営業の神様

1.営業力という才能

営業という職種は若い人には時にあまり好まれない職種となってしまったようですが、我らフリーランスを含め、経営者にとっては広義の意味での「営業力」は生存競争において必須の科目ですね。
私も正直、他人様に多く語れるような営業力をもたないものですから、ここでは「営業力」を分析して、いかにそれを克服すべきかを考えたいと思います。
では、営業の才能はどのようなスケール(もの差し)で測れば良いのでしょうか?
これは「これまでに会った凄い営業力を持った人達」の特徴を分析すればよいのではないかと考えました。

2.営業の才能のスケール

私なりに分析し、次のように分けてみました

自分に寄せてゆくタイプ⇔相手に寄せてゆくタイプ
観察・言語・論理中心のタイプ⇔共感・感情・感覚中心のタイプ

自分に寄せてゆくとは、自分の魅力や特徴で相手を魅了する方向性ですね。
相手に寄せてゆくとは、自分を相手に合わせてゆく方向性です。
観察・言語・論理中心のタイプとは、①相手をよく観察し②行動や態度から仮説をたて③その仮説に基づいて相手を魅了する方向性ですね。
「人は、この人は私のことを判っている、あるいは判ろうと努力している人を好ましく思う」という心理に対応するものです。
共感・感情・感覚中心のタイプとは、論理ではなく、本能的に好ましいと思う心理や「人は自分のことが好きな人が好きになる」という心理に対応すると言えるでしょうか。

3.タイプ別4象限

このスケールでタイプを4つに別けると
Ⅰ;芸人タイプ(言葉や論理で相手を自分に引き寄せる)
Ⅱ;芸能人タイプ(見た目の美しさや態度の可愛さで相手を引き寄せる)
Ⅲ;メンタリストタイプ(相手の言葉や論理を引き出しそれに合わせる)
Ⅳ;営業の神様タイプ(相手とほぼ同一化・一体化してしまう)
という感じでしょうか

4.営業の神様

この基準で、自分はどの位置にあるのか?どのような能力を磨くべきなのかが判りますね。私の場合は「自分に寄せすぎ、共感が足りなすぎ」といったところでしょうか。
しかし、今まで私が出会った中で一番は、営業の神様です。彼は「言葉が上手い訳でもなく、見た目や態度が飛びぬけて素晴らしい訳でもないのに、ああ、この人のためなら、買ってあげようかな」と思った人です。
今思い返せば、彼との会話の心地よさは、呼吸のリズム、心臓の鼓動、筋肉の動き全てが自分と同じように合わされていたように思います。
これって、凄いことだと思いませんか?

まあ、プロの詐欺師だったんですが。

少しトラブルがあって、旧アカウント消して新たに再出発。以前のアカウントフォローされていた方🙇。今度はゆっくりやります。