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NY在住9年目 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

今日は”ココロノマルシェ”に寄せられた、ユキヤナギさんの質問に
お答えします。

⇩こちらが質問です

一年前にお互い50代バツイチで再婚しました
アプリの出逢いで夫が私に一目惚れというありがたい結果で、とても良い方です

私は子供の頃はから虚弱体質で風邪をひく
インフルエンザには毎年なる
更年期の影響もあり、パニック障害や過敏性腸症候群もあり、一度体調を崩すと3日は家事ができなくなります

夫は気にしなくていい、それよりも早く良くなってくれればいいといつも優しいです
夫が居てくれるのは心強いし
一人で頑張らなくていいと思うとありがたいのですが
家事ができないのが申し訳なくなり自分を責めてしまう事もあります

前の結婚相手がモラハラだったり
その後の相手が不倫だったり
全てを知った上で私を幸せにする、守るという夫には感謝しかなくて
体調不良でもフルタイムで仕事をしていた私を夫は知っているので
無理はしないでと言われています

私はこの夫に甘えてしまいますし
甘えたいのですが
体の弱い自分の申し訳ない気持ちも無くなりません

私が傍に居てくれるだけでいいと言う夫
その夫に感謝を日々伝えていますが
体の弱い私が夫に何かできることはないか?と思ってしまいます

体調の良い時は家事を頑張りますが
私は夫からの愛情を受け取ればいいのでしょうか?
セックスの時はお互いに与え合い、受け取りあいをしていると思います
夫の事が可愛くて仕方なく母の様な気持ちになります

夫は私の事を大人と子供両方持っていて
色々な顔がある
凄く温かい
今まで感じた事がないと言います

私も夫には少年と大人を感じて
とても優しいと思います

私が夫に出来ることを日々考えています
ハグ、キスなどのスキンシップも含めて
夫の負担にならないように

私は虚弱体質だと思う必要はないのでしようか

ユキヤナギさん

ユキヤナギさん、ご相談ありがとうございます。

何て愛のある素敵なご主人なのでしょう、、、

しかし、そんな素晴らしいご主人を引き寄せたのは、ユキヤナギさんご自身です!
だから、ユキヤナギさんは、きっとさらに素敵な方に違いありません!

>私は夫からの愛情を受け取ればいいのでしょうか?
はい、そうです!

>体の弱い私が夫に何かできることはないか?
沢山あります!すでになさっています!

ユキヤナギさんはご主人に与えたい気持ちを強くお持ちですね。
実はすでに、ユキヤナギさんはご主人に沢山与えていらっしゃいます。
与えていないことが問題なのではなく、与えていることにご自身が気づいていないこと、が問題のようです。
まずはそこに目を向けてみたいと思いました。

そして、ユキヤナギさんは既に「与える」ことに関しては、実は十分会得していらっしゃるので、次は、「受け取る」ことにフォーカスしたいと思います。ここでお姫様マインドを獲得できたら、鬼に金棒ですね。

すでに与えている

ユキヤナギさんはすでに、ご主人に沢山与えていらっしゃると思うのです。

>その夫に感謝を日々伝えていますが

>セックスの時はお互いに与え合い、受け取りあいをしていると思います
>夫の事が可愛くて仕方なく母の様な気持ちになります

>私も夫には少年と大人を感じて
とても優しいと思います

>私が夫に出来ることを日々考えています
ハグ、キスなどのスキンシップも含めて
夫の負担にならないように

決して一方的にご主人から受け取っているだけではなく、
ユキヤナギさんはご主人に日々感謝を伝えていますし、大きな愛を注いでいらっしゃいますよね。

>私が傍に居てくれるだけでいいと言う夫
>その夫に感謝を日々伝えていますが
>夫の事が可愛くて仕方なく母の様な気持ちになります

ご主人にとっては、ユキヤナギさんの存在そのものが、感謝なのですね。
と言われても、ユキヤナギさんにはあまりピンとこないかもしれません。

>夫は私の事を大人と子供両方持っていて
色々な顔がある
凄く温かい
今まで感じた事がないと言います

ユキヤナギさんの母親のような温かさ、これも、
きっとご自身から自然と醸し出されてくるものなので、
ご自身ではあまりに当たり前すぎて、感謝されるにも及ばない、
と感じているのかもしれません。

自分の価値を受け取ることの難しさ

>体調不良でもフルタイムで仕事をしていた私を夫は知っているので

ユキヤナギさんは、とても頑張り屋さん、努力家なのだとお見受けします。
欲しいものは努力して勝ち取る、努力するのが当たり前、という人生を送ってこられたのかもしれません。だから、わたしの存在そのものが感謝、無理しないで、と言われても、受け取ることが難しいかもしれません。

>家事ができないのが申し訳なくなり自分を責めてしまう事もあります

ユキヤナギさんにとって、ご自分の価値は、家事などのハード面で計り易いようですね。一方で、いてくれるだけでありがたい、今まで感じたことのないような温かさを得られる、というソフト面の価値には、ご自身自分なかなか気づいていないようです。

セッションでは、ユキヤナギさんの幼少期や、ご家族との関係についてもお伺いしたいと思いました。

例えば、幼少期から自立しなければいけない環境で育つと、子ども時代にやっておくべき「面倒を見てもらう」「甘える」などの行動が不足してしまうので、大人になってからも「受け取る」「頼る」などが苦手になるからです。

また、厳しいご両親のもとで育てられて、どんなに頑張っても褒めて認めてもらえなかった場合、ご自分の価値を認めることが難しくなることがあります。

>私はこの夫に甘えてしまいますし
甘えたいのですが
体の弱い自分の申し訳ない気持ちも無くなりません

甘えることにOKを出すこと、これがユキヤナギさんがさらに幸せになる鍵となると思います。

受け取ることにOKを出すためには

では、どうしたら受け取ることができるようになるのでしょうか?
一番大切なのは、ユキヤナギさんご自身の、受け取ることに対するコミットメントです。
それは、日々の生活の中で、次のことを心がけてみてください。

・私の心の声を聞いてあげる。(=自分を大切にする)
・自分のわがままや甘えを許してあげる。
・与えることよりも、受け取ることを意識してみる。
・感謝と愛情をもっと表現してみる。

セッションでは、さらに、受け取ることのイメージワークも効果的でしょう

愛の伝え方

受け取ることにおいて重要なのは、感謝と愛情を表現することです。
ここでは、愛の表現方法について触れたいと思います。

米国の結婚カウンセラー、ゲーリー チャップマンの大ベストセラー
「愛を伝える5つの方法」(原題:5 Love Languages)で、
5つの愛の言語について書かれています。

Words of Affirmation「肯定的な言葉」=言葉で伝える愛
Quality Time「クオリティ・タイム」=2人の時間を過ごすことで伝える愛
Receiving Gifts「贈り物」=プレゼントを贈ることで伝える愛
Acts of Service「サービス行為」=家事を手伝うなどで伝える愛
Physical Touch「身体的なタッチ」=ボディタッチで伝える愛

ユキヤナギさんのご主人の愛の主言語はどの表現方法でしょうか?

「自分がされて嬉しいことを相手にすることが大事」と思いがちですが、
自分とパートナーが違う愛の言語の持ち主の場合は、必ずしも効果的な愛の伝え方ではないようです。

例えば、一緒に過ごす時間を最も大切とする「Quality Time」がご主人の愛の主言語である場合、ユキヤナギさんがどんなに家事を頑張って愛を伝えても、必ずしも効果的とは言えません。そのせいでふたりの時間がとれず、
かえって不満となり、いわゆるすれ違いとなります。

ご主人に適した表現方法で愛を伝えることも、
ユキヤナギさんがご主人に与えることができる、大きなひとつです。


さらに深く、ご自分について見つめていきたい場合には、ぜひカウンセリングをご利用ください。一緒に取り組んでいきましょう。

カウンセリングはこちら

ご相談ありがとうございました。

ご感想などは、下記のコメント欄、またはこちらより頂けると嬉しいです。

また「私の場合はどうなのかな?」「私も相談したい!」という方は、
こちらよりお問い合わせください。

心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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