあっという間に疲弊してしまいます。それでも、HSPだからこそ教育現場に貢献できる事がたくさんあると思っています。自然にやっていることが多いと思うので、ぜひ強みを意識し強化していってほしいと思います。何か1つの分野でも周りから一目置かれることがのびのび働けることに繋がります!

①生徒の気持ちに寄り添える 

共感力の高いHSP。生徒の気持ちに寄り添いながら話を聞くのは大得意。子供時代に「自分の話を聞いてくれた」大人がいることがどれだけ支えになるか・・。自分をまるごと受け入れてくれたと生徒が感じたら、一生心に残る教員になれます。反抗的な生徒ほど聞いてもらいたいことがたくさんあるものですよね。この人は聞いてくれる、と思われたらもうそれは絶大な信頼。信頼できる先生は学校に1人いればいいと言われますが(できれば全員信頼に値する先生であってほしいですが)、HSP教員はその1人になれると思います。話を聞くのが得意だと思う人はぜひスキルアップを!「傾聴」の技術を学ぶことをおすすめします。(私のおすすめはゴードン・メソッドの「教師学講座」です。理論を学び、スキルを練習しながら学べるワークショップ。お金の時間はかかりますが教員なら一度受けて損はないです。)

そして、HSP教員は一方的な指導や授業をしないと感じています。聞き手の気持ちがわかるので、聞き手と温度を合わせながら対話をすることが当たり前にできるからです。(生徒が眠そうなのにより眠くなりそうな話はしない、など。)一方的な授業は時代遅れとなっていき、対話重視の授業が主流になっていくだろう昨今。生徒の雰囲気や意見を汲み取りつつ授業ができるHSP教員が、今後ますます授業で真価を発揮するでしょう。

②人間関係を把握し立ち回るのが得意

洞察系HSPが特に得意とする人間関係の把握。学校現場は教室、職員室、部活、PTA活動など、人間関係が何重にも折り重なる場所。そのようなところで「この情報は教頭に入れておいたほうが良さそうだ」「この後輩くんにはこれ教えておいたほうがいいだろうな」「少しの怪我だけどこの保護者には電話しておこう・・」等、このようなことに自然と気付けるのは才能です。まさに現場の潤滑油。様々なタイプの人間が集まる学校だからこそ、全体が見えてしかも流れがよくなるように動ける人、本当に貴重なのです。もし「おせっかいかも・・」「これは私が首をつっこむことじゃないかも・・」と頭によぎっても、直感は大体正しいです。あなたの一言を待っている人はたくさんいます。えいやっ、と伝えてみると意外なほど感謝されますよ。

③授業展開や説明が的確

①でも触れましたが、HSP教員は経験を積めば積むほど授業がうまくなると思います。生徒の好みの把握が得意ということもありますし、授業のゴールから逆算してどのような展開にすると生徒に内容を印象付けられるか、ということが勘でわかります。(特に洞察系HSPの人。)授業は展開が命。LIVEである授業で、生徒の様子を見ながら臨機応変にやることを変えるのも得意です。(私が実践してきた英語の授業についてはいつか別でまとめます。)また、毎年同じ授業をするということはこちらが先に飽きてしまうので(HSS型だと特に)、常に工夫を凝らしていくでしょう。いつも授業のアイデアに対してアンテナを張っていて、新しい方法を取り入れることにも抵抗ない人が多いと思います。授業が楽しいということは生徒が先生に一番に求めること。どんどんスキルを磨いて自信にしましょう!(働きすぎには注意)

④壮大なビジョンを持ち愛情深い人が多い

良心的な人が多いHSP。目の前の生徒のために何ができるかを常に考え、日本の教育を案じ、葛藤を抱える人も多いと思います。でもその葛藤こそが愛情の証拠。「子供は勉強が仕事」「今苦労しないと将来苦労するよ」等の昭和的スポ根なセリフ、HSP教員はほとんど言わないのでは。一方的にぐいぐい大人の事情や世論を押し付けるのではなく、生徒の幸せを考えた働きかけをする人が多いと思います。

HSP教員は自分が育った環境に影響を受けやすいものの、それでも持ち前の直感でこれからの時代に合った教育を構築していくことができます。古い時代の良いところ、新しい時代に目指すべき方向をうまくMIXすることができるのが深い処理の得意なHSPなのです。壮大なビジョンは実現が簡単ではありませんが、深い愛情ゆえ様々な方向から粘り強く、自分の望む世界に向けて現状を変えていく力があります。

以上、私の考える「HSPが教育現場で輝ける理由」でした。HSPもHSS型、HSE、共感系、洞察系と様々なので一概に語るのは難しいかと思いますが、敢えてひとくくりにして書いてみました。生徒に寄り添え、流れを読むのが上手なHSP教員、これからの変化の時代にぜったい必要な存在だと思っています。

とはいえ、ハードワークすぎて潰れてしまっては元も子もありません。自分の幸せがのびのび働く前提条件。ただでさえ疲れやすいHSP、過酷な学校現場で、どうしたら「ちょうどよく」働けるでしょうか。次はHSP教員がこれらの強みを教育現場で活かせるようになるにはどうしたら良いか、ということについて書く予定です〜。

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