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スポーツ組織のコミュニケーションに影響する三つの特性

「スポーツに関わる“常識破り”の価値を広めて、常識にする」を胸に、仕事をしています。

この「スポーツPR ミニミニ講義の実況中継」は
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「前例がない」「できるわけがない」「それはきれいごとだ」
などの声に負けずに挑戦している方に、ヒントになる考え方を伝えること
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を目的として、週に2,3本のペースで更新する

・スポーツ関連事業を行っている企業・組織で働く方
・スポーツ関連ビジネスの個人事業主
・現役アスリート、元アスリート

向けの短い講義です。
スポーツとは関係のない広報担当者から「スキ」をもらうこともあります。

なぜ、スポーツに関わる“常識破り”の価値を広めて、常識にしたいのか。

私はスポーツ記者を13年、その後、PR業に立場を変えて8年と、伝える仕事を20年以上続けています。その中で、言語化や仕組みづくりを進め、組織や個人が大切にしている理念が広まれば、“常識的にはありえない”ことも実現する場に立ち会ってきたからです。

例えば、私がかつて広報担当を務めた日本ブラインドサッカー協会は、前例のないスポンサーシップを行ったり、競技の価値を活かした教育プログラムや企業研修を開発し、言語化と仕組みづくりで、それらの価値が広まって、何万人もの人の心を動かすものとなりました。

この連載は、忙しいあなたが、3分以内で手軽に読んで変われるよう、ギュッと凝縮しています。価格以上の大きな効果につながる内容にしています。
移動中に読んでもいいですし、定期的な学びの時間として使って頂いてもいいです。あなたに合うスタイルでお楽しみください。

今回のテーマは「スポーツ組織のコミュニケーションに影響する三つの特性」です。


スポーツ組織のコミュニケーションに関する説明の続きです。


今回の話は、Strategic Sport Communication(Paul M. Pedersen (著), Ph.D. Miloch, Kimberly S. (著), Ph.D. Laucella, Pamela C. (著)、2007年)という教科書の125ページにある表およびその前後の文章を参考にしています。


組織の運営において、コミュニケーションは欠かせないものです。その一方で、組織の構造がコミュニケーションに影響する側面もあります。今回はその構造の三つの特性についてお話します。

一つは、組織内のフォーマルな関係性です。
上司と部下あるとか、担当する部門であるとか、役割であるとかは、きちんと決められた関係性です。それには、経験や力関係のようなものも含まれます。業務命令や会議のような公の場で見えているものとも言えます。

もう一つは、インフォーマルな関係性です。
インフォーマルとは、非公式のことですね。立場に関係ない、個人的に仲がいいという人間関係があります。噂話とか、少し古い例えですが、給湯室や喫煙所で話される話が、非公式ですが、大事な情報が含まれていたりします。

最後の一つは、組織の文化です。
組織は、理念を掲げていることが多いです。それに付随する共通の価値観であるとか、行動規範がありますし、期間を決めた目標なども入ってきます。全員が理解している会社の歴史や逸話、習慣や儀式のようなもの、業界用語や社内用語もそうです。

次回からは、それぞれについてもう少し詳しく説明していきます。

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