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私の苦手克服法

ども、つぼたです。
皆さんは苦手なものはありますか。

先日、友人たちと一緒に「森、道、市場」に行きました。そこで遊園地のウォーターシュート(急流すべり/フリュームライド)に乗ることに。メンバーの中の2人が「怖い怖い」と言いながらも一緒に乗ってくれました。

後ろの二人が叫びまくってます(撮影はまーちん

実は私も高所恐怖症ですし、落ちる瞬間の浮く感じも得意ではありません。ですが乗ろうと思えば普通に乗ることが出来るようになりました。少しずつ楽しめるようにもなってきました。その友人たちと「苦手なもの」に関して話していると「そういえば私は苦手なものだらけだったな」と思い出しました。

野菜や焼き魚、コーヒー、炭酸飲料、ホラー映画、高所、集合体、人前に立つことやプレゼンテーション、初対面の人……すべて苦手でした。ですが今では苦手ではなくなっているもの、好きになっているものがたくさんあります。苦手なものをどうやって克服してきたのかを、体験ベースで紹介しようかなと思います。苦手を克服した人は同じことをしてるんじゃないかなと思うので、今回の内容は特別な内容ではないと思います。

※ 注意点として治療ではないので「アレルギーで食べられない」や「気持ちの持ち方で治らないもの」や「体質的に受け付けないもの」に対しては行わないでください。私もアレルギーお化けですが、アレルギーは気持ちの持ち方では治りません。

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克服法1:慣れ

私は子どもの頃、焼き魚や野菜を中心に苦手な食べ物がたくさんありました。外食しても和食のお店では食べるものがほとんどない。当時はもっと美味しいもののあるお店に連れて行ってよ、と思っていました。

写真は鮒鮨です。

そんな子どもでしたが、中学〜高校の6年間お弁当で、毎日母がお弁当を作ってくれていました(とても感謝しています)。母はお弁当を作る時のルールとして「必ず10品入れる」と決めていたらしく、お弁当の中はギュウギュウにおかずが詰め込まれていました。私は苦手な食べ物が多かったので、10品もあれば必ず苦手なものが入っています。

母にルールがあったように、私にも「出されたものは(腐ってなければ)食べ切る」というマイルールがありました。「必ず10品入れる母 vs 全部食べ切る息子」というのを6年間やっていると、苦手なものに慣れていき、いつの間にか苦手なものが苦手では無くなっていました。母の完全勝利です。

コーヒーも昔は飲めませんでしたが、大学受験のために入った画塾(がじゅく/デッサンを学ぶ塾)の休憩時にブラックコーヒーが出され、無理やり飲んでいるといつの間にか飲めるようになりました。炭酸飲料も、大学時代に友人とカラオケに行くと勝手に人数分ジンジャーエールを頼む友人がいて、慣れていきました。

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克服法2:慣れ+コツ

子供の頃から大勢の前に立つことは大嫌いでした。高校では選択授業で「音楽(音楽・美術・書道の中から選択)」を選択しており、20〜30人くらいの前で歌う時に緊張しすぎて手足が震え、声が裏返ったのを覚えています。あれはトラウマ体験でした。

そんな私が入ったのは美大のデザイン科。デザイン科では必修授業の評価基準の大半がプレゼンテーション。つまり前期が終わる時に3〜4、後期が終わる時にも3〜4くらいのプレゼンがあるのです。もちろん人前で話すプレゼンは大嫌い。高校のトラウマが蘇ります。そこで教授の一人に「プレゼンが苦手だ」と相談に行きました。すると「大丈夫」と言われ、半ギレ半泣きでプレゼンに備えることに。カンペをガッチガチに作って読みましたが、頭は真っ白で自分で何を話しているのかも分からなくなる程でした。

人数に関係なく人に注目されるのが苦手でした。

しかし、何度も何度もプレゼンをして少し慣れていくと同時に、私はカンペを読むと「文字を追うのに必死で余裕がなくなる」ということに気がつきました。そこであえてカンペには「話す内容を箇条書き」にすると余裕が出てきました。その結果100人以上集まる卒業制作も無事プレゼンできました。

今ではスライドを作り、スライドの中に話す内容をある程度入れることでスムーズにプレゼンをこなすことができるようになっています。いまだに大人数の前に立つと手が震えますが、かなり克服できてるんじゃないかと思います。

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克服法3:段階を踏む

私は小学生の頃に映画「リング」を観てトラウマになり一週間くらい落ち込み、その間は楽しいことがなかったのを覚えています。ですが、今はホラー映画は山ほど観ています。では、どうやってホラー映画を観られるようになったと思いますか。

私が最初に手を出したのは「ゾンビ映画」です。映画にハマってから多い時は月に30本観ることもありました。仕事が終わってから観るのであまり時間がありません。そこで手を出したのが90分程度の時間で終わるアクションやホラーです。ゾンビは物理的な存在だし、日本は土葬じゃないのでそれほど怖くありません。

ずーっとゾンビ系の映画を観てると全然怖くなくなってくるのです。自分でも怖さが薄れていくのを自覚していて「じゃあハリウッドのホラー観てみよう」となりました。欧米のホラー映画は幽霊も物理攻撃をしてきます。テレビを投げつけてきたり何故か噛みついてきたり。これもずっと観てるうちに「物理攻撃してくるなら対処できんじゃないか」という身も蓋もない考え方になっていきます。ビックリはするけど……うん、それほど怖くない。

スティーブン・キングのホラーも好き。

よし、ここまできたらジャパニーズホラーだ!と日本のホラーにも手を出しました。正直日本のホラーは怖いです。でもここまで怖いものをたくさん観てきて、怖さの中に面白さや情緒を感じるようになりました。今では日本のホラーも観ます。これは克服できたと言えます。

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克服法4:成功体験

私は元々人見知りが激しく、初対面の人とは何を話して良いのかわからないし、新しい人とは会いたくないという気持ちが強かったです。

ですが、就職で上京したタイミングでそうも言ってられなくなりました。滋賀県在住・京都の大学出身の私は東京に知り合いがほぼいません。知り合いは大学のクラスメイト1人、企業インターンで知り合った1人、SNSで知り合った1人、会社の同期6人の9人。同期の中でプライベートで会うのは2人だったのでほぼ5人。休日遊ぶ人は限られます。

そんな時、SNSで知り合った友人Tさんが「友人がカフェで写真展を開くらしくて、そのオープニングパーティに一緒に行きませんか?」とお誘いしてくれました。

その時のオープニングパーティ

その友人Tさんと恵比寿駅で待ち合わせをしてカフェに行くことになりました。駅で待っていると「残業で2時間遅れる」との連絡が。2時間待つとオープニングパーティも終わってしまいます。帰るか、待つか、行くか……思い切って知らない人ばかりが20人くらい集まるカフェに突撃することにしました。側から見たら完全に部外者です。到着して代表者Nを探して挨拶。二次会まで参加したところで友人Tが合流。
そこからその代表者Nは友人となり、一緒に遊んだりイベントをやったりと長い付き合いになりました。この体験は人見知りでも動けばなんとかなる!という成功体験になりました。そこから初対面の人は「怖い」ではなく「どんな人なのだろう」という興味に変わっていき、人見知りではなくなりました。

今では「苦手な物」は「普段避けている」から、新しい体験につながるんじゃないか?と、あえて苦手だからこそやってみようということもいくつかあります。

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克服できなかったもの

その反面、頑張ってやったけど克服できなかったものも存在しています。
・スケジュール管理
・お金の計算(見積もりや請求)
・忘れ物
・食品の賞味期限の把握
です。これらは私にとって頑張ってなんとかなる問題ではありませんでした。半ば諦めています……でも、ただただ諦めて終わるのは悔しい。転んでもタダで起きないのがつぼた。デザインの知見を活かしさまざまな解決策を編み出しました。それに関してはまた別のnoteを書きたいと思います。

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SPOT DESIGN 坪田将知

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