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私目線で紹介!パラリンピック競技 #7 車いすラグビー 【連載】

みなさん、こんにちは!パラスポーツをこよなく愛するあいあーです。ブランドサッカー、アーチェリーの紹介でスタートをした普段は取り上げられる事が少ないパラリンピック競技について紹介していく【連載】企画

7回目となる今回は車いすラグビー!

1. 車いすラグビーについて

1)競技概要

2000年のアテネパラリンピックから、正式種目としてパラリンピックに採用されている競技です。バスケットボールと同じ大きさのコートを使用し、4対4で競技を行います。1試合8分間ピリオド、第4ピリオドまで行われます。

2)クラス分けについて

前回紹介をした陸上競技のように障がいの程度ごとにクラス分けがされるわけではないのがこのチームスポーツの特徴です。しかし、障がいの重さに合わせて、一人一人に持ち点(0.5点~3.5点)が付与され、コート内の4人持ち点が8点以内に収まるよう、ルールが定められています。持ち点の分け方については、ちょっと複雑なのでまたどこかで・・・(笑)
車いすラグビーは男女混合種目となっており、コート上の4人の選手のうち女子選手が含まれる場合、1人につき0.5点の追加ポイントが許可されています。

※クラス分けとは※
障がい者スポーツには、障害の程度による競技性の公平性を考慮し、「クラス分け」というものがあります。クラス分けの方法は、国内基準、国際基準、その年の国際大会などにより分け方が異なるため、日々のアップデートが必要です。

3)特徴

パラリンピックスポーツの中で、唯一車いす同士のタックルが許されている、見ている側もハラハラドキドキのスポーツです!また、大きな特徴は「攻撃型」の車いすと「守備型」の車いすがコートの中を駆けまわり、まるで戦車のごとく相手に正面からぶつかっていくその音に驚きです。
また、握力の弱い選手らは、それを補うためにグローブをはめ、テーピングをし、さらに滑り止め用の松やにをつけたり、競技に入るための入念な準備もぜひチェックしてみてください。

4)注目選手

車いすラグビー日本代表は、近年目覚ましい成績を上げており、前回のリオ大会でも銅メダルを獲得しているなど、注目競技です。中でも日本の絶対的エース、池崎 大輔選手に注目です!病気の影響により、左右の握力がないという池崎選手ですが、コート上ではスピードスターといわれるほどの、速攻と、パスの正確性が武器だと、以前実際に試合を観戦した際に感じました!戻りも速く、攻守の要となっている注目選手です!

(参考 https://www.parasapo.tokyo/topics/26799 2021年3月15日参照)

2.あいあー推しポイント

私の推しはとにかく「タックル」です!タックルの影響で、タイヤがパンクするなんてこともしばしば・・・試合中に会場に鳴り響く金属音が聞こえてくることもそうですが、真正面で受けるタックルは、そこら辺のアトラクションよりも絶叫できます。(筆者、実はイベントでタックルを受けたことがあります。)正面からくる車いす、後方に吹っ飛ぶのはもちろんなのですが、意外と車いすに体が守られていて、なるほど、これなら思いっきりタックルできるし、受けられるな、と。不思議な感覚になりました。
ぜひタックル、受けてみてください(笑)

3.どんな事が車いすラグビーを通じて学べるか?

激しい競技のため「マーダーボール(殺人球技)」とも呼ばれる本競技ですが、出場選手はみな上肢にも障がいのある、いわゆる重度の障害の選手がほとんど。めちゃくちゃマニアックですが、上肢障がいのある選手が、どうやってあの重たい競技用の車いすを華麗に操作しているのか本当に興味深い競技です。選手個々人の工夫がたくさん組み合わさっており、事前に個人選手の事を勉強しておくと、試合中の動きにも「なるほど!」がたくさん見つかるので、より面白く観戦できると思います!

次回もお楽しみに!

これまでのパラリンピック競技の紹介#1 ~ からの記事はこちらから

(Top写真提供 = Travability Images / Shutterstock.com)

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