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ManaのStory メルボルン③

 僕らがバリスタという仕事に挑戦したメルボルン。この街では大小様々なカフェが中心街や郊外の至る所に点在しています。メルボルンのカフェは市民にとって、出勤前の一杯、散歩の帰りや朝の日課、友人や家族同士のランチ、ビジネスミーティングの場であったりと生活の様々なシーンに溶け込んでいるのが印象的です。


 そして数あるメルボルンのカフェカルチャーの中でも僕たちが大好きな所が、個性豊かなカフェがそれぞれ独自のカルチャーを発信している点です。もちろんコーヒーが美味しかったり、カフェが身近な存在だったり云々もあるのだと思いますが、メルボルンのカフェって何がそんなに良いの?と聞かれたら、僕らは迷わずこの点を答えると思います。
 

  無数にあるカフェはどれも個性的です。アートが散りばめられた個性的なカフェや、何種類もコーヒーの淹れ方があり味や豆のクオリティやにとことんこだわる名店、オーガニックでサステナブルなフードやドリンクが自慢のカフェなど、それぞれが自由に自分たちのユニークなカルチャーを表現しています。こんなにたくさんカフェがあるのに、その中で人気のお店は自分たちの表現したい価値観がしっかりあって、独自のユニークなカルチャーを発信しています。


 カフェこそがメルボルン全体のカルチャーを作っていく中で大きな役割を担っており、それらが深く街に溶け込んでいる。そしてそれらはとても先進的でそれこそがメルボルンのカフェカルチャーのいちばんの魅力であると思っていて、僕たちはそれ以上に単純に凄いなあとか楽しいなとか、時には感動したりしていたのです。メルボルンでのカフェ体験から、僕らも僕ら自身が表現したい大切にしたい価値観をしっかり持とう、そしてそれを自由に発信していこうと考えるようになりました。


 僕たちなりの目線でメルボルンのカフェについて解釈してきたのですが、きっと視点は人それぞれで、いろんな見方があると思います。メルボルンが一番だとも思っていないですし、世界中のカフェの街を見たわけでもありません。そして僕たちは日本のカフェや喫茶店カルチャーも大好きで、日本で飲めるコーヒーは負けず劣らずめちゃめちゃ美味しくて大好きです。日本、メルボルンそれぞれに良いところがあって面白いなと思っています。

 
 メルボルンでの生活とここで得た経験や学び感じたことは、ニュージーランドでの体験と併せてこれからのManaの2人が表現していくこと、そして僕ら自身の生き方や価値観にとても大きな影響を及ぼしていきます。そういう意味でメルボルンも僕らにとって忘れられない特別な場所になりました。


 以上長編でしたが、ManaのStoryメルボルン編終了です。ここまで読んでいただいてありがとうございました。ManaのStoryは実はもう少し続きます。次は”Mana”という言葉の由来について。僕らがとても思いを持っている部分なのでぜひお伝えできればと思います。

次回に続く。


WE SPREAD MANA OVER THE WORLD.